ACTION
【業務効率化の切り札?】釣銭機導入後に見えた改善実感と残された課題 現場のリアルな声から紐解く、釣銭機活用の現状と次に求められる進化とは

人手不足や業務効率化への対応が求められる中、店舗運営においては、レジ業務や現金管理の負担をいかに軽減するかが重要なテーマとなっています。釣銭ミスへの対応やレジ締め作業、教育負荷など、現金を扱う業務ならではの課題を感じている現場も多いのではないでしょうか。
では、実際の店舗ではどのような課題があり、釣銭機はどのような目的で導入され、どのような効果が実感されているのでしょうか。また、今後の釣銭機にはどのような機能や性能が求められているのでしょうか。
今回、OKIは、釣銭機の採用・導入判断に関わる部門の方、店長・責任者・エリアマネージャー、レジ業務担当者を対象に、「店舗における釣銭機利用の実態と、導入効果および今後求められる機能」に関する調査を行いました。
店舗の日販売上規模

はじめに、「貴社(店舗)の日販売上規模」を尋ねたところ、『日販20~100万円未満(57.7%)』と回答した方が最も多く、『日販100万円以上(26.6%)』と続きました。
日販20~100万円未満の店舗が約6割を占めることから、釣銭機の導入は大規模店舗に限らず中規模クラスの店舗にも広がっていることがうかがえます。
日販100万円未満水準の店舗では、限られた人員で業務を回す必要があり、レジ業務の効率や正確性が運営全体に与える影響も大きいと考えられます。
一方で、日販100万円以上の店舗も約3割存在しており、取引量の多さからミス防止や処理スピードへの要求が高まっている可能性があります。
日販売上規模の違いによって釣銭機に期待される役割は異なる可能性はありますが、「現金業務の安定化」という共通の課題が導入判断の背景にあることがうかがえます。
釣銭機導入前の負担、導入する条件や導入後の改善
釣銭機を導入する以前、現金・レジ業務でどのようなことに負担を感じていたのでしょうか。 ここからは、釣銭機の導入前後を知っている釣銭機の採用・導入判断に関わる部門の方、店長・責任者・エリアマネージャー、レジ業務担当者に聞きました。

「釣銭機導入前に、現金・レジ業務で負担に感じていたこと」を尋ねたところ、『レジ締め・現金管理に時間がかかる(62.4%)』が最も多く、『釣銭ミス・違算の発生(50.2%)』『忙しい時間帯のレジ対応(38.0%)』と続きました。
レジ締めや現金管理に時間がかかる点が最も多く挙げられていることから、通常業務に影響があったと推察されます。
加えて、釣銭ミスの発生や不安も重なり、業務において精神的に負担を感じる場面もあったのではないでしょうか。釣銭機導入は単なるミス防止にとどまらず、業務全体の安定化につながっていると考えられます。
では、釣銭機の導入・選定時には、どのような項目がどの程度重視されていたのでしょうか。

「釣銭機の導入・選定時にそれぞれの項目をどれくらい重視したか」を尋ねたところ、ランニングコストは『とても重視した』の割合が最も高く、導入後も含めた継続的なコスト負担を強く意識していることが読み取れます。
また、操作性や出金スピードを「重視した」と回答した割合が高く、日々のレジ業務に直結する使い勝手や処理スピードが、選定時に特に優先される項目だと考えられます。
耐久性も一定の重視はされていますが、他項目と比べると相対的な優先度はやや低く、まずは「日常業務への即効性」が重視されていると推察されます。
では、釣銭機を実際に導入した後、どのような変化が感じられたのでしょうか。

「釣銭機導入後、それぞれの項目はどれくらい改善したか」を尋ねたところ、導入目的として重視されていた現金の取り扱いミスやレジ業務の効率といった項目では、実際に高い改善実感を得ており、導入前の課題意識と導入後の効果が一致している点が見て取れます。
一方で、防犯・セキュリティ面は導入目的として上位に挙がっていませんが、改善を実感した割合は高く、導入後に改めて価値が認識された側面であると考えられます。
これらの結果から、釣銭機の導入効果は当初想定していた目的に加え、副次的なメリットとして広がっている側面もあることがうかがえます。
今後、釣銭機に改善してほしいことは「紙幣・硬貨の管理やメンテナンス、セキュリティなどの運用面」
では、現在導入している釣銭機について、どのような点に改善の余地があると感じているのでしょうか。ここからは再び全員に聞きました。

「現在導入している釣銭機について、『改善してほしい』と感じている点はどれか」を尋ねたところ、『紙幣・硬貨の管理がしにくい(28.9%)』『メンテナンスの手間がかかる(28.6%)』『セキュリティ面が不安(27.2%)』が上位になりました。
改善要望の上位には、紙幣・硬貨の管理やメンテナンス、セキュリティといった運用面に関わる項目が並びました。
この結果から、業務効率化やミス削減などの導入効果を感じつつも、日々の管理や維持に負担が残っている状況がうかがえます。
特に現金管理やメンテナンスは、運用を続ける中で継続的に発生する作業であるため、小さな不便さが積み重なりやすいと考えられます。
まとめ:釣銭機は現場改善の基盤となり得る存在
今回の調査で、釣銭機は単なる省力化ツールではなく、「店舗運営全体を支える基盤」として位置付けられている実態が浮かび上がりました。
釣銭機は日販20〜100万円未満の中規模店舗を中心に幅広く導入されており、売上規模を問わず「現金業務の安定化」が共通課題となっていることがうかがえます。導入時期は1~3年未満が最多となっており、近年導入が進んでいる様子が分かります。
導入前の現場では、約8割が釣銭ミスを経験しており、加えてレジ締めや現金管理に時間がかかる点、繁忙時間帯のレジ対応といった負担が重なっていた実態が明らかになりました。こうした背景から、導入目的としては「釣銭ミス・違算の削減」と「業務効率化」が重視され、「正確さとスピードの両立」が求められていると考えられます。
釣銭機の選定時には、ランニングコストをはじめ、操作性や出金スピードといった日常のレジ業務に直結する項目が特に重視されています。
導入後は、レジ業務の効率や現金の取り扱いミス、従業員の負担といった、導入目的として重視されていた項目で高い改善実感が得られており、事前の課題意識に応える形で効果が発揮されている側面がうかがえます。
その一方で、防犯・セキュリティ面には、導入時には必ずしも優先度が高かった項目ではないものの、改善を実感する声が多く、導入後に価値が顕在化した効果として捉えられます。
しかし、運用面での課題も残されています。現在導入している釣銭機に対しては、「紙幣・硬貨の管理」「メンテナンスの手間」「セキュリティ面の不安」といった項目が改善要望の上位に挙がりました。
導入による業務効率化やミスの削減といった効果は十分に感じられている一方で、日々の管理業務や運用における負担軽減が、今後の釣銭機活用のカギになると言えるでしょう。
調査概要:「店舗における釣銭機利用の実態と、導入効果および今後求められる機能」に関する調査
【調査期間】2025年12月26日(金)~2026年1月3日(土)
【調査方法】PRIZMAによるインターネット調査
【調査人数】1,060人
【調査対象】調査回答時に釣銭機の採用・導入判断に関わる部門の方、店長・責任者・エリアマネージャー、レジ業務担当者(且つ、釣銭機の導入前後を①知っている②知らない)と回答したモニター
【調査元】沖電気工業株式会社
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
PICK UP
その他の記事
TAG
キーワードから探す
RELATED ARTICLES
関連記事
CONTACT
OKI Style Squareに関するご相談・
お問い合わせはこちら