ACTION
【医療DXは現場負担を変えられるのか?】現場で負担となる「尿量確認作業」、改善ニーズの実態が明らかに

OKIは、病院勤務の①看護師(現場)②医療機器導入決定者(医師、看護師長、看護管理職)を対象に「医療現場における医療DXの推進意識と尿量確認作業実態」に関する調査を行いました。
近年、医療現場では人手不足が深刻化する中、限られた人員で安全かつ質の高い医療を提供するため、業務効率化が重要な課題となっています。
今回、数ある定常業務の中で尿量確認作業に着目したのは、尿量確認作業が「重要だが、負担が重く、改善余地が大きい」業務であるためです。尿量は、患者の全身状態を把握するうえで重要な情報である一方、現場では確認や測定、記録を手作業で行う場面が多く、継続的な看護負担となっています。また、忙しい業務の中では確認遅れや記録漏れのリスクもあり、医療現場の安全性向上の観点からも見過ごせないテーマです。
では、医療DXが進む中で、尿量確認作業はどこまで効率化されているのでしょうか。
そこで今回、OKIは、病院勤務の①看護師(現場)②医療機器導入決定者(医師、看護師長、看護管理職)を対象に「医療現場における医療DXの推進意識と尿量確認作業実態」に関する調査を行いました。
現場における具体的な業務改善ニーズを含む全設問の結果や、その解決策については、ホワイトペーパーにてご覧いただけます。
【医療DX】現場定着には課題が残る

はじめに、「『医療DX』という言葉について、どのように捉えているか」を尋ねたところ、『意味は理解できるが、現場の実態とは乖離がある(47.1%)』と回答した方が最も多く、『現場に浸透しており、実態にも即している(24.8%)』と続きました。
約7割が「医療DX」という言葉を認知していましたが、「実態との乖離があり、現場が追いついていない」と感じている層も多く、実際のシステム導入や活用といった「現場への定着」にはまだ課題が残っているようです。
限られた人員で医療の質と安全性を高める医療DXの着眼点
医療現場では、少子高齢化による医療需要の増加や患者像の複雑化に加え、看護師など医療従事者の人手不足や働き方改革への対応が求められ、限られた人員で医療の質と安全性を維持することが大きな課題となっています。中でも看護業務は多岐にわたり、現場負担は年々増しています。こうした中、医療DXには業務負担を軽減しつつ、患者状態の早期把握や医療現場の安全性を高めることが期待されています。しかし、医療DXと一口に言っても対象となる業務は幅広く、現場で本当に効果を発揮するためには、重要性が高く、負担が大きく、かつDXによる改善余地が大きい業務に着目することが重要です。
どの業務からデジタル化すべきか?
医療DXの対象となる業務には、体温管理、離床検知、術後管理など複数の候補があります。その中で尿量確認は、患者状態の把握に直結する重要業務である一方、従来はアナログな確認・記録に依存しており、業務負担と改善余地の両面が大きいため、今回の調査では重点テーマとして選定しました。
特に、尿量は重要な生体情報である一方、多くの医療現場では、尿量確認作業は依然として目視による測定や手書きでの転記に依存しており、負担や見逃しリスクが大きい業務です。そのため本調査では、尿量確認作業に着目し、現場の課題と医療DXへの期待を明らかにすることを目的としました。
約9割が尿量確認作業に「負担」と「長時間の消費」を実感
では実際に、医療現場ではウロバッグの尿量確認作業はどの程度の頻度で行われているのでしょうか。まずは、現場の実態を見てみましょう。

現場の看護師の方に「ウロバッグの尿量を、最も頻回に確認する場合の頻度」を尋ねたところ、以下のような結果になりました。
- 1時間に1回程度(31.8%)
- 4時間に1回程度(55.8%)
- 8時間に1回程度(11.6%)
- 8時間を超える間隔で1回程度(0.8%)
約9割が「1~4時間に1回」と回答しており、患者の状態によっては短い間隔での確認が求められる実態が明らかになりました。

