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小中学生向け「AIを使った画像認識プログラム体験ワークショップ」を開催


オンラインワークショップの様子

OKIは、2023年8月2日・3日、「こども霞が関見学デー(注1)」に出展し、小中学生を対象とした「AIを使った画像認識プログラム体験ワークショップ」を開催しました。「こども霞が関見学デー」は、1999年に文部科学省が各府省庁に連携を呼びかけて毎年夏休み期間中に実施しているもので、デジタル庁の依頼に賛同し、昨年に引き続き参加しました。

OKIはデジタル庁が掲げた本年度のテーマ「デジタル自由研究~おうちでできるデジタル体験~」に沿ってAIと「Scratch(注2)」を使った画像認識のプログラムのワークショップを行いました。2日間で計4回実施したワークショップでは、OKIソフトウェアの社員が講師を務め、事前に申し込んだ子どもたちに対し、AIと画像認識技術を教えました。また、OKIソフトウェアではAI技術者の育成にも取り組んでおり、こういった活動を通じて、子どもたちだけではなく親御さん含めて、「デジタル」について「考える」「触れる」「より知っていただく」機会だと考えています。

ワークショップでは、まずはAIとは何か、そして話題のChatGPT(注3)について簡単に学んでいただいたうえで、実際にさまざまなモノの画像を「ML2Scratch」(注4)を使ってAIに学習させ、AIの判断結果を、ネコを模したキャラクターを通して表示させました。AIの機能によりネコがだんだん物知りになっていく様子を、楽しみながら体験してもらいました。
参加した子どもたちからは、「自分でAIを作って、そのAIが質問に答えてくれることが楽しかった。」「思い通りにプログラムが動かなくて戸惑ったけど、プログラムが作れたから、自分でもっと天才的なネコを育てたい。」「とても面白かった。思っていたよりも簡単、面白いプログラムを作れた。また作りたい。AIが判断した結果を文字で表しているけど、音で表すこともやってみたい。」などの感想が寄せられ、AIについての学びを深めていただくことができました。


物知りネコを育てている様子

用語解説

  • 注1:こども霞が関見学デー

    文部科学省が各府省庁に連携を呼びかけて、小中学生の子どもたちを対象に業務説明や職場見学などを行うことにより、子どもたちが夏休みに広く社会を知る体験活動の機会とし、親子のふれあいを深めることを目的とする取り組み。

  • 注2:Scratch

    マサチューセッツ工科大学メディアラボとScratch財団が共同開発した8~16歳のユーザー向けの無料の教育プログラミング言語およびその開発環境。(https://scratch.mit.edu/:外部サイト)

  • 注3:ChatGPT

    OpenAI社が開発したチャット生成AIのこと。ユーザーが入力した質問に対して、まるで人間のように自然な対話形式でAIが答えるチャットサービス。

  • 注4:ML2Scratch

    ML2ScratchはTensorFlow.js(注5)を使った機械学習をScratchから簡単に体験、利用できるようにしたStretch3(https://stretch3.github.io/:外部サイト)というプログラミング環境の拡張機能。

  • 注5:TensorFlow.js

    Googleが開発したオープンソースの機械学習用のJavaScriptライブラリ。

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