フィールド(エッジ領域)の課題をAIで解決する時代へ
より早く・より正確に、それが「リアルタイム-インテリジェンス」
アングルトライ株式会社(以下"当社")はMTシステム(MT法)と呼ばれる統計数理に基づく予測・推定・認識のためのソフトウェア開発および応用技術を提供しています。会社設立以来、15年以上に亘って国内外の製造現場に技術提供を行ってきました。
MTシステムは人工知能(AI)の仲間と位置付けられることもあります。当社のMTシステムは、JAXAイプシロンロケットで自律診断用AIとして採用されるなど、機器監視や設備の予知保全に活用されています。MTシステムは異常時の原因診断が可能で、計算が高速である点など他のAIにない利点を有しています。当社は独自の計算手段を適用した超高速な演算ライブラリをご提供しています。
予知保全技術の応用として、近年は"地震リスク予測"の試行も行っています。国土地理院が公開する電子基準点データを利用しており、北大阪地震(2018.6.18)や胆振東部地震(2018.9.6)などの事前の異常を1カ月前に捉えていました。これらは偶然かもしれませんし、地震予測はあくまでも試行の位置付けですが、現在も当社サイトから毎週リスク情報を発信しています。また、そこで培った異常予測技術は建築/インフラ等の監視にも役立つものと考えています。
異常や危険を推定する技術として、近年は人工知能(AI)の活用が進められています。深層学習が大きく注目されていますが、統計数理を利用するAIもあり、MT(マハラノビス・タグチ)システムはその代表例です。その特徴は、基準状態のみを学習するだけで的確な予測や認識が可能となる点と、異常が検出された際の原因診断が可能な点です。
アングルトライ株式会社
代表取締役 手島 昌一
より高い生産性の実現や効率的なインフラの維持は、少子高齢化が不可避の時代を前に喫緊の技術課題です。いたるところに配置され、ネットワークで繋がる自動監視の仕組みを整備することは、私たち技術者の責務の一つと考えております。
エッジソリューションは文字通り、こうした諸課題の強力な解決手段です。当社はOKIから提供された三つのReadyを基盤とし、AIとセンサーを効果的に活用した頑健な社会資産の開発と普及に貢献してまいりたいと考えております。