提供機能 TerioCloud提供機能
TerioCloudの主要4機能
1.CADデータから高精度なPDFを簡単に作成
高精細、高精度PDFを作成
CAD図面の紙出図ノウハウを活かし、紙図面と同等のクオリティでデジタル図面を作成します。
ほとんどのCADからPDFを作成
プリンターフォーマットであるHP-GLに対応しているので、ほとんどのCADからデジタル図面の作成が可能です。DWGやJWWなどのCADデータからも直接変換できます。
ドラッグ&ドロップで簡単操作
操作は簡単、すべてドラッグ&ドロップ方式です。
DWGの多彩な変換設定に対応
モデル空間、ペーパー空間、サイズ、線幅情報などきめ細やかな設定が可能です。CTBやフォント、外部参照ファイルは自動的に収集するので面倒な作業は不要です。
2.タブレット端末で大判図面や大量のドキュメントを高速表示&加筆編集
タブレット端末で高速表示
大量図面やドキュメントを素早く閲覧
履歴一覧から図面の閲覧操作が可能
過去に閲覧した図面を直近10ファイルまで保管し、履歴リストから閲覧操作できる便利な機能を設けました。
フォルダー/ファイルを指定し同期、削除が可能
データを選んで同期、削除ができますので、タブレット内ストレージの効率的な運用が可能です。
加筆機能を使って分かりやすく情報を伝達
多彩な電子加筆機能で、紙図面にペンで加筆するイメージそのままの運用が可能です。記入者と日付も記録します。
・フリーハンド線、直線、マーカー
・文字(他社手書き認識ソフトとの連動可
・枠(矩形、円形)、塗りつぶし(矩形、円形)
・チェックマーク(レ・×・○マーク)、日付付加可能
3.タブレット端末で計測、通り芯表示、複数人で共有・統合、写真撮影
縮尺指定表示と計測、通り芯機能
図面の縮尺通りにタブレット端末に表示し、市販の三角スケールで直接計測が可能です。縮尺が分からない図面も図面内数値から縮尺セット可能です(特許取得済)。また、内蔵スケールでも計測可能です(特許取得済)。通り芯機能も標準で搭載しています。
カメラ機能で写真データと図面をリンク
タブレット端末に表示している図面データの任意の箇所をタップして写真撮影。その場で写真データと図面を簡単に紐付けすることができます。
図面の共有やメモ書きの統合が可能
図面に書いたメモ書きや写真を複数端末で共有できます。また、複数人で書いたメモ書きを統合することができます。
4.写真の切り出しと写真帳作成機能
エクセルで作成した写真帳フォームに出力
運用例【動画】
その他の特徴
特徴1:タブレット端末のメモリーやサーバーストレージが肥大化しない
独自技術でメモリーサイズを肥大化させずに高速化を実現
CADデータから作成するデジタル図面は、 紙図面印刷技術のノウハウを活かした紙図面同等のクオリティーでありながらタブレット端末のメモリーサイズや、サーバーのストレージサイズを肥大化させることなく高速表示を実現。
また、お客様がお持ちのTIFF図面など、ラスター系の図面も、独自技術でタブレット端末のメモリーサイズや、サーバーのストレージサイズを肥大化させることなく高速表示を実現。「タブレット端末内の他のアプリが動かない」、「頻繁にアプリが落ちてしまう」といった悩みはありません。
さらに高速化を実現する「高速表示」モード
CADデータから作成したデジタル図面の場合、その図面を構成する線分の数が非常に多くなると、タブレット端末での表示に"もたつき"が生じることがあります。
こういった場合はタブレット端末のアプリで図面毎に「高速表示」をオンすれば高速表示処理を行い、あらゆる図面を高速で表示することができます。
- ※「高速表示」オンの場合、タブレット端末のメモリーサイズはその図面に関し肥大化します。「高速表示」をオフにすれば、瞬時に元のデータサイズに戻り、メモリーを開放します。
- ※「高速表示」モードは、iPad専用機能です。
特徴2:権限管理とフォルダのアクセス制限が可能
ID毎に権限を設定。一つのIDに複数の権限設定が可能(以下は権限の例)
識別名 | 権限名称 | 機能 |
---|---|---|
TS0 | システム管理 | ID設定やプロジェクト設定、ログ管理などの管理者向け機能 |
TS0P | プロジェクト管理 | 自分が任されたプロジェクト内のユーザーとパートナーユーザー(外注先)を管理する機能(パートナーユーザーについてはID設定も可能) |
