OKIの車イス体験講座に中国広東省からの招聘学生が参加
2019年7月23日(火)、OKI本社(港区虎ノ門)で開催された「車イス体験講座」に、一般財団法人経済広報センター(以下、経済広報センター)の招聘プログラムによって来日した中国広東省の学生6名、引率者1名が、OKI社員とともに参加しました。
経済広報センターは日中間の理解深耕と民間交流の促進を目的に、毎年、広東省人民対外友好協会との共催により、広東省で将来のオピニオンリーダーとしての活躍が期待される大学生を招聘し、日本企業の先進的な取り組みなどを学習してもらうイベントを実施しています。
今年度のテーマは「バリアフリー社会に向けた日本企業・団体の取り組み」で、OKIの車イス体験講座の活動を知る経済広報センターから、ぜひとも学生たちにも体験させたいとの要請を受け、来日日程に合わせて体験講座として開催したものです。
当日は、OKIグループの特例子会社であるOKIワークウェル(※)の在宅勤務者が講師を務め、あらかじめ作成した日本語版・中国語版のテキストに沿った講義、および車イス体験指導を行いました。

講義では、まずは障害者となった経緯や、普段街中で感じるわずかな段差や駐輪場における「バリア」、また健常者の思わぬ行動による危険な体験などについて、写真や実例を交えて分かりやすく説明しました。
続く車イス体験では、会議用の机や段ボールで作った段差や狭路、悪路などを実際の路上にある障害に見立て、2人1組に分かれて「介助する側」と「介助される側」の両方を体験しました。


段差では二人がかりで介助する場面もありましたが、時間が経つにつれコツをつかみ、車イスをスムーズに取り扱うことができるようになりました。社員と学生が一緒に体験したことで、お互いのことを知り得る絶好の国際交流の場ともなりました。
今回の講座での体験は、学生たちによってSNSに発信される予定です。

※OKIワークウェル
OKI特例子会社として、通勤が困難な重度障害者を在宅で雇用しています。
社員85名のうち72名が障害を持ち、そのうち54名が在宅勤務で、ITスキルを活かしたWebサイトの制作などに従事しています。