環境保護の取組み
廃棄物減量化および適正処理の取組み

産業廃棄物処理をめぐる問題については、従来から最終処分場の逼迫が言われていますが、最近では、これに加え、含有の有害物質による地下水や土壌の汚染が社会問題となっています。これらを踏まえ、1997〜1998年に改正廃棄物処理法が施行されました。その趣旨は、廃棄物の発生抑制と適正処理を確保することにあります。
これに沿い、沖電気では廃棄物の発生抑制と適正処理に関して次の取組みを実施しています。
工場廃棄物廃棄量推移(半導体製造グループを含む)
グラフ

1.工場での廃棄物減量化の取組み
工場から発生する工場廃棄物(一般廃棄物および産業廃棄物)を減量化するため、廃棄物削減・再資源化推進部会を設置し、次の3つのアプローチで取組んでいます。部会には、廃棄量の多い半導体製造グループ会社も参加し、沖電気と一体の活動をしています。

(1)製造プロセスの見直しと改善により、廃棄物の発生抑制を図る。

半導体工場では、アルコール系薬品を社内での減量処理が可能なアルカリ系薬品に変更し、廃棄量を約460トン削減しました。

(2)発生した廃棄物は、再使用や再資源化を図る。

  1. 半導体製造工程では、一度使用して汚れた硫酸を回収し、再生使用しています。
  2. 汚泥のセメント原料化により、廃棄量を約500トン削減しました。
(3)廃棄せざるを得ないものについては、処分場の負荷を少なくするため、容積低減を図る
  1. 廃プラスチックを減容するため、減容機(右図)を導入しました。
  2. 汚泥の脱水率アップにより、容積の低減を行ないました。
主な産業廃棄物の減量化対策

分 類 対策項目
汚 泥 セメント原料化、肥料化
廃 油 燃料化
廃 酸 再生使用
廃アルカリ 社内処理による減量
廃プラ 再生使用、セメント原料化

廃プラスチック減容機の導入
廃プラスチック減容機

2.廃棄物適正処理の取組み
廃棄物適正処理の取組みとして、次の事項を実施しました。
  1. 「廃棄物の適正処理管理基準」および「産業廃棄物処理業者への委託基準」を制定し、実行しています。
  2. 全国の使用済み製品処理委託業者の適正度評価を行ないました。
    不適合に関しては、改善を指導しました。



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