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Yumeトーク

Jul.14,2022

Yumeトーク 特別編
働き方改革、オフィス再編、健康経営を融合した改革に挑戦
~コロナ禍で始動した「スマート・ワークライフプロジェクト」とは~

SUMMARY

OKIが推進する「全員参加型イノベーション」は、新規事業創出のみならず既存事業の革新も含まれています。そのためには、社員が安心・安全・快適に働ける環境整備も最重点課題と考え、以前から取り組んでいた働き方改革に、With/Afterコロナを見据えたオフィス再編、健康経営(※1)を内包した「スマート・ワークライフプロジェクト(SWL-PJ)」を展開しています。今回は、同プロジェクトを推進している3名のメンバーにインタビューします。

森田(左)、三浦(右)の写真
森田(左)、三浦(右)

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コロナ禍を契機に、職場環境・制度を大変革

まずは、それぞれの自己紹介をお願いします

森田私の経歴はちょっと変わっているというか、複雑でして…(笑)。まず、新卒で就職したのはホテル業界で、フロント業務を6年間経験した後、2004年、OKIデータの人事部に中途入社。しかし、個人事情で退職し一時は他社の人事に在籍していたのですが、縁あって2012年に再びOKIにキャリア採用していただきました。OKIデータに入社からは、人事畑一筋で、SWL-PJでは事務局を担当しています。

鑓田建築学科を卒業したのですが、就活の際、ゼネコンのようにお客様が求めるファシリティを提供するよりも、ユーザーの立場からファシリティマネジメントに携わってみたいと思うようになり、1995年にOKIの総務部に入社しました。以来、部署の異動はあるものの、一貫してファシリティマネジメント携わり、SWL-PJではつい最近まで芝浦オフィスのリニューアルを担当していました。

鑓田の写真
鑓田

三浦当初から社内の人を支える仕事がしたいという理由で人事総務職種を希望し、2007年にOKI人事総務部に入社しました。入社後、異動を重ねながらOKI所轄社員の労務管理やOKIグループ全体の退職金制度運営等を担当し、健康経営については2020年から担当しています。2022年4月に健康経営企画業務がOKIからOKIプロサーブ(OPS)へ移管し、現在に至ります。SWL-PJにおいても健康経営推進を担当しています。

SWL-PJ着手の経緯、目的などを聞かせてください

森田そもそもOKIでは、以前からテレワークの導入、育児休暇、有給休暇の積極活用、フレックスタイム制など、ワーク・ライフバランスの最適化を図る働き方改革を積極的に推進していました。そんな折、2020年の新型コロナウイルスのパンデミックによる緊急事態宣言発令で事態は急転し、取り急ぎテレワーク導入のためのハード面の環境整備から着手しました。以前から研究開発やソフトウェア、間接業務部門を中心にテレワークは行われていましたが、あくまでも必要に応じて時々利用するようなお試し導入でした。それが急遽、本格導入となったわけですから、手探り状態でのスタートでした。

森田の写真
森田

鑓田テレワーク比率の急激な拡大により、オフィスの環境整備を「生産性向上の機能整備」、「快適な空間整備」、「効率的投資」を目標に計画し、丁度その頃、芝浦地区オフィスビル棟の賃貸借契約の更新時期が迫っていたため、この際、大胆に芝浦1‐4号館を返却し面積を半減し、残った5号館のリニューアルを実施。これと同時に、グループアドレスの導入や会議室数の減少を補うオープンなエリアにコミュニケーションスペースの拡大などを骨子としオフィス再編と、虎ノ門と芝浦と蕨間での約1,250名規模の人員移転を敢行しました。

三浦SWL-PJは、社員の心身両面での健康づくりに配慮し、いわゆる健康経営も取り込んだ計画です。その象徴となるのは、芝浦オフィス9階に新設された「サテライトオフィス」ですね。健康づくりはプライベートだけで取り組むものではなく、働く上でのセルフマネジメントの一つであり、健康づくり環境のボーダーレス化を行いました。ファシリティ担当の鑓田さんや社内関係者と共に、サテライトオフィスにエアロバイクなどの健康器具を導入し、通路(床)には個人の身長に応じた歩幅サインや至る所にストレッチサインを掲示しました。また、ダイニング・カフェ、掘りごたつ席の会食・打合せスペースなどを併設した結果、社員のコミュニケーションとくつろぎのスペースとしても活用され、利用した社員からは好評をいただいています。

芝浦オフィス内の健康器具の写真
芝浦オフィス内の健康器具

タイトなスケジュールの中で、さまざまな課題を解決

プロジェクトを進める上でのエピソード、ご苦労されたことはありますか?

