研究開発

Beyond 5Gに向けた光アクセス通信システム

背景

5Gモバイルでは、大容量(10Gbps)、低遅延(1ms以下)、多数同時接続(1万以上)等の多様なサービスの提供が考えられており、2030年のBeyond5Gでは10Gbpsを超える通信速度が想定されています。Beyond5Gの実現には、膨大な数の基地局の設置や、無線アクセスネットワーク(基地局と収容局間)の大容量化、そしてサービス毎の要件に合わせた通信品質の確保が必要になり、経済的な無線アクセスネットワークの実現が課題です。
OKIが提供するPON(Passive Optical Network)システムは、1対N型の通信を可能にすることで効率的にユーザーを収容できるため家庭用ブロードバンド回線として普及しています。さらに、現在、OKIは無線アクセス向けに消費電力を抑えて大容量通信可能なデジタルコヒーレント技術や、サービス毎の論理ネットワーク(スライス)が構築できる仮想化技術を開発しています。

特徴

デジタルコヒーレント技術は、長距離用の光トランシーバの機能をアクセス用短距離に制限しDSP(Digital Signal Processor)の消費電力を抑えることや、一芯双方向のCOSA(coherent optical subassembly)を開発しPONシステムに適用できることが特徴です。PON仮想化技術は、限りあるPON資源から効率的にスライス構築が可能な資源制御機能と、サービスの品質要件に合わせてスライスの通信品質(通信速度、遅延)を制御できるマルチDBA機能(Dynamic Bandwidth Allocation)が特徴です。


モバイル向け光アクセス通信システム

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公的研究費の不正使用および研究活動における不正行為等に係る通報も上記で受け付けます。



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