2003年 No.194 プリンティングソリューション特集
プリンティングソリューション特集によせて [564KB]
株式会社沖データ 取締役相談役 河井正彦
21世紀に向けてプリンタビジネスを従来の単体ビジネスからソリューションビジネスにモデル転換した沖データの事業戦略、技術戦略に付いて述べる。
プリンタ技術の流れと今後への期待 [556KB]
日本工業大学 システム工学科 教授 星野坦之
ノンインパクトプリンタの動向 [561KB]
水谷 実
ノンインパクトプリンタの世界市場台数予測はカラーページプリンタが倍増している。沖データはデジタルLEDヘッドによるシングルパスカラー方式のカラーページプリンタに注力し、低価格、高速、高印刷品質、小型、多様媒体対応を果敢に進めて行く。
LEDプリントヘッドの動向 [482KB]
中村幸夫
本稿ではLEDプリントヘッド方式とレーザスキャナヘッド方式の構造を比較し、それぞれのヘッド方式の課題について述べると共に、当社におけるLEDプリントヘッドのカラー化に向けた取り組みについて述べる。
ドットインパクトプリンタの動向 [444KB]
関根 均・長橋則明
将来的に見ると、シリアルドットインパクトプリンタの市場減少は続くものの、複写紙印刷と操作性の向上を主眼に置いた水平プリンタや、高信頼性とランニングコストの低さなど、シリアルドットインパクトプリンタの優位性を生かしたアプリケーションに特化した市場が形成されていくと考えられる。
Color Page Printers: Market View and Color Technology Trends [577KB]
Tsutomu Miyamoto, Hiroshi Hayashi, Tim Deppa
Color page printers are predicted to be the highest growth segment within the overall printer market. This article explains the market forecast, and the applications and customer requirements that will likely drive the growth. Lastly, important trends in color management are explained as they pertain to color printers.
The European Market for Business Printing [448KB]
Judith Dunne
カラープリンタソリューション [972KB]
高橋芳典
カラープリンタには様々な利用形態があり、開発中には想定できなかったものもある。利用方法をユーザー様から教えていただき、その要望に応えることで、お客様の満足をいただいている。本稿にてその一端を紹介する。
新小型カラーLEDプリンタ [1.5MB]
前川昌則・麻場 武・伊崎 修
「小型・低価格・高速」を製品コンセプトに今までのカラープリンタのイメージを払拭する、身近に置いて使え、ビジネス用途に十分答える高速さ、高画質を兼ね備えた画期的なカラープリンタを紹介する。
高速カラープリンタエンジン [305KB]
松田清志・武藤栄作・長岡和彦・佐藤浩明
カラープリンタの普及に伴い、高速・高画質の競争が激化している。新開発カラープリンタエンジンは高速・高精度化に加え、印刷濃度や用紙厚の自動測定・自動フィードバック技術を新規投入した。その特徴・利点について述べる。
高速カラープリンタコントローラハードウェア [516KB]
石川 修・井伊昭一
カラープリンタコントローラハードウェアの動向、及び沖データが提供しているシングルパスカラー®方式のカラープリンタコントローラハードウェアをハイエンドコントローラ、ローエンドコントローラの観点からその概要と構成について紹介する。
高速カラープリンタのソフトウェア技術 [652KB]
伊東和彦・井上 豊・井上 崇
PDLを搭載したハイエンドカラー機とホストでデータを生成するローエンドカラー機のプリンタドライバ技術と共通技術であるネットワーク管理、ドライバインストール技術、カラー調整技術の紹介をする。
高速カラープリンタコントローラのファームウェア技術 [528KB]
中里博彦・西山由高・細田隆明・吉本斉裕
高速カラープリンタコントローラのファームウェア技術に関して、オブジェクト指向・言語を用いた基本ファームウェア技術、ネットワーク処理技術、カラー処理技術について解説する。
新開発小型モノクロプリンタ [751KB]
宮崎 亨・小野尚生・清水保宏・下村竜彦
LEDアレイヘッドを使用した小型モノクロ電子写真プリンタを開発した。コピーの印刷速度はA4用紙で1分当たり18枚(18PPM)である。コントローラを新規開発し印刷速度に見合う処理能力を達成し小型で使い易いプリンタにすることができた。
MFPソリューション [551KB]
遠藤 浩・Tim Deppa・白石泰正・伊藤寿行
複合機とも呼ばれるMFPは、インターネットの急速な発展と共にそのコンセプトも大きく変化してきた。インターネットとの関わりを中心に、当社のMFP技術をここに紹介する。
最新インパクトプリンタ技術 [543KB]
中村正敏・森 裕明・菅野泰則
最新の媒体処理技術として、媒体のセット位置・状態に関係なく用紙を適正な印字位置に導くスキュー補正技術、また用紙の厚さに依存せず常に最適の状態で印字出来るメディアフォロー技術を述べる。
カラー画像情報処理 [1.1MB]
松代信人
本稿では、カラープリンティングソルーションの基幹技術の1つであるカラー画像情報処理に関して、当チームで行っているカラーサイエンス研究、カラー処理研究開発、カラープリンタ製品技術開発について述べる。
カラー画像評価システム [523KB]
大瀧 登
画質のよしあしを評価する方法として、視覚系に頼る主観的方法と物理量で表せる客観的方法とがある。主観的方法は評価の再現性や作業の効率の点で問題がある。そこで、市販のカラースキャナを用いて定量的に計測できる画像評価システムを開発したのでその概要を紹介する。
仮想プリンタデザイナ [1.2MB]
尚 幹夫
これまでの仮想プリンタシミュレータは、通常のプログラムと同様、全てのコーディングを人手によって行ってきた。そのコーディングを減らすために、図形入力を用い、ソースコードをテンプレートから作成するツールを試作した。
プリンタにおける環境への取り組み [563KB]
新田幸二・荒井泰治・奥田匡則
プリンタを取り巻く技術環境は、PCの性能向上、ネットワーク化、ディジタル化とカラー化の急速な進展により変貌を続けている。地球環境や操作する人に優しいこともすでに差別化要素となってきている。当社は、グローバル企業として世界各国の環境ラベル、エコマークに対応した商品を提供する役割を担っており、今回のプリンタ特集号で商品を開発する技術面の取り組みと地球環境に直接関連する消耗品のリサイクル等の地球環境保護に対する取組みについて概説する。
ゲノム技術とエレクトロニクス [503KB]
宮本裕生
近年、人の設計図であるヒトゲノムの解読が進展し話題になっている。本稿では、ゲノム関連の技術および産業の動向を、エレクトロニクスとの関わりという観点から最近のトピックスを交えて概説する。
LEDプリントヘッド開発の話 [632KB]
安孫子一松
光源にLEDアレイを用いた電子写真プリンタは、沖電気独自の方式である。開発当初LEDプリントヘッドは、LEDアレイ歩留まり、光伝達手段、実装技術など不安材料も多かったがそれをクリアしてここまで来た。LEDプリントヘッド開発初期の状況とこれまでの経過を紹介する。