商品・サービス
自動車部品・材料向け「JASO M 609:2024」対応塩水腐食試験サービスを開始
2026年6月30日
沖エンジニアリング株式会社
沖電気工業株式会社
すべての水系環境試験をワンストップで提供し、利便性向上と試験プロセスの最適化に貢献
OKIグループで信頼性評価および環境保全に関する技術サービスを展開するOKIエンジニアリング(社長:大場 宏之、本社:東京都練馬区、以下OEG)は、自動車部品・材料向けの腐食試験規格「JASO M 609:2024」(注1)に対応した塩水腐食試験サービスを、2026年7月1日より開始します。IP試験(注2)などの水系環境試験(注3)とあわせてワンストップで提供することで、試験依頼の利便性向上、試験プロセスの最適化、迅速な試験対応に貢献します。なお、本サービスにより、2028年度までの3年間で水系環境試験の売上5億円を目指します。
近年、自動車部品・材料を取り巻く環境は、豪雨や冠水、沿岸部での塩害に加え、気候変動による高温・高湿などの影響もあり、より過酷になっています。こうした環境変化を受け、実使用環境を模擬した腐食試験の重要性が高まり、2024年に「JASO M 609:2024」へ規格が改訂されました。OEGでも、同規格に対応し、実使用環境を想定した試験実施を求める顧客からの要望が急激に増加しています。
OEGはこれまで、自動車部品・材料向けに、IP試験、スプラッシュウォーター試験(注4)、塩水腐食試験などの水系環境試験を提供してきました。さらに、界面活性剤を使用した試験(注5)や高温下泥水放水試験(注6)など、お客様の個別ニーズにも対応してきました。今回、「JASO M 609:2024」に対応した塩水腐食試験機を導入し、IP試験から塩水腐食試験まで主要な規格に基づくすべての水系環境試験をワンストップで提供できる体制を整えました。
これにより、お客様は試験ごとに複数の試験所へ個別依頼する必要がなくなり、一つの試験所で水系環境試験をまとめて実施できます。依頼・管理の手間を抑えられるほか、腐食試験後は試料の腐食が経時的に進行するため、次の試験までの間隔を短くすることが可能となり、より精度の高い試験結果につながります。
今後もOEGは、最新の規格動向や市場ニーズの変化に柔軟に対応し、最先端の試験・技術を提供していきます。お客様の製品価値向上を支えるパートナーとして、安心・安全・信頼に直結する品質試験サービスの拡充を進めていきます。
販売計画
| 標準価格 |
個別見積 |
|---|---|
| 販売目標 |
2028年度までの3年間で5億円 |
| サービス提供開始時期 |
2026年7月1日 |
用語解説
注1:JASO M 609:2024
日本自動車技術会が定める自動車部品の耐食性試験規格。2024年版は1991年版から30年ぶりに改訂され、従来の塩水噴霧方式に加え、塩水シャワー方式での塩付与や温湿度管理といった、試験条件や試験方法が見直され、より現実に近い環境試験となった。
注2:IP試験
Ingress Protection試験の略で、電気機械器具や電子機器が外部からの異物や水の侵入に対してどの程度保護されているかを評価する試験。
注3:水系環境試験
製品が雨水、結露、塩水、泥水などの「水」や「液体」にさらされた際の耐久性を試験する環境試験の総称。具体的には、「防水試験」、「塩水噴霧試験」、「スプラッシュウォーター試験」などが含まれる。
注4:スプラッシュウォーター試験
雨や雪で濡れた道路走行時の冷たい跳ね水がエンジンルーム近傍の高温部品にかかることを模擬する熱衝撃試験。
注5:界面活性剤を使用した試験
界面活性剤を用い、真水による試験よりも厳しく防水性を確認する耐水試験。カーシャンプーでの洗車時などを想定し、水の浸入リスクを見落とさず、防水性能をより厳しく確認する試験。
注6:高温下泥水放水試験
車のエンジンルームに搭載されている電子機器が、走行時などに泥水がかかる状態を模擬する試験。対象を高温の雰囲気下で、泥水放水と乾燥のサイクル試験を連続で実施し、泥に対する耐性を確認する試験。
リリース関連リンク
- 沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。
- 沖エンジニアリング株式会社は、通称をOKIエンジニアリングとします。
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