2024年6月7日
OKIは、マブチモーター株式会社(社長:高橋徹、本社:千葉県松戸市、以下マブチモーター社)に、OKIグループの精密小型モーター事業を譲渡する契約を、2024年6月4日に締結しました。2025年7月1日までに事業譲渡完了を予定しています。
OKIは1966年より小型モーター事業を開始し、1998年からは専業会社として、沖マイクロ技研株式会社(以下OKIマイクロ技研)を設立し、汎用ステッピングモーター、各種応用製品から、お客様の要望に応じた専用アクチュエーターの開発、製造、販売を行ってきました。同事業の更なる強化のため、相乗効果の期待できるパートナーとの協業・提携の可能性を模索していました。
マブチモーター社は、千葉県松戸市に本拠を持つ小型モーターの製造・販売メーカーです。小型・軽量・高効率のDCモーターは、自動車電装品をはじめ家電、電動工具、住宅用設備、精密機器および事務機器など幅広い分野で活用されており、M&Aや提携などを活用しながら事業領域拡大と企業価値向上の実現を目指しています。
OKIとマブチモーター社は、OKIマイクロ技研のステッピングモーターなどの信頼性の高い技術力および製品ラインアップと、マブチモーター社の技術、販売チャネルおよび顧客基盤とを組み合わせることにより相乗効果を生み出し、製品開発と市場開拓の推進により新規事業の創出と既存事業の拡大を図ることができると判断し、今回の事業譲渡の合意に至りました。
今回の事業譲渡では、OKIマイクロ技研が2025年5月に設立する予定の新会社「OKIエム・イー株式会社」に、OKIマイクロ技研のガス事業、機器事業、アミューズメント事業および製造子会社である株式会社アダチ・プロテクノを承継し、2025年7月1日までに新会社の全株式をマブチモーター社に譲渡します。なお、従業員は新会社にて雇用継続となります。また、OKIマイクロ技研の海外子会社となる沖微型技研(香港)有限公司(販売・調達子会社)と東莞沖美億電子有限公司(製造子会社)が保有する製造に関する資産も、マブチモーター社の海外子会社に譲渡を予定しています。