2023年2月21日
大分銀行本店外観
OKIはこのたび、株式会社大分銀行(取締役頭取:後藤 富一郎、本社:大分県大分市、以下大分銀行)に「コンタクトセンタークラウドサービス」を納入しました。本サービスは、OKIが保有するコンタクトセンターのノウハウをクラウド型コンタクトセンターサービス「Amazon Connect(注1)」と組み合わせることで、お客様環境に合わせた柔軟なシステム連携や機能拡張を可能としています。大分銀行では、顧客とのコミュニケーション強化やコンタクトセンター業務の効率化を目的に本システムを導入し、2022年12月19日より業務運用を開始しています。
大分銀行が従来導入していたコールセンターシステムは、入手・参照できる顧客情報が前日時点のもので、最新のデータに基づいたきめ細かなお客様応対や提案ができないという課題がありました。また、コンタクトセンターにおけるお客様とのコミュニケーション手段は電話に限られていました。
OKIの「コンタクトセンタークラウドサービス」は、コンタクトセンターの基盤を「Amazon Connect」で構築し、OKIが保有するコンタクトセンターのノウハウを活用することで、既存システムとの連携や機能拡張を容易に行うことができます。たとえば、勘定系システムとのAPIデータ連携(注2)機能を活用することで、顧客情報や取引情報がリアルタイムで参照でき、顧客の最新情報をシームレスかつタイムリーに確認することができます。また、音声電話だけでなく、SMSなど、お客様が求める手段で必要な情報等を届けることが可能で、お客様へのサービス向上とコンタクトセンターの業務効率化、さらには提案の高度化を実現します。また、稼働後のシステム運用・保守は、OKIが一括で代行運用するため、お客様のシステム運用負担を軽減します。
OKIは、本サービスにクラウドサービスならではの柔軟なシステム連携や機能拡張メリットと、OKIのAI技術や分析技術を活かし、音声自動応答やAIチャットボットを利用した無人応対、スマートフォンやタブレットでのリモート相談などの機能拡張を行うことで、さらなるコンタクトセンターの顧客サービスの向上を目指します。
「コンタクトセンタークラウドサービス」システム構成図
アマゾンウェブサービス社のクラウドプラットフォーム「Amazon Web Services(AWS)」上で提供されるコンタクトセンターサービス。
API(Application Programming Interface)を活用した異なるアプリケーション間でのデータ連携。