導入事例

OKIグループの商品・サービスにより課題を解決された
お客さまの声や、共創への取り組みをご紹介します。

企業情報

株式会社ユーホー 様

所在地
広島県福山市多治米町6
代表者
佐藤 哲士 代表取締役社長
創立
1979年12月
従業員数
950名
事業内容
ホームセンターの運営(2010年10月末現在で広島県に19店舗、岡山県に2店舗を開設)
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現金管理業務の効率化に向け「USCOS®」導入を積極推進
入金・精算/計数・両替の3機能により事務員の作業負荷を大幅軽減


ユーホー様 店舗外観

広島県東部を中心に“地域特化・地域密着型”のホームセンター事業を展開する株式会社ユーホー様(以下、ユーホー様)は、店舗において手作業で行っていた現金管理業務の効率化を実現する手段として、OKIのリサイクル型現金入出金装置「USCOS®(アスコス)」を採用。

先行導入した6店舗で、精算や釣銭準備などの作業負荷軽減をはじめ明確な効果を得られたことにより、さらなる成果を求め設置店舗の拡大にも踏み出しました。

詳細


総務部 次長
藤井 立也 氏

広島県福山市に本社を置くユーホー様は、2010年10月現在、広島県東部から岡山県西部で合計21店舗のホームセンターを出店しています。

同社では店舗展開に関して、特定エリアへの集中化により経営効率向上と地域内シェア拡大を図るドミナント戦略を採用しており、現店舗の大半が尾道市にある物流センターから約30km圏内に位置しています。総務部 次長の藤井立也氏は、「エリア内の変化には迅速に対応し、お客様のニーズに合わせたスクラップ&ビルドも積極推進することで、地域の中で“一番”を目指しています」と説明します。

また、各店舗の扱い品目は、自ら「宝島」と称するように多種多様なアイテムを揃えています。さらに、お客様の利便性向上を図るため、現在10店舗で敷地内にガソリンスタンドを併設するという他にない付加価値サービスを展開し、営業をしています。

背景・導入目的

事務員に集中していた現金管理業務のシステム化を検討

2009年12月に創立30周年を迎えたユーホー様では、この節目を捉えて、店舗業務に関わる基本的な仕組みの再構築などにも取り組みました。「昨今の小売業界は、売上を維持・拡大するだけでは対応できない厳しい環境にあります。このような局面を乗り切るには、業務効率化・生産性向上といった観点での抜本的な見直しが必要でした」と、藤井氏は話します。

そして、具体的な施策の1つとして検討されたのが、釣銭や売上金などの現金管理業務でのシステム活用でした。


総務部 能力開発課 係長
常岡 佳代 氏

現金管理業務は各店舗に1~2名配置されている事務員が担当し、レジにセットする釣銭準備金の準備、営業時間中の両替、営業終了後の現金の計数・精算といった作業を日々行っていました。総務部 能力開発課 係長の常岡佳代氏は、「従来は出勤してから午前中の作業として前日分の精算と翌日分の釣銭準備金の用意をしていたのですが、すべて手作業だったので3時間程度を要していました」と話します。しかも、作業方法は事務員によって異なるため、全社的なスキル・ノウハウの共有化を図ることも難しい状況でした。

また、釣銭用の現金を当日・翌日の2日分ストックすることも、管理効率や安全面から課題の1つにあげられていました。

こうした課題を解決する方法として目に止まったのが、OKIから提案された「USCOS」でした。

システム要件に加え店舗規模にも「USCOS」がフィット

「USCOS」は、入金機・精算/計数機・両替機の3つの機能をオールインワン化した製品で、メニュー画面の簡単な操作で出金・入金作業が行えます。また、売上金と釣銭を自動で仕分けし、装置内の釣銭庫に保管した現金をリサイクルして使用するため、釣銭資金の圧縮や補充にかかる手間の軽減も実現されます。機器操作時は専用カードとID/暗証番号で個人認証を行うので、セキュリティ面でも安心です。さらに、操作履歴はレジ単位および担当者ごとに管理することが可能なため、違算が発生した場合なども効率的に原因を調べることができます。

