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2024年7月1日

海洋産業タスクフォースがOKIをご視察

2024年5月31日(金)、海洋産業の発展・拡大を目的に国などへの提案活動を行う民間団体組織「海洋産業タスクフォース」がOKIの子会社であるOKIコムエコーズ(以下OCE)のシーテック事業所(静岡県沼津市内浦三津)を来訪し、OKIが保有する海洋関連施設や海洋事業への取り組みを視察されました。本視察には、同タスクフォースでAUV(自律型無人探査機)の活用を検討するワーキンググループ06のメンバーのほか、内閣府総合海洋政策推進事務局、国立研究開発法人海洋研究開発機構(以下JAMSTEC)を中心とした総勢20名の方々が参加されました。OKIからはクロスインダストリー事業推進センターの藤森副センター長やOCEの大塚社長がお出迎えしました。

OKIグループと海洋事業の関わりは古く、旧海軍が現在のOCEシーテック事業所のある内浦湾で水中音響計測を行い、これに協力したことが始まりとなっています。OCE管理部の鈴木担当部長からは、事業所の成り立ちや地元漁協との協調について紹介されました。

続いて、JAMSTECの大美賀技術副主幹から、AUVをはじめとする海中機器の試験や運用に関する現状と課題について、海上試験映像を織り交ぜた講演が行われました。その後、一行は通船に乗って岸から400mほど離れた海上へ移動し、2023年10月にリニューアルした新固定式計測バージ「SEATEC NEO」を視察しました。

国内唯一の水中音響計測施設である「SEATEC NEO」では、湾内に固定したバージ内の開口部から評価機材を海中に下ろして評価することができます。実際の機器使用環境に近い海中で、センサーやソーナー、AUVなどの水中音響計測試験を行うことができます。また、屋上のソーラーパネルで発電した電力を施設内で蓄電し、カメラによる周囲監視や気象観測装置によるデータ取得を昼夜問わず行うことが可能です。加えて、海上試験業務の実施に伴う様々な事前調整や技術支援などのコンサルティングサービスを提供していることも強みです。

視察当日は台風後の影響で波が少し高い状況でしたが、波浪の影響が比較的少ない内浦湾の穏やかな土地柄や、風雨に左右されない室内型の固定式バージの試験環境を見ることで、稼働率9割以上を誇る「SEATEC NEO」の特長を体感いただきました。

バージ見学後は再びシーテック事業所に戻り、クロスインダストリー事業推進センターの村山担当部長から、海洋事業に関するOKIの取り組みとAUVの社会実装に向けた事業構想が紹介されました。OKIでは、2023年度に発表した「中期経営計画2025」において海洋分野を注力領域と位置づけ、長年培ってきた水中音響通信・測位技術や海上試験支援のノウハウを活かした新たな事業創造に取り組んでいます。参加者からは、今後の取り組みへの期待の声が多数寄せられました。

海洋の次世代モビリティとして注目されるAUVは洋上風力発電、海洋資源開発、海洋観測・調査、海洋安全保障、海洋環境保全、防災・減災など様々な用途への利活用が期待され、政府は2030年までにAUVの産業化を達成することを目標に、関連技術の国産化をめざして官民による協創プラットフォームを推進しています。

視察の最後に、内閣府総合海洋政策推進事務局の川口参事官から「OKIの海上試験環境に大きなポテンシャルを感じた。海洋事業に携わる民間企業と連携して、将来の産業創出に向けた取り組みを共に加速してほしい」との激励のお言葉をいただきました。これを受けて、海洋産業タスクフォースの高島総務副委員長から「ここにいる皆さんの力で海洋立国・日本が早期に実現されるよう尽力する」との力強い言葉で締めくくられました。

SEATEC NEOを見学される内閣府川口参事官(写真中央)
SEATEC NEOを見学される内閣府川口参事官(写真中央)
OCE鈴木担当部長の説明を受ける参加者の皆様
OCE鈴木担当部長の説明を受ける参加者の皆様
SEATEC NEOにて海洋産業タスクフォース、内閣府総合海洋政策推進事務局、海洋研究開発機構の皆様
SEATEC NEOにて海洋産業タスクフォース、内閣府総合海洋政策推進事務局、海洋研究開発機構の皆様
シーテック事業所にて参加者全員での記念撮影。前列右からOCE大塚社長、OKI村山担当部長、海洋産業タスクフォース高島総務副委員長、川口参事官、佐藤WG06リーダー、OKIクロスインダストリー事業推進センター藤森副センター長、大場事業開発第四部長
シーテック事業所にて参加者全員での記念撮影。前列右からOCE大塚社長、OKI村山担当部長、海洋産業タスクフォース高島総務副委員長、川口参事官、佐藤WG06リーダー、OKIクロスインダストリー事業推進センター藤森副センター長、大場事業開発第四部長

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