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コラム2024年07月19日

設備の管理・工事のポイントと図面の電子化によるメリットとは?

設備管理の重要な業務のひとつに定期点検があります。定期点検は安心・安全に設備を利用するのに欠かせない業務ですが、自治体や大学などで設備管理を担当していると、定期点検の多さに苦労することもあるでしょう。そこで今回は、定期点検のポイントやスムーズに進行するためのポイントについてご紹介します。

目次

設備管理の重要な業務=定期点検

設備管理の重要な業務である、法定定期点検の概要やポイントについてご紹介します。

法定定期点検とは?

設備管理の重要な業務のひとつとして、法定定期点検への対応があります。設備管理者は、建築基準法第12条で定められた以下のような設備点検の手続きや立ち合いを行う必要があります。

  1. 不特定多数の者が利用する建築物及びこれらの建築物に設けられた防火設備
  2. 高齢者等の自力避難困難者が就寝用途で利用する施設及びこれらの施設に設けられた防火設備
  3. エレベーター、エスカレーター、小荷物専用昇降機
出典:国土交通省「建築基準法に基づく定期報告制度について」

法定定期点検のポイントは?

法定定期点検では、建物の損傷や腐食などの劣化状況の点検の他、不適切な改変行為などによって違反状態が生じていないかどうかをチェックし、その結果を行政に報告することが義務づけられています。

また、これらの点検は「特定建築物調査員・防火設備検査員・昇降機等検査員・建築設備検査員」などの有資格者でなければ行えません。損傷や腐食が見られた場合は修理や部品交換が必要になることもあり、定期点検を行うためには設備工事に対応できる業者を手配する必要があります。

図面を電子化で定期点検の進行をスムーズに!

設備の法定定期点検や工事は、建物の図面を参照して行います。ここでは、図面の重要性や管理方法などについてご紹介します。

図面管理の重要性

設備の定期点検や工事は図面を参照しながら行います。そのため、設備管理者は図面を管理し、最新の状態が反映されているかどうかのチェックし、業者の依頼に応じて必要な図面を共有する必要があります。共有する図面を間違える、または図面の共有に時間がかかると、その分点検が遅れてしまうため、日ごろから図面を整理し、必要に応じて取り出せるように管理しておくことが重要です。

紙の図面管理のデメリットとは?電子化の重要性

図面の管理を紙で行っているという担当者の方もいるかもしれません。ただ、紙の図面管理には以下のようなデメリットがあり、あまりおすすめできません。

  • 保管のスペースが足りない
  • バージョン管理がしにくく、必要な図面を探しにくい
  • 図面を紛失しやすい
  • 大きな図面を現場へ持ち運ばなければならず、業者への共有ややりとりがしにくい

このような紙の管理によるデメリットは、図面の電子化によって解消することができます。図面を電子化することで、物理的な保管スペースが不要になる他、検索機能などで必要な図面をすぐに見つけ出すことができるようになります。また、タブレット端末などに保存しておけば、持ち運びの手間も抑えることが可能ですし、業者への共有もメールなどで簡単に行えます。

日々の図面管理業務の手間を減らすのためにも、設備の定期検査や工事をスムーズに完了させるためにも、図面の電子化はメリットが多いといえるでしょう。図面管理を紙で行っているという方は、ぜひ電子化を検討してみてください。

また、OKIの図面活用クラウドサービス 「TerioCloud」を活用すれば、図面管理や点検時の業者への共有、やりとりがさらに便利になります。設備の定期検査の効率化・DX化を検討している方は、ぜひ詳細を確認してみてください。

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タブレットによる図面共有と活用で施工・維持管理・モノづくりの現場のDXと働き方改革を推進するツールです。電子化した図面を現場で有効活用したいという方は、ぜひ詳細をご確認ください。

まとめ

長年にわたって同じ設備も何度も点検する法定定期点検は、設備担当者の重要な業務のひとつです。そんな法定定期点検業務の負担軽減に効果的なのが、図面管理の電子化です。これまで図面を紙で管理していたという方は、ぜひ図面の電子化にチャレンジしてみてください。

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