TS1 | 図書登録 | PCからサーバーへ図書データや写真を登録したり、取り出したりできる権限 CADデータをPDF/TIFF変換する場合もこの権限が必要 |
TS2 | 閲覧・加筆 | タブレット端末を使い、閲覧、加筆、写真撮影ができる権限 |
フォルダを使い分けてアクセス制限が可能
- 個人フォルダ(デフォルト)
- サインインした個人だけが利用できるフォルダ。他のユーザーには表示されません。 ID名がトップフォルダ名になります。
- 共有フォルダ(デフォルト)
- 共有フォルダはプロジェクト内に参加しているユーザー同士がデータ共有できるフォルダです。
- カスタマイズフォルダ(任意)
- TS0の権限を持つ管理者がプロジェクト直下に任意に作成できるフォルダです(複数作成可)。
- 共有するユーザーを選択することができ、ユーザー毎に「iPadの加筆可否(閲覧のみ)」権限を付与することができます。
特徴3:関連機能も充実
メモ書き更新時に特定者へメール通知可能
オンライン状態のタブレット端末から送信相手を選択し、図面に加筆更新した旨をサーバーからメールで通知できます。
ユーザーの最終ログイン日時確認機能
登録ユーザーの最終サインイン日時が確認できます。利用されていないユーザーIDを把握し、資源を有効活用できます。
ユーザーの利用可能期限設定機能
各ユーザーIDの利用有効期限を設定することができます。設定期限を超えたユーザーIDはサインインできません。パートナーへユーザーIDを配布する際、工期に合わせて利用期限を設けることができます。
利用状況確認
プロジェクトに設定されたストレージ容量上限と現在の利用容量や利用ユーザーID数を確認することができます。ストレージ容量やユーザーID数をリアルタイムに把握することができます。また、資源不足を事前に察知することができます。
プロジェクト状況確認
ドメイン内における全てのプロジェクト情報を一覧表示します。【権限:TS0】
システム管理者(TS0)はプロジェクト毎の利用ストレージ容量やユーザーID数などをリアルタイムに把握することができます。
特徴4:万全のセキュリティで安心の運用
クラウドとはすべてSSL通信
「TerioCloud」では、お客様のPCやお客様のiPadと通信を行う際、クラウドサーバー内の「TerioCloud」の出入り口となるWebサーバーと、お客様の端末との間で、直接SSL通信を行いますので、インターネット上でデータが漏えいすることはありません。
iPadからデータを抜くことはできない
「TerioCloud」への図面登録や「TerioCloud」からのPDF取出しは、PCユーザーの 「図書登録権限」保持者に限定。iPadからは図面等のデータを抜き取る方法がなく、うっかりミスの図面漏えいリスクがありません。
PCでiTunesに接続しても見えず、メール添付で送り出すこともできない安心設計です。
パスコードロック時は内部データを暗号化
iPadのパスコードロック時はiPad内のデータはiOSにより暗号化されています。パスコードを設定した運用においては、置き忘れによる漏えいリスクは非常に小さいものとなります。
MDM(Mobile Device Management:他社製)の導入により、さらに安心な運用をすることも可能です。
TerioCloudの運用イメージ
「TerioCloud」は、CADデータやOffice文書などを登録するだけで、紙図面と同じ表現のPDFやTIFFのデジタル図面を出図し、iPadなどの端末を用いて、出先でも閲覧・加筆修正などを行うことができる安全で長期保存に適したクラウドサービスです。
「TerioCloud」を利用するには、クラウド内の図書管理や登録・閲覧を行うWindowsアプリケーションの「TerioCloudクライアント」と、iPad/iPhoneで図書の閲覧や加筆ができる「TerioCloud Mobile」を組み合わせて利用します。
タブレットソフトウェア
タブレットソフトウェアは、「TerioCloud」をタブレット端末でご利用いただくために必要なアプリケーションです。
普段、紙図面で行っている閲覧や加筆・修正などの作業が、タブレット端末で同じように行うことができます。