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IR資料室事業報告書
第90期事業報告書:社長インタビュー
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第90期事業報告書:社長インタビュー

安定収益の確保と持続的成長の実現で、さらなる企業価値向上を目指します。

安定収益の確保と持続的成長の実現で、さらなる企業価値向上を目指します。

OKIは、「中期経営計画2013」で掲げた主要な目標を達成することができました。
2014年度からは新たに「中期経営計画2016」をスタートさせ、「経営再建」から「成長」へのモード転換を図り、持続的に成長する企業を目指していきます。

Q1. 「中期経営計画2013」の最終年度であった2013年度を振り返ってみていかがでしたか。

2013年度は、「中期経営計画2013」の総仕上げの年でしたが、おかげさまで8期ぶりの復配を果たし、当初掲げた数値目標もほぼ達成することができました。また、ATMは中国向けが当社の中核事業に成長しましたが、さらに、ブラジルではATM事業会社、インドでも販売会社を設立するなど、グローバルに成長する布石を打ちました。通信システムでも、IP-PBXの新商品販売が好調にスタートしました。プリンター事業では、販売戦略を見直し構造改革を進めた結果、収益力の強化を図ることができました。このように2013年度は、大きな成果とともに将来への準備を確実に行うことができたと考えています。

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Q2. 4月にスタートした「中期経営計画2016」の概要を、ご説明ください。

「中期経営計画2016」では、売上高5,600億円、営業利益340億円を2016年度の計画値として掲げています。前計画は経営再建を目指したものでしたが、これからは成長モードへ転換し、ベース事業で安定的な収益を確保する一方で、事業環境の変化に柔軟に対応しながら、海外事業の強化や次世代社会インフラ市場への参入などにより、持続的な成長に向けた取り組みにも注力していきます。併せて、財務基盤や人材強化の施策を実行し、「安全で快適な社会の実現に貢献する高付加価値創造企業グループ」を目指します。

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Q3. 計画初年度の2014年度は、計画達成に向けた重要な年になると思われますが、中心となる取り組みについてご説明ください。

 2014年度の経営目標は、売上高5,250億円、営業利益285億円、当期純利益175億円としました。金融、通信、社会システムでは、国内を中心にこれまで築き上げてきた有力な顧客・営業基盤をベースに更新需要を確実に獲得し、昨年度同様に安定した収益を確保していきます。また、昨年度投入したIP-PBXや8年ぶりにリニューアルしたコールセンターシステムの新商品に加え、クラウド・LCMサービスの強化などにより、売上拡大にも努めていきます。今後も安定成長が見込める中国のATM市場では、引き続き収益拡大を図っていきます。

一方、将来の成長に向けては海外市場の開拓が欠かせません。その体制強化を図るため、2014年4月に海外営業本部を設立しました。また、中核となるATM事業については、ブラジルに設立した「OKI Brasil」の事業活動が本格化します。同社は広大な中南米市場全体への戦略拠点と位置づけており、今後のグローバル展開の要衝となります。その他、東南アジアやインドでも順調に受注を獲得しており、世界No.1のメカトロメーカーを目指した展開を進めています。

もう1つの核となるプリンター事業では、2013年度、さまざまな媒体に対応し特色印刷が可能なプロフェッショナル向け5色プリンターなどユニークな商品を投入し、お客様から高い評価をいただいています。2014年度は、これらの商品をさらに拡販していきます。

また、将来を見据えて、防災・減災・社会インフラ老朽化対策などの次世代社会インフラ分野への参入を本格化するため、戦略立案機能強化の一環として次世代社会インフラ事業推進室を2014年4月に立ち上げました。新事業の創出に向けて成長分野への投資を積極的に行います。

このように各事業において諸施策を着実に実行し、中期経営計画の目標達成を確かなものにしていきたいと考えています。

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