2013年 No.221 OKIの通信システム事業
巻頭言
テレコム ルネサンスへの期待[482KB] 
Expectation for Telecom Renaissance
西郷 英敏
総合報告
OKIの通信システム事業 [2.3MB] 
OKI Telecom Systems Business Overview
相場 信夫・坪井 正志・池田 敬造・藤原 雄彦・松田 幹雄
通信を取り巻く環境の変化を受けて、OKI通信システム事業は、お客様のニーズに引き続きお応えすることに加え、新たな価値を提供する新事業の創出に取り組んでいる。本稿ではそれらの取り組み、方向性について総括的に紹介する。
新商品紹介
アーキテクチャを一新した大規模オフィス向けテレフォニーシステムSIP-PBX「DISCOVERY neo®」 [2.3MB] 
Large Scale Office Telephony System : SIP-PBX「DISCOVERY neo®」
森 洋介・大坪 時子・花井 啓治・永井 博
2012年10月、大規模オフィス向けテレフォニーシステム「DISCOVERYシリーズ」の最新機種「DISCOVERY neo」の販売を開始した。従来機種「DISCOVERY01」からの機能継承や拡充、環境配慮等、製品特長を紹介する。
進化し続けるCTstage®「マルチスタイルコンタクトセンター」 [1.8MB] 
CTstage® "Multi-style Contact Center"
大槻 重雄・久保 治
近年多様化する顧客要望に対して柔軟に応えるための最新のコンセプトとして「マルチスタイル」を掲げて、常に進化・成長しているCTstageについて、充実したラインアップ紹介からSNSの活用に至るまでの最近の動向を見据えた取り組みについて紹介する。
920MHz帯無線マルチホップネットワークシステム [2.9MB] 
920MHz Band Multi-hop Wireless Network System
橋爪 洋・猪熊 基博・須藤 正之・福永 茂・川西 素春
920MHz帯無線マルチホップネットワークシステムの商品化の狙いと、2012年7月に発表した無線ユニット、NW管理システム、ソフトウェアライセンスの概要、特長、適用事例を紹介する。
共同利用型 振込管理システム ~ 為替仕向けエラー処理/被仕向けエラー処理 ~ [2.1MB] 
Bank Transaction Management System for Multiple Banks' Usage - Managing Errors on Sent and Received Messages -
岩田 修一
「為替仕向けエラー処理」と「為替被仕向けエラー処理」を同一プラットフォーム上で集中処理可能とした振込管理システムへ、OKIのCTI技術を融合することにより実現したFAXサーバ共同利用方式を紹介する。
新技術紹介
キャリアグレードセッションボーダーコントローラ CenterStage® NX3200の開発 [2.4MB] 
Development of Carrier-grade Session Boader Controller CenterStage® NX3200
加藤 圭
スマートフォンの急速な普及等に伴う通信量増大および異なるコーデック仕様に対応するため、当社のセッションボーダーコントローラーCenterStageNX3200にキャリアグレードコーデック変換機能を開発・製品化した。本稿では、本製品の概要およびコーデック変換機能について紹介する。
OKI MediaServerを用いたITU IPTV標準テストベッド [1.8MB] 
ITU IPTV Standards Testbed System based on OKI MediaServer
山本 秀樹・渡邉 和浩・森谷 智弘
ITU IPTV標準を採用したIPTVサービスの普及を目的として、映像配信システムOKI MediaServerを用いてテストベッドを構築した。本稿では、IPTV標準、テストベッドの概要と、これまでの実験、今後の計画について述べる。
ユニファイドコミュニケーションのためのスマートフォンを応用した高度プレゼンス [789KB] 
Advanced Presence Application with Smartphone for Unified Communication
鈴木 雄介・鳥越 真・永井 博・野中 雅人
「コミュニケーションの相手が、どの様な状況にあるか」を示す情報を提供するシステムの機能や、その情報自体であるプレゼンスは、スマートフォンの普及で重要性を増している。本稿ではプレゼンスの研究開発の歴史を一部紹介し、スマートフォンを応用したプレゼンスの自動取得、高度化とその応用を目指す技術開発について紹介する。
公共ディスプレイと利用者スマートフォンとの連携による次世代情報提示システムの開発 [1.2MB] 
Development of Smart Information System cooperating with Public Displays and Users' Smartphone
山口 德郎・福島 寛之・立澤 茂
公共空間に置かれたディスプレイなどのメディアと利用者の持つスマートフォンが連携することで、スマートでより快適なサービスが提供できる。本稿では、公共メディアとスマートフォン双方のセンサを活用した連携技術と、利用者の興味・関心を想起させる情報提示技術について報告する。
広帯域感を高めた音声帯域拡張技術 [1.6MB] 
Higher Wideness Voice Band Enhancement Technique
藤枝 大・矢頭 隆
音声帯域拡張機能(VBE)は、従来の通話品質である狭帯域音声を、高音質な広帯域音声へと拡張する技術である。本稿では、従来の技術にはなかった3つの特徴を備えることで、広帯域感を向上させたVBEの最新技術を紹介する。
10Gbps超の高速信号伝送向けインターコネクト最適化設計手法 [3.9MB] 
Interconnect Optimization Design Method for High-speed Signal Transmission of 10Gbps and Beyond
齋藤 賢一・笹島 正夫・北井 敦・神吉 廣・斉藤 久志
10Gbps超の高速信号伝送の実現には、性能やコストの観点を踏まえたインターコネクトの選定と組み合わせの最適化が重要となる。本稿では、機器毎に異なる送受信デバイスおよびインターコネクトの組み合せの可否判断に有効な最適化設計手法について紹介する。
DSP(ディジタル信号処理)技術によるPCM伝送品質測定器開発 [2.9MB] 
Development of PCM Transmission Quality Measuring Instrument by DSP Technology
木村 博文
工場にとって、新技術となる「MATLAB」、「DSP」を用いて低コスト、短期間を目標に、内製化測定器を通信システム工場内(本庄工場)で開発した。開発背景、開発技術等について紹介する。
省エネルギートータルエンジニアリングサービス「SEEMS®」 [2.2MB] 
Total Engineering Service for Energy Saving and ECO - Management :「SEEMS®」 -
岸良 吉晃・林 秀行・成田 賢悦・八木 滋典
OKIウィンテックが長年培ってきたビル管理システムの運用経験を活かしながら各種省エネ技術を組み合わせ、その運用・分析や改善提案などをサービス提供する省エネルギーソリューション「SEEMS」について解説する。
高密度/高周波に対応した高機能プリント配線板技術 [2.2MB] 
High Density/High Performance Printed Wiring Board
豊倉 康夫・須藤 浩康
プリント配線板に要求される信号特性が10Gps、40Gpsから100Gpsの高速化領域まで来ている。従来は高コスト基材(低誘電正接、低誘電率)の採用が必須だったが、高速信号の配線設計を活かし、低コスト化できる技術について解説する。
ロックイン赤外線発熱解析法を用いた故障解析サービス [2.6MB] 
Failure Analysis Service using Lock-In Thermal Emission
高森 圭・中村 隆治・味岡 恒夫
最近の故障箇所解析技術では、微弱な赤外線の検出感度を高めたロックイン計測画像解析法を用いる。この手法は半導体チップ内部の短絡、リークに伴う発熱箇所の同定を、非破壊で実現する。さらに基板、パワーモジュール等への応用が見込まれる。本稿では最新の故障解析事例を紹介する。
技術解説
日本国内における920MHz帯のZigBee IP仕様 [954KB] 
ZigBee IP Specification for Japanese Sub-GHz Band
岡庭 勝広・福永 茂・川本 康貴・野崎 正典・八百 健嗣
IEEE.802.15.4g、ZigBee IP等の国際的な標準に準拠した920MHz帯の無線マルチホップネットワークプラットフォームを開発した。本稿では、本プラットフォームのベースとなるZigBee IPの技術仕様について解説する。
次世代光アクセス動向とOKIの取り組み [1.9MB] 
Next Generation Optical Access Trends and Oki's Activities
向島 俊明
現在、国内のFTTH向けサービスに使用されているGE-PONの次のシステムである次世代光アクセスシステム(10G-EPON、TWDM-PON等)の市場動向、標準化動向を述べると共にOKIの取り組みを紹介する。
開発の現場から
次世代通信機器の共通プラットフォーム技術を担う。 [751KB] 
通信システム事業本部
共通技術センタ
藤原 雄彦