 ラオスの現状を話す、ASPB野口さん |

親子で真剣に絵本づくり |
2002年7月13日(土)、午後1時〜4時、沖電気目黒研修センターにて、今年で第3回目を迎えるイベント、「ラオス語絵本をつくってラオスの子どもたちに送ろう!」を行いました。OKIグループより、OBを含む社員と家族合計22名が参加しました。
このイベントは、「ASPBラオスの子どもに絵本を送る会」(以下、ASPB)との共催で、日本語の絵本の文字部分にあらかじめ作られているラオス語の翻訳文を貼りつけ、ラオス語の絵本として仕上げ、現地の子どもたちに読んでもらうことを目的としています。
東南アジアの国、ラオスの子どもたちは、学校や家庭で本を読んだり読んでもらったりすることがほとんどありません。日本では、絵本を通じて広く世の中や世界を知ることを当たり前のようにできますが、ラオスの子どもたちはそんな機会がほとんどありません。1982年に設立された、「ASPBラオスの子どもに絵本を送る会」は、設立以来ラオスの子どもたちに絵本を送り続けているNGOです。2000年に開始された「絵本2000冊運動」も順調に進み、現在約1,500冊を達成しています。
午後1時、参加者の自己紹介で始まりました。今回は、あらかじめ「ASPB」に準備していただいていたラオスに関わる質問に各自答えてもらい、もっとラオスのことを知ってもらいました。その後、ASPB事務局の野口さんよりラオスの現状、絵本づくりの目的などを話してもらいました。続いて、ほとんど絵本のなかったラオスの小学校に大量の絵本が届けられるビデオを見ました。村の大人も子どもも小学校に集まり、食い入るように絵本を見ている様子が印象的で、絵本の力の大きさを改めて知りました。2時から30分間は休憩です。ASPBスタッフとボランティアのみなさんにより手作りで用意していただいた、ラオスコーヒー、レモングラスティー、バナナチップ、そしてココナツゼリーが参加者全員に振舞われました。この間、絵本などの展示品を参加者に見ていただきました。「OKI愛の100円募金」で今年の3月に現地出版された絵本「かしこいのはどっち?」も展示されました。
2時30分、いよいよラオス語絵本作りの開始です。社会貢献推進室で用意した40冊と参加者に持参いただいた1冊の合計41冊をラオス語絵本にすることが目標です。ページ数の多い絵本や少ない絵本様々です。A4の用紙にコピーされたラオス語翻訳文をハサミで切り取り、のりを付け、上下左右間違えないように貼っていきます。そして自分の名前を最後のページに貼り完成です。予定の4時を越えてしまいましたが、ASPBのみなさんにも参加いただいて、合計41冊すべて、ラオス語絵本にできました。参加者より徴収した参加費(500円/人)は、これらの絵本のラオスまでの輸送費などに使われます。

休憩時に振舞われたコーヒーやココナツゼリー |

恒例の集合写真です |
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