研究開発

OKIの目指す【社会の大丈夫をつくっていく。】を
実現するための研究開発

画像センシングによる行動認識技術

人の行動のタイムリーな認識やデータベース化により製造現場の作業や監視を効率化する

関連キーワード: 画像／センシング／行動認識

技術概要

OKIでは、人手作業が欠かせない製造現場での、より高度な品質確保や工程管理などの実現を目指し、画像センシングを用いた作業者の行動認識技術を開発しています。画像センシングにより「骨格情報などの有効な特徴」を抽出し「時系列ディープラーニング技術」を用いて人物行動の詳細な識別処理を行います。また、製造現場の用途を例にすると行動識別結果から、作業手順の正しさや作業の継続時間、また同様の手順を行った回数などを用いて作業自体の良否を判定することが可能です。

OKIならではの強みはなにか？

OKIは、さまざまな入力情報を統一的に扱うことで、現場に応じて認識したい行動の情報を取捨選択し適切な行動認識を可能します。
さらに、製品の品質確保などのこだわりの強い現場ニーズに答えるために、単純な行動を認識するだけでなく、どのようにその行動を行っているのかも含めて詳細な行動を認識する必要があります。OKIは、現場のノウハウを活かして、このような詳細行動を認識する技術を開発しています。

想定される市場領域は？

製造現場や監視用途での活用を想定しています。
製造現場では、作業を行う人の行動を認識し、ヒューマンエラーを早期に検知し対策をとることでポカヨケにつながり、製品の品質向上や効率化につながります。また、熟練者の行動を解析し数値化するような作業分析を行うことで、労働力不足に直面する製造現場における匠の技の継承に役立てることができます。
監視用途では、防犯カメラの映像から、犯罪につながる行動を検知し監視員に通知することで、セキュリティの向上や監視の効率化につながります。