このような機能・特徴は、ユーホー様の現金管理業務改善に向けたシステム要件にずばり合致するものでした。「他ベンダーの製品も一応チェックしましたが、各種機能を1台で提供してくれるものはありませんでした」と藤井氏は話します。また、現金の収納量をはじめとした「USCOS」の基本仕様が、レジ設置数で12~13台が中心となる店舗規模に合っていたことも大きなポイントでした。

2009年の夏前に始まったOKIとの商談はスムーズに進み、2010年1月には「USCOS」の採用を正式決定しました。

システム概要・導入ポイント

事前研修でシステム化に対する理解を深化


USCOS

「USCOS」の導入は、店舗が忙しくなる年末~年明けを避けて2010年2月に行うこととし、まずは試行評価の意味合いも込めて6店舗で先行的に運用することを決めました。

藤井氏によれば、採用決定から導入までにある程度の期間をとったのは次のような背景もありました。「今回の施策は、単に導入したシステムを使いこなして業務を効率化するということだけではなく、統一された新しいルールで作業の平準化を実現するという狙いがありましたから、その意義を現場のスタッフにきちんと理解してもらったうえで実践していく必要があると考えました」。

そこで2010年2月初めに、6店舗の事務員およびレジ係のリーダー(チェッカーリーダー)を本社に集めて事前研修を実施。午前は新ルールおよびシステム導入の意義、具体的な内容などについて説明・講義を、午後はOKIの担当者が講師役となって「USCOS」の実機を使った操作研修を行いました。

現金管理業務の新ルールでは、「USCOS」を利用した釣銭準備金の出金、両替、計数・精算の一連の作業をレジ担当者に分担することにしました。各店への機器設置後は、研修参加者が中心となって現場スタッフへの操作方法を浸透させていきました。

そして、約2カ月の運用を経た4月下旬に検証会議を開催し、効果測定や課題の洗い出しなどを行いました。

導入効果・今後の展望

違算発生時の責任の明確化や現金ストックの大幅圧縮も実現

「USCOS」を導入した6店舗では、精算や釣銭準備を一手に引き受けていた事務員の負荷が大幅に軽減され、作業時間も従来の約3分の1となる1時間程度に短縮することができました。常岡氏は、「事務員の空いた時間については、レジなど他部門の応援に振り分けるなど、店舗ごとに有効な使い方を考え実践し始めています」と話します。

一方、現金管理の一部作業を担うこととなったレジ担当者も、導入当初は戸惑いがあったものの、操作に慣れるにつれてメリットを認識するようになっていきました。「自分で出金したお金を自分で戻すので、計算違いが発生した際の責任も明確になります。また、操作履歴が残るため事故防止の効果も期待できます。このような現金管理に関する明快な仕組みによって、作業を行いやすい環境が整いました」と、藤井氏は語ります。

また、営業終了後にレジから戻される現金を自動仕分けし、翌日の釣銭準備金として還流するため、現金のストックを大幅に圧縮できるようになりました。「USCOS」では、あらかじめ登録した釣銭の金種や枚数のパターンを選択して出金できるので、「たとえば、夕方からレジに入るスタッフには釣銭準備金の額を少なくするなどして、レジに必要以上の現金を置かないようにすれば、安全性も高めることができます」と常岡氏は話します。

さらに、藤井氏は、「両替業務においても、従来からの大幅な時間削減が実現されています」と付け加えます。従来、営業時間中に両替を行う際は金庫から出金していたため、事務員の休憩時間には、金庫の鍵を持つ店長あるいは幹部社員が事務所内に在席していなければなりませんでした。しかし現在は、レジ担当者自身が両替作業を行えるので、代理業務のために店長・幹部社員が毎日1時間“拘束”されることもなくなりました。

11月には計15店舗へと設置箇所を拡大

先行導入した6店舗での上々の成果を受けて、ユーホー様では「USCOS」の導入先として小規模店を除く8店舗を追加し、2010年10月から11月にかけて設置作業を行うこととしました。さらに、11月にオープンする新店舗にも展開することを決めています。

藤井氏は、「先行導入の段階からOKIには運用現場へのきめ細かな支援をしていただいていますが、計15店舗まで設置箇所が増えるので、トラブル対応なども含めてより密接なサポートをお願いしたいです」と、OKIに対する今後の期待を語っています。

システム運用イメージ

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  • USCOSは沖電気工業株式会社の登録商標です。
  • 記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
  • 各導入事例の記載内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

2011年1月5日

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