ビジネス環境においてシステムには、パフォーマンス、信頼性、スケーラビリティが求められています。安定したトランザクションがビジネスを支えるといっても過言ではないでしょう。
Oracle Tuxedoは、クロスプラットフォームなクライアント/サーバー間において、高性能で高信頼なオンライントランザクション処理を実現するミドルウェアです。また、クラスタ構築を行うことにより高可用なシステムを実現します。Oracle Tuxedo ConnecterやOracle Joltと連携することにより、インターネットを経由したトランザクション制御が可能となります。小規模システムはもとより、大規模システムでも高いパフォーマンスを実現することができます。
Oracle Tuxedoの持つミドルレイヤをご紹介します。
Oracle Tuxedoは、HP-UX 、Solaris、AIX 、Windows 、Linuxなど対応しています。また、Oracle Tuxedoが提供するアプリケーションインタフェースと実行環境が各オペレーティングシステムの差異を隠しているので、ビジネスロジックはオペレーティングシステムの違いを気にせずクロスプラットフォームなシステム構築が行うことができます。たとえば、Windows環境で開発し、統合テストフェーズから本番運用マシンにアプリケーションをビルドするという効率な開発が可能です。そのため、ハードウェアを選定する際、特定のベンダに依存する必要はありませんえ。また、異種のハードウェアを混在させた分散環境においても、Oracle Tuxedoアプリケーションは柔軟に配置が可能ですので、コスト削減にもつながります。
業界標準に準拠しています。(ATMI、C、C++、COBOL、CORBA、XML)
Oracle Tuxedo は、クライアント/サーバー構成において、効率的な3層型アプリケーションモデルの適用することができます。これは、アプリケーションをGUI層、ビジネスロジック層、データベース層にセグメント化し、重要なビジネスロジック層をサーバーサイトに集約することができます。また、ビジネスロジックを高度にモジュール化できるため、独立性と再利用性が向上し、高生産性をもたらします。
堅牢な通信機能を実装しています。数千、数万規模のクライアントとサーバーとの通信を実現しているという実績が示す通り、Oracle Tuxedo は、高性能です。
トランザクションのピーク量や、スループットの変化に柔軟に対応することができます。また、複数の異なるマシンにわたってサービスを複製したり、リアルタイムのシステム負荷とスループットに基づいて追加のプロセスを自動的に発生させるように、システムをコンフィグレーションすることもできます。
分散アプリケーションをネットワーク全体に動的にレプリケートすることで、パフォーマンスを最大限に高め、可用性とスループットを実現します。アプリケーション、ネットワーク、ハードウェアおよびトランザクションの包括的処なモニタリング、リカバリ、およびロールバックの機能によって、データの整合性が保証されます。
利用可能なすべてのリソースに負荷処理を動的に分散させ、さらにOracle Tuxedoの堅牢な通信システムとキューへのトランザクション登録機能を利用することによって、あらゆるアプリケーションの処理能力を向上させることができます。
システムイベントおよびアプリケーションイベントを監視し、システムを再コンフィグレーションして性能を高めるための方法が用意されています。また、Oracle Tuxedoは一部を除き、システムを止めることなく、構成を変更できる管理インフラクトラクチャを持っています。
Oracle WebLogic Serverとの統合により、J2EE環境(Oracle WebLogic Server)とCOBOL、C、C++、CORBA環境(Oracle Tuxedo)を統合的かつ一環したアプリケーション基盤として利用することができます。
Oracle WebLogic Workshopが提供する「Oracle Tuxedoコントロール」 を利用することで、Oracle WebLogic Platformが提供する多様なコンポーネント(Portal、BPM、B2B、EAI)からOracle Tuxedoアプリケーションを簡単に呼び出すことができます。