スマート工場の実現を支援する「Manufacturing DX」

OKI独自のセンシング技術、AI技術を結集・活用し、
製造業のお客様が抱える課題を解決

設計・調達/購買業務支援COINServ®-PartsInfo/コインサーブ・パーツインフォ(部品情報統合データベース)

組立加工業において「部品選択」は品質、コストの鍵を握る最も大元の作業の一つとされています。単価の小さな電子部品1つの選択ミスがリコールを生み、莫大な対応費用を発生させ、各部門を疲弊させることもあります。

設計→購買→製造→品質のプロセスに最新の部品情報を循環させることができれば、品質面もコスト面に劇的な効果を上げることが可能です。その情報循環を支援するのが、統合部品データベース「COINServ®-PartsInfo コインサーブ・パーツインフォ」です。

PartsInfoがサポートする「開かれた部品情報管理」=Open-PIM(Parts Information Managenent)は、品質アップとコストダウンの新しいキーワードです。

経営課題:部品情報管理が経営全体に与えるインパクト

部品情報管理の対策効果~(1):価値時間の創出

開発・設計部門の品質不良対応時間の軽減=“創造的時間”の増大

~開発・設計部門が品質対応に追われていませんか?


図:部品情報管理がもたらす価値時間の増大例

部品情報管理の対策効果~(2):莫大なリコール回避

たとえば1点数十円の電子部品が、数億円のリコールをもたらすことも

その内訳:

  • すでに納品された製品の場合、回収などにかかる運送費、交通費
  • 製品の取替え費用(製造部門人件費、部材費)
  • 調査費用(設計部門・品証部門人件費)
  • 損害賠償…etc.

リコール発生時にかかるコストの算出イメージ図

業務課題:部品情報管理に起因する各部門の業務上の課題解決に

設計部門

  • 電子部品の図面やデータシートを探し出すのに時間が掛かる
  • 製造中止部品であることを知らないで採用してしまった
  • 不良が発生し易い部品であることを知らないで採用してしまった
  • 代替部品を探すのに時間が掛かる
  • 設計および変更の際の価格見積りに時間が掛かる
  • 故障率計算に時間が掛かる
  • 事業部間で電子部品採用基準が異なるため事業部別で管理を行いたい

購買部門

  • 設計者に同一部品の採用を促したい
  • 代理店との価格交渉のための購入実績取り纏め等に時間が掛かる
  • 設計者に納入仕様書やデータシートの渡し漏れが発生してしまう
  • 電子部品の設計担当者が分からなくなってしまう
  • 事業部間の重複指定を止めさせたい

製造部門

  • 電子部品の品質不良情報を早い段階に入手したい
  • 電子部品の代替情報を入手したい
  • 電子部品の実装情報を入手したい
  • 図面と照合して現品に間違いがないことを確認したい

品質管理部門

  • 工場内およびフィールドで発生した品質不良の情報を設計者にタイムリーに通達できない
  • 製造元から送付されてきたPCN(Parts Change Notice)の通達漏れが発生してしまう
  • 品質に不安がある製造メーカーの電子部品が安易に設計者に採用されてしまう

影響

  • 禁止部品の流通⇒手戻りの継続・原価単価の悪化
  • 設計変更の頻発⇒品質の劣化⇒設計変更の再実施、繰り返し、各部門の疲弊、原価悪化

原因:なぜ部品情報は共有できないか

部門間、協力会社間において、部品情報の共通基盤がないために、情報が断絶されています。

原因:PDM、SCMのライセンスの制約、操作性の制約

部品情報が断絶されているイメージ図

解決策:部品情報の断絶をWeb化されたデータベースでつなぐ

Web化された、操作の容易な、部品情報管理データベース1つを導入することにより、設計系システムや基幹系システムの断絶が越えた部門間、協力会社間をまたいだ部品情報の共有が可能になります。

部品情報の共有を可能としたイメージ図

部品情報管理データベースに求められる要件

設計、購買、製造、品質管理の各部門が共通に「本当に使える」部品データベースとして、「コインサーブ・パーツインフォ」COINServ®-PartsInfoには以下のような実用的な要件が盛り込まれています。

(1)柔軟なデータベース構造

  • 電子部品、機構部品、副資材など、全ての部品を一元管理。
  • 多様かつ多数の項目を動的に用意。部品ごとに異なる項目設定が可能。
  • 使用禁止ほか、電子部品によくある代替品情報など厄介な情報も素早く共有可能。
  • 登録作業の効率化、ストレスの少ない検索、無駄のない表示で、「探す」作業が短縮。
  • 図面情報も蓄積:数少ない図面の取り合いから解放。設計作業の速度アップに。
  • 事業部毎に異なる品質基準も管理可能。

(2)Webシステム・サーバーライセンス

  • ユーザー数に制約がない。PDMやERPにはない特性です。
  • 社内の各部門のみならず、関連企業、協力会社との情報共有も容易。

(3)容易な操作性

  • ERPやPDMのような専門業務を想定しないため、操作教育がほとんど不要。
  • 早期の立ち上げと広範囲な部門展開、社外展開が可能。

さらなる付加価値=30年以上のノウハウとコンテンツ

さらに、「コインサーブ・パーツインフォ」COINServ®-PartsInfoなら単なるソフトウエア提供に留まらない「ノウハウ」と「コンテンツ」が得られます。データ活用、システム活用を強力に支援します。

(A)製造業のOKI 30年のノウハウ

  • 品質のOKI が30年に亘る「部品情報システム」の構築と活用ノウハウをご提供。
  • ITベンダーにはない、製造メーカーならではのOKIの実績、経験を得られます。
  • OKIがこれまでに培ってきた社内改革や社外コンサルティングノウハウを活用し、貴社の部品情報システム構築をお手伝いいたします。

(B)実績あるテンプレート

  • 実績のあるテンプレート活用により部品情報システムを短期間で構築します。

(C)部品情報コンテンツ

  • OKIの部品情報コンテンツ提供により早期に効果を得られます。
    (通常3年→半年程度で実現スピードイメージです)

メリット

購買コストの削減/リコール防止/創造的な商品開発時間の増大

導入イメージ(全体像)

導入イメージ図

システム連携パターン

(1)PDM、ERP・SCMとのフル連携

本来的な連携スタイルです。
もっとも体系的なシステム方式と言えます。

PDM、ERP・SCMとのフル連携する場合のイメージ図

(2)基幹系(ERP・生産管理システム・SCM)とのみ連携

PDMをお持ちでなく基幹系に直接mBOMを登録されている企業様に適合します。

基幹系(ERP・SCM)とのみ連携する場合のイメージ図

(3)PDMとのみ連携

上流を抑える連携スタイルです。PDMをお持ちの場合に適合可能です。

PDMとのみ連携する場合のイメージ図

期待効果:Parts Information Managementによる広範な効果

Open-PIM(開かれた部品情報管理)を充実させることで様々な分野で効果が出ます。

Parts Information Management導入により、設計変更の減少と品質リスク低減、創造的な開発時間の増大、各部門の活性化、購買費用(間接・直接)の抑制、原価低減・収益良化など広範な効果が期待できます。

主な機能

長年のノウハウを凝縮した機能を実装。

検索機能

  • 部品番号検索機能
  • 部品品名検索機能
  • 一括横断検索機能
  • 部品品種別検索機能
  • メーカー別検索機能
  • 定格特性別検索機能
  • 定格特性比較機能
  • 価格他の項目別比較機能
  • 部品ステータス(推奨品、製造中止品他のステータス)別検索機能

登録機能

  • 部品番号別登録機能(基本機能)
  • 部品ステータス登録機能(推奨品、製造中止品他)
  • メーカー型番登録機能
  • 定格特性登録機能
  • 代替部品登録機能
  • 品質情報登録機能
  • 製造データ登録機能
  • 図面、データシート他のファイル登録機能

管理・作成機能

  • 部品データ管理機能(自社分類およびECALS分類等の複数分類部品データ管理可能)
  • 部品ステータス管理機能
  • 部品品種グループ作成機能(一括横断検索用)
  • 部品品種別管理テーブル作成機能
  • 定格特性項目テーブル作成機能
  • 部門別データ管理テーブル作成機能
  • 部門別データ管理機能
  • 品質データ管理機能
  • 製造データ管理機能(はんだ、自動実装他)
  • 代替部品管理機能
  • 図面、データシート他のファイル管理機能
  • ユーザー管理機能
  • アクセス権制御
  • CSVダウンロード機能

推奨動作環境

ハードウエア CPU: 2GHz以上
メモリー: 4GB以上
HDD: 50GB以上
OS Windows Server®
アプリケーション Apache/Tomcat
データベース Oracle Standard Edition
クライアント Internet Explorer®

  • COINServは、沖電気工業株式会社の電子部品情報データベースの登録商標です。
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