OKI虎ノ門にて、坂井総務副大臣へテレワークに関するシステム、取り組みをご紹介
2017年12月12日に坂井学総務副大臣、吉田眞人大臣官房総括審議官、情報流通振興課の方々計7名の皆様をOKI虎ノ門ショールームにお迎えし、テレワークシステムをご紹介し、意見交換を行いました。OKIからは、川崎会長、鎌上社長、竹内副社長、星専務、片桐執行役員、OKIワークウェル津田社長らが出席し、OKIグループにおけるテレワークの取り組み、働き方改革についてもご紹介しました。

まず、11月27日に坂井総務副大臣より授与されたOKIワークウェルへの『テレワーク先駆者百選 総務大臣賞』への御礼を申し上げ、OKIの働き方改革からテレワークに関する取り組み、特にOKIワークウェルでの取り組みや研究開発での取り組みを概要としてご紹介しました。
坂井総務副大臣からは、早速、テレワークデイに伴い社内に構築されたサテライトオフィスの環境に関するご質問や、今後の取り組みの方向性に関するご質問、OKIのテレワーク商品の差別化についてお尋ねがありました。OKIは電話からスタートした会社で、音に拘りを持って進めていること、また、敢えてテレワークの環境において音だけのほうが良いケースもあり、選択できることが必要と考えていることもお伝えしました。
OKIワークウェルの取り組みでは、日頃から在宅勤務を行っている社員(清倉、小林)も出席し、会社のご紹介とワークウェルコミュニケータを紹介しました。坂井総務副大臣には、実際にこのシステムを使って、通常の業務をしている皆様の中に入っていただくデモにご参加いただきました。
OKIワークウェルでは、写真から似顔絵を描くサービスを実施していますが、実際に3名の社員がそれぞれ坂井総務副大臣のお写真をもとに似顔絵を作成し、坂井総務副大臣にその場でご覧いただきました。坂井総務副大臣は、「似ていますね、妙な気分です。どの作品もいいですね。」と話され、それぞれのイラストを作成した社員とワークウェルコミュニケータ上で「どうやって作っているのですか?」など言葉を交わされ、「どうやって作るかも見てみたいな」と話されました。

さらに、特別支援学校と協力した取り組みの中から、先月実施した遠隔社会見学を説明し、このような企業と学校との連携が、働きたいという気持ちを喚起するとともにその環境も整えていることをお伝えしました。坂井総務副大臣からの「働きたいなどの応募は多いのですか?」の問いに、津田社長からは、支援学校との連携も増えていること、受け入れる企業が増えていくと良いと考えていることもお伝えしました。
研究開発センターからの超臨場感テレワークシステムのデモでは、坂井総務副大臣から「ずっと見られて仕事をすることに抵抗は無いのでしょうか?」とのご質問があり、在宅オフィスの映像は抵抗があるため映していないこと、見られていることに気づける仕組みを入れることで抵抗感を和らげていること、大部屋オフィスの映像を送ることでテレワーカーの疎外感の解消や会話のしやすさに効果が出ていることなどをお伝えしました。また、忙しさを推定するアプリを実験的に搭載しており、色で忙しさを表現するような構成としてその効果の測定をしていることもお伝えし、実際の環境へ近づけるための様々なICTの活用についてお伝えしました。
エリア収音技術については、テレワークを自宅で行う場合や、周辺が騒がしい環境では大変効果的であることを、デモを通して体感していただきました。

このような技術に関しては、他社のデモでも体験されていらっしゃるとのことでしたので、方式の違いなどもご説明した上で、設定したエリアの左右だけでなく前後の音も収音しないOKI独自技術であり、騒音環境下でも高品質な通話を実現するハンドセットへの応用を進めていることをご紹介しました。
その後、金融コーナーへもご案内し、OKIの移動ATM、ビデオテラーターミナルといった金融を中心にした技術紹介、また、ETCにおける課金システムなど、ITSにおいて50年の歴史があることもお伝えしました。さらに、社会インフラ向けに、橋梁やトンネルへの光ファイバーを用いた監視システムについても検討していることもご紹介しました。

全体を通して、「OKIワークウェルは採算が取れているのですか?」のご質問に、採算は取れていること、また、津田社長からは、98%はOKIグループからの売上であること、川崎会長からは、WEBデザインなど会社にとって必要な業務を内製化したということであり、社会貢献としても重要なことであるとの意識を持っていることをお伝えしました。竹内副社長からは、他社からの見学や、様々な団体との交流を深めるなどし、利用する方のニーズをしっかり捉まえ使い方や運用を含めてお客様へ提案していくことが重要とお伝えしました。
坂井総務副大臣から、最後に、「色々と工夫をし、実際に取り組み、そして実績も上げているということが、今日デモも見せていただいてよく分かりました。これをさらに進めていっていただきたいと改めて思いました。」とのお言葉をいただきました。