また、現場の看護師の方に「尿量確認作業は負担が大きいと感じるか」を尋ねたところ、約9割が『非常に感じる(39.4%)』または『やや感じる(52.4%)』と回答しました。
多くの方が、尿量確認作業を負担に感じているようですが、具体的にどのような点が負担となっているのでしょうか。
「尿量確認作業で負担に感じる点」を尋ねたところ、『尿量の変化を見逃せないという心理的プレッシャー(51.4%)』と回答した方が最も多く、『確認頻度が高く、業務負担が大きい(44.4%)』『他業務と並行して行う必要があり、時間的な負担が大きい(44.2%)』と続きました。
患者の状態変化を見逃せないという責任の重さに加え、高頻度の確認を他業務と並行して行う必要があることが、現場の負担につながっている様子がうかがえます。
こうした心理的・時間的負荷が重なる環境では、確認後の記録作業においてヒューマンエラーが発生するリスクも高まる可能性があります。
記録業務におけるミスの発生については、どのように感じているのでしょうか。

「尿量の記録の『入力忘れ・記録漏れ・間違い』は発生しやすいと思うか」と尋ねたところ、約9割が『非常にそう思う(34.0%)』または『ややそう思う(52.8%)』と回答しました。
目視で確認した数値を後から電子カルテへ手入力するという、複数工程にまたがる運用実態があると考えられます。こうした作業は、確認・測定・記録・報告を繰り返す中で心理的・時間的負担が蓄積しやすく、入力忘れや転記ミスといったヒューマンエラーへの懸念につながっている可能性があります。
まとめ:尿量確認業務の実態から見えた、医療現場の課題と医療DXの現場定着状況
本調査では、ウロバッグの尿量確認作業が高頻度で行われている実態とともに、多くの医療従事者が心理的・時間的負担を感じていることが明らかになりました。加えて、確認後の記録業務におけるミスへの懸念や、定常的な作業に一定の時間が割かれている状況も浮き彫りとなりました。
また、「医療DX」という言葉の認知は進んでいるものの、現場では実態との乖離を感じている層も一定数存在しており、実務レベルでの定着にはなお課題が残っている実態が明らかになりました。テクノロジーの活用は、業務効率化とケアの質向上を両立するうえで、今後ますます重要になっていくのではないでしょうか。
現場における具体的な業務改善ニーズを含む全設問の結果や、その解決策については、ホワイトペーパーにてご覧いただけます。
業務負担軽減に貢献するOKIの尿監視支援システム「ウロミル」

今回、「医療現場における医療DXの推進意識と尿量確認作業実態」に関する調査を実施した沖電気工業株式会社(https://www.oki.com/jp/)は、尿量測定のDX化により 医療現場の負担軽減に貢献する尿監視支援システム「ウロミル」(https://www.oki.com/jp/uromir/)を販売しています。
現場における具体的な業務改善ニーズを含む全設問の結果や、その解決策については、ホワイトペーパーにてご覧いただけます。
【システムの特長】
医療従事者によるウロバッグ内の尿量確認作業を自動化し、業務負担軽減を支援するシステムです。ベッド周辺の限られたスペースでも他の機器の妨げにならないコンパクトな設計と、直感的に使える画面操作によって、幅広い現場での活用が可能です。

※1:標準の機能ではありません
※2:オープン株式会社のRPAツール「BizRobo!」を推奨しています
■尿監視支援システム「ウロミル」紹介サイト:https://www.oki.com/jp/uromir/
■OKIの医療業界向けソリューション:https://www.oki.com/jp/showroom/virtual/lp/medical/
■関連コラム 尿量確認作業の負荷軽減に貢献する医療DXの最前線 ―「尿量確認」の事例:https://www.oki.com/jp/showroom/virtual/column/c-75.html
調査概要:「医療現場における医療DXの推進意識と尿量確認作業実態」に関する調査
【調査期間】2026年3月6日(金)~2026年3月9日(月)
【調査方法】PRIZMAによるインターネット調査
【調査人数】1,013人(①500人/②513人)
【調査対象】調査回答時に病床数200床以上の病院に勤務する看護師、看護師長/看護管理職、医師と回答したモニター
【調査元】沖電気工業株式会社
【モニター提供元】サクリサ
沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。
その他、本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
「本件に関する報道機関からのお問い合わせ先」
広報・プロモーション室
お問い合わせフォーム:https://www.oki.com/cgi-bin/inquiryForm.cgi?p=015j
「本件に関するお客様からのお問い合わせ先」
お問い合わせフォーム:https://www.oki.com/cgi-bin/inquiryForm.cgi?p=160j
PICK UP
その他の記事
TAG
キーワードから探す
RELATED ARTICLES
関連記事
CONTACT
OKI Style Squareに関するご相談・
お問い合わせはこちら