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プレスリリース

2025年11月20日

沖電線株式会社
沖電気工業株式会社

外径3.7mmの細径で摺動屈曲5,000万回の高耐久性を実現した産業用カメラ搭載機器向け摺動細径「CoaXPress2.0ケーブル Kタイプ」を発売

構造の複雑化と動作の高速化が進む半導体製造・検査装置などの可動部・狭小部配線に最適


CoaXPress2.0ケーブル Kタイプ

OKIグループの電線事業会社OKI電線(社長:山口 英雄、本社:群馬県伊勢崎市)は、半導体製造・検査装置などの産業用カメラ搭載機器向けに外径3.7mmの細径で摺動屈曲(注1)5,000万回の高耐久性を実現した摺動細径「CoaXPress(コアックスプレス)2.0ケーブル Kタイプ(CXP12シリーズKタイプ)」を2025年12月から発売します。新商品は、構造の複雑化と動作の高速化が進む産業用製造装置・検査装置の可動部・狭小部への配線に対応し、外径3.7mmの細径設計と摺動屈曲5,000万回以上の高耐久性を兼ね備えています。2025年11月より、主要生産拠点の群馬工場(群馬県伊勢崎市)で量産を開始し、2026年度売上1億円を目指します。

各種自動化装置の構造の複雑化と高速化・小型化が進む中、産業用カメラ搭載機器には可動部や狭小部に「高い屈曲・摺動耐久」「省スペース」「安定した高速通信」といった要件が一層求められています。特に、高精細画像伝送や複雑な動きの要因が複合する現場では、従来のケーブルでは配線やメンテナンスの手間・寿命への課題が顕在化しており、より細径で高耐久なマシンビジョン(注2)用インターフェースケーブルのニーズが高まっています。

新商品は、「CoaXPress2.0ケーブル」の新ラインアップになります。従来品(RAタイプ)比で約1/2の細さ、約5倍の摺動屈曲性能を実現し、画像検査装置、半導体製造・検査装置、食品・医薬品自動検査ラインに適しています。Micro-BNC(注3)コネクタに対応、最大12.5Gbps/レーン(注4)の高速画像伝送が可能で、細径で高い摺動屈曲耐久性があり、可動部配線の信頼性を向上させ寿命交換削減などのメンテナンス性向上を実現します。

OKI電線は今後も、急速に進化・多様化する産業自動化機器に対応した高耐久性・高性能インターフェースケーブルの開発・提案に積極的に取り組んでいきます。

なお、本ケーブルは、2025年12月3日から5日までパシフィコ横浜で開催される「国際画像機器展2025」(OKI電線ブース:No.RT-6)および2025年12月3日から6日まで東京ビッグサイトで開催される「2025国際ロボット展」(OKI電線ブース:No. W2-04)にも出展します。展示会場ではサンプルや技術相談も承りますので、ぜひご来場ください。

用語解説

  • 注1:摺動屈曲

    ロボット図

    ケーブルをU字に折り曲げた状態で、スライドさせる動作を指す。

  • 注2:マシンビジョン

    基板実装装置や製品ラベル印刷装置などに使用され、複数のカメラ、光源、画像取り込み装置、画像処理装置を用いて外観や印刷欠損の判別を行うシステム。

  • 注3:Micro BNC

    通常のBNCコネクタより小型化された同軸コネクタ。

  • 注4:レーン

    データ伝送を行うための1つのまとまった伝送路を表し、CoaXPress規格の場合、1レーンは同軸ケーブル1本(心)で構成される。

リリース関連リンク

  • 沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。
  • 沖電線株式会社は、通称をOKI電線とします。
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