COLUMN
人手不足、アナログ管理…物流業の中小倉庫の課題を解決するロケーション・在庫管理システムとは?
顧客ニーズの多様化、深刻な労働力不足・・・倉庫業界はいま、かつてない変革期を迎えています。これらのビジネス環境変化を乗り越え、持続的な成長を実現するために日々の業務効率化や生産性向上が求められる一方、多くの現場では、依然として人手に頼った管理が多く、さまざまな課題が山積しています。
本記事では、中小倉庫が直面する具体的な経営課題や業界のトレンドを紐解き、解決策として有効なソリューションであるOKIの次世代倉庫管理システム「SHO-XYZ™(ショザイ)」をご紹介します。
倉庫管理の効率化、DX化を検討されているご担当者の皆様、必見の内容です。
目次
労働力不足、アナログ管理の限界・・・物流業の中小倉庫が直面する経営課題
急速に変化するビジネス環境変化への対応は、企業の存続と成長を左右する重要な鍵となります。ここでは、倉庫業界が直面している代表的な経営課題を見ていきましょう。
深刻化する労働力不足と人材確保の難しさ
少子高齢化が進む日本では、各業界が深刻な労働力不足に直面しています。特に倉庫業では、以下のような状況が顕著となっています。
- 新規採用の難航: 若年層を中心に、物流業界への就業希望者が減少。必要な人材確保が難しくなっている
- 既存スタッフの高齢化: 熟練のノウハウを持つベテランスタッフが高齢化し、退職。経験の浅いスタッフが対応するため、業務効率や品質の低下が懸念される
- 人材育成の課題: 新たな人材を育成する時間やリソースが不足。教育体制の構築が急務に
- 外国人労働者への対応: 人材難で海外からの労働者も増加し、文化や言語の壁が課題に
このような状況下で、企業は限られた人的リソースでもパフォーマンスを発揮できる、効率的な業務体制を構築する必要があります。
WMS導入の高いハードルと、紙によるアナログ管理やエクセルによる管理の弊害
倉庫管理システム(WMS)は、在庫管理や入出荷管理、ピッキング作業などの倉庫業務全般を効率化する強力なツールです。しかし、初期費用や運用コスト、さらにシステム導入に伴う業務フローの見直しなど、導入や活用には高いハードルが存在します。
そのため中小規模の倉庫では、依然として紙によるアナログ管理やエクセル(Excel)による管理方法が主流となっています。エクセルは使いやすく便利ですが、リアルタイムな情報共有や複数人での同時編集には不向きで、入力ミスやデータの不整合が発生しやすいという課題があります。
そのため、エクセルによる管理方法では、以下のような問題が発生しやすくなります。
- 在庫管理の精度低下: 入力ミスや登録漏れなどにより、実際の在庫数とシステム上の在庫数に差異が生じ、過剰在庫や欠品につながる可能性がある
- 作業効率の低下: 手作業による確認や転記作業が発生するため、作業効率が低下し、残業時間の増加や人件費の上昇を招く可能性がある
- 誤出荷・誤配送の発生: ピッキングミスや出荷ミスなどにより、誤った商品を出荷する、誤配送するリスクが高まる
- 情報共有の遅延: リアルタイムに在庫状況や出荷状況を把握することが難しく、迅速な意思決定や顧客対応を妨げる可能性がある
倉庫内紛失問題と捜索コストの増大
倉庫内での物品の紛失は、中小規模の倉庫を管理する企業にとって深刻な問題です。紛失が発生すると、以下のようなリスクにつながります。
- 捜索コスト: 従業員が手分けして紛失物を探すための人件費や時間的コストがかかる
- 顧客からの信頼低下: 納期遅延や誤配送などで、顧客からの信頼を損なう可能性がある
こうした日々の些細な紛失は「結果的に見つかった」で済まされてしまうことが多く、経営層が把握しにくいことも大きな問題です。
こうした事態を見過ごしていると、結果的にサービス品質の低下を招くことになります。即日配送や翌日配送など、配送スピードに対する顧客の要求が高まっている中、こうした些細な紛失による配送遅延は顧客満足度の低下に直結してしまうため、改善が求められます。
解決策:OKIの倉庫管理システム「SHO-XYZ™(ショザイ)」とは?
ここまで解説した中小規模の倉庫が抱える課題を解決するために開発されたのが、OKIのロケーション・在庫管理サービス「SHO-XYZ™(ショザイ)」です。
「SHO-XYZ™(ショザイ)」は、現場に合わせた最適なテクノロジーを活用することで、従来のWMSでは実現できなかった、以下のような機能を提供します。
低コストで導入可能
「SHO-XYZ™(ショザイ)」は、クラウド型のSaaSとして提供され、スマートフォンで利用できます。高額な初期費用やサーバー構築費用、ハンディターミナルのような専用機器の購入も不要です。月額5万円からの低額で利用できるため、予算が限られている中小企業でも、気軽に導入できます。また、シンプルな画面とわかりやすい操作性で、導入時の教育コストも抑えることができます。
自動追跡機能による紛失防止
「SHO-XYZ™(ショザイ)」は、荷物位置の追跡にRFIDを活用した自動測位機能があり、倉庫内の物品の位置情報をリアルタイムに把握できます。これにより、捜索にかかる時間とコストを大幅に削減できます。
リアルタイムな在庫管理と可視化
「SHO-XYZ™(ショザイ)」は、入荷、出荷、搬送などの情報をリアルタイムに更新。常に最新の状況が把握できます。
多言語対応も可能
あらかじめ言語シートを作成しておくことで、PCからクラウド上の設定にアクセスすることで、言語設定が可能です。また多言語化は英語などの外国語のほか、現場で使われている特有の表現での表示も可能です。
「SHO-XYZ™(ショザイ)」がもたらす具体的な活用メリット
「SHO-XYZ™(ショザイ)」を導入することで、中小の倉庫では、以下のような具体的なメリットが得られます。
在庫管理精度の向上
リアルタイム在庫管理により、在庫差異を最小限に抑える、過剰在庫や欠品の防止が実現します。
作業時間の短縮
ピッキング作業時に荷物を探す時間を大幅に削減。作業時間短縮、残業時間削減によって人件費の抑制につながります。
紛失コストの削減
荷物を保管した位置を登録することで、荷物の紛失や無駄な捜索工数の発生を防ぎます。
情報共有の迅速化
荷物の正確な保管位置を関係者間で共有。迅速な顧客対応を可能にします。
「SHO-XYZ™(ショザイ)」の概要
OKIの自社のPoCでは、モノの捜索時間が本システムの未導入時に比べ、約75%削減しました。
まとめ
物流・倉庫業界は、今まさに大きな変革の時代を迎えています。中小規模の倉庫が、この変化の時代を生き残り、持続的な成長を実現するためには、業務効率化と生産性向上が不可欠です。
OKIの次世代倉庫管理システム「SHO-XYZ™(ショザイ)」は、中小規模の倉庫・が抱えるさまざまな課題を解決します。2024年問題への対応や、アナログでの管理、倉庫内紛失問題などでお悩みであれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
詳細な製品情報や資料請求、見積など各種ご相談は、コチラまでお気軽にお問い合わせください。
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プレスリリース(2025年1月20日)「屋内外問わず保管された製品や設備品などモノの位置情報をスマートフォンで簡単追跡できるロケーション・在庫管理システム「SHO-XYZ」を販売開始」
https://www.oki.com/jp/press/2025/01/z24060.html
サービスページ SHO-XYZ【ショザイ】 製品や設備品のロケーション・在庫管理システム-RFタグやQRコード活用による荷物位置の簡単追跡-」
https://www.oki.com/jp/SHO-XYZ/
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