イノベーション

「ISPIM CONNECTS YOKOHAMA」にイノベーション推進室の福永が登壇し、OKIのIMS認証の取り組みを紹介しました

ワークショップに登壇し、OKIのイノベーション活動を解説する福永
ワークショップに登壇し、OKIのイノベーション活動を解説する福永

2025年12月1日〜3日の3日間にわたり横浜市開港記念会館にて、「ISPIM CONNECTS YOKOHAMA」が開催され、イノベーション推進室の福永が「OKIのイノベーションとISO 56001認証」というテーマで講演を行いました。

ISPIM(International Society for Professional Innovation Management)は、アカデミアやビジネス界のイノベーション専門家が集まり、イノベーション・マネジメントについて議論する国際会議であり、年数回の頻度で世界各地で開催されています。今回は横浜での開催となり、30か国から250名のイノベーション専門家が集まりました。

福永が登壇したのは、イノベーション・マネジメントシステム(IMS)の国際標準であるISO 56001の認証について議論するワークショップです。IMS業界の第一人者であるAmplify社のMagnus氏がファシリテータを行い、企業の認証取得を支援しているPerfect Link社のSuzanne氏とパネルディスカッションをしました。
OKIは、日本初ならびに製造業としては世界初でISO 56001認証を取得しています。認証取得の先行事例としてOKIのイノベーション・マネジメントの取り組みについて紹介し、ISO 56001認証に向けた背景や進め方について議論しました。

講演では、OKIがISO 56001が国際標準として策定されるよりも前からイノベーション・マネジメントシステム「Yume Pro」を導入し、イノベーションが日常的に創出される仕組みづくりの取り組みについて解説しました。
キャッシュレスやペーパーレスという主力事業衰退につながる潮流への経営層の強い危機感のもと、「全員参加型イノベーション」を推進しています。全部門に部門イノベーション責任者と推進者を配置して部門のイノベーション活動を推進するとともに、グローバル拠点を含めた全社員にイノベーション教育を行い、アイデアコンテスト「Yume Proチャレンジ」を通じてイノベーションの実践や加速支援を行っています。
認証取得にあたっては、ISO 56001の規定項目をYume Proとして既に運用していたことから、特別な準備をすることなく、ありのままの運用を見てもらうという方針で外部監査に臨み、2025年7月にISO 56001の認証を取得しました。
なお、外部監査に先立ちOKI社内でも内部監査を行ったことで、外部監査を受けるメンバーの意識が高まり、外部審査を受ける際に大きく役立ちました。

パネルディスカッションでは、Yume Pro導入やISO認証取得によりOKI社内外にどのような変化が起きているか、などについて議論をしました。
OKIではYume Pro導入にあたり、イノベーションを起こすために何が重要かを特定し、イノベーション活動の焦点を絞ることがでたことや、それに必要なスキルやマインドを定義し、教育やスキルアセスメントも行っていることなどを紹介しました。
また、多くの日本企業は顧客の要件に迅速に応える能力が極めて高いが、現在は顧客が要件を明確に提示できなくなっているとの示唆がありました。そういった場合は、顧客の要件提示を待つのではなく、顧客ニーズを積極的に提案していくことの重要性を議論しました。IMSでは仮説検証を繰り返すことを肝としていますが、OKIではYume Pro導入の効果の一つとして、顧客のフィールドに潜入して本質的な課題を見つける活動ができ始めていることなども紹介しました。

また、グローバルレベルで多くの企業がIMS導入や認証取得に興味を持っていることも話題となりました。OKIでもISO認証取得後、さらに問い合わせが増えており、ニーズの高まりを実感しています。ワークショップ終了後にも、多くの参加者と意見交換の機会があり、「こんなに精緻にIMSを構築しているのを知って驚いた」という言葉もいただきました。

OKIは、今後もこうしたアカデミアやビジネス界との交流を通じ、Yume Proの先進的な取組みを発信し、共創の実現を模索していきます。
OKIはこれまでも多くの企業にYume Proのノウハウを提供していますが、Yume Proの取り組みによるノウハウを活用して、他社のIMS導入をお手伝いする「IMS支援サービス」も開始しています。多くの企業がIMSという共通言語をベースにエコシステムを構築し、より大きくイノベーションの輪を広げていけるように推進していきます。その中でOKIも活躍していることが目