森田コロナ禍という制約のある中で働き方改革を進めるためには、関係各所との調整と合意形成を行う必要がありました。たとえばテレワークを進めるにしても、職種や地域による温度差があり、通勤手当やテレワークに対する手当をどうするかなど、諸制度の見直しにもおよびました。中でも特に配慮したのは、テレワークの普及とオフィススペースの縮小によるフリーアドレスの導入です。世代や職種によって意識差があり、「自分の居場所が無くなるのではないか」と思われる方もいたので、グループごとのアドレスにして個人専用のロッカーを近くに設置し、仕事に集中できるブース席やコラボスペース、オープンスペースなど多様性のあるフロアレイアウトで対応しました。導入当初は、多少の混乱やクレームも覚悟していたのですが、多くの方に受け入れていただき、安堵しました。

芝浦オフィス(一部)の写真
芝浦オフィス(一部)の写真
芝浦オフィス(一部)

鑓田オフィス再編と芝浦5号館のリニューアルに着手したのは2020年12月です。オフィス再編では、芝浦1‐4号館の返却により首都圏のオフィス面積はほぼ半減するわけですから、各部署のテレワーク、出勤比率などを考慮しつつも「このプランで大丈夫なのか…」と自問自答を繰り返しながら計画を立案していました。虎ノ門・芝浦のオフィス再編は22年3月に無事完了したのですが、それまではドキドキの連続でしたね(笑)。

三浦OKIでは「健康経営」というキーワードが流行る以前から、産業保健スタッフ(産業医・看護職)や健康保険組合、労働組合と連携した社員の健康づくりに取り組んでいました。これまで各事業所単位で取り組んできた健康づくりを2021年4月からOKIグループ全体で取り組み、さらに推進力を加速していけるようギアチェンジをしています。OKIグループ全体で共通認識を持って取り組めるよう「OKIグループ健康経営」の体系立てて行うファーストステップにおいては特に苦労しました。重点的に取り組むべき健康課題の整理や目標指標の設定には代表産業医やOKI健康保険組合、社内関係者と共に議論、検討を何度も重ね、ようやく現在の体系に辿り着いています。また、社員が健康行動に踏み出せるよう、そっと後押しするようなアプローチ方法には日々、試行錯誤しており永遠のテーマだと思います。

それぞれが「先ず隗より始めよ」を実践

健康管理のため、それぞれ個人的に取り組んでいることはありますか?

三浦健康増進を啓蒙する立場の者が不健康であっては示しがつきませんよね(笑)。だから健康管理には人一倍気を使っているつもりです。学生時代はバスケットボール部に所属していたので、週末には子供と一緒に公園でバスケットをしたり、ウォーキングをしたり運動しています。

森田テレワークが増え、生活リズムは規則正しくなった半面、平日で歩く機会が減ったため、週末は40‐50分のランニングを日課として、日頃の運動不足をリカバリーしています。

鑓田お二人ほど意識は高くないのですが、十数年前からの趣味であるトレッキングやスキーは今でも続けています。大自然の中で高山植物や草花などを愛でていると身も心も癒されます。

三浦の写真
三浦

「個人最適」と「チーム最適」を追求した働き方改革を

最後に、今後のプロジェクトの目標や課題、抱負などを聞かせてください

三浦健康管理や健康増進の手段は1つではないので、最新の健康情報を取り入れアップデートしながらOKIグループ社員に最適な選択を取る必要あります。現在、社員の自発的な行動変容を促す、いわゆるナッジ(※2)を取り組入れた推進計画があります。具体的には、社内アンケートの結果を踏まえて、2022年度はOKIグループ社員が特に関心を持っている「睡眠」を健康経営の旗振りテーマとして推進していきます。「良質な睡眠」に繋げるための手段として、運動習慣や食生活の改善に関する情報配信やセミナー、各種イベントを産業保健スタッフ、OKI健康保険組合と共に積極的に実施していきます。そして、OKIグループ社員ひとりひとりが心身共に健康であり十分な力を発揮できることで「社会の大丈夫をつくっていく。」を持続的に実現していくことが最大の目標です。

鑓田現在は虎ノ門オフィス・芝浦オフィスと名称も改めて再編が完了しましたが、虎ノ門オフィス・芝浦オフィスともフロアにより、座席使用率・会議室稼働率のバラツキが大きい実態があります。今後は各フロアでの実際のテレワーク、出勤比率、会議室の利用状況などを詳細に分析し、将来の働き方ヒアリングを踏まえて、利用率の高いエリアと低いエリアのリバランスを図っていくつもりです。また、今回のオフィス再編で得た教訓やノウハウを、今後予定されている蕨オフィスのリニューアルに活用したいと思っています。

森田この2年間はコロナ対応に追われる慌ただしい日々でした。今後は腰を据えてWith/Afterコロナ時代の働き方をリデザインしていくつもりです。コロナ禍で普及したテレワークは定着すると思われ、社員はこれまで以上に、会社組織の一員としてのセルフマネジメントが求められるはずです。私たちSWL-PJとしては、出社とテレワークのベストミックス、つまり個人作業による「個人最適」と同時に、技術・ノウハウの継承、チームとしての一体感の醸成といった「チーム最適」を実現する理想の環境を構築したいと思います。そのためには、OKIの行動指針にある「変革に挑戦する」を実践し続けるつもりです。

芝浦オフィス(一部)の写真
芝浦オフィス(一部)

※1 健康経営:企業などが社員の健康管理を経営的な視点で考え、積極的な健康投資を行うことで、社員の健康増進や企業価値、生産性の向上を目指す手法。OKIは2021年3月「健康経営優良法人2021」に認定された。

※2 ナッジ(Nudge):個人にとって最良の選択を自発的に促す行動科学の手法。

本記事およびOKIの「Yume Pro」については、こちらよりお問い合わせください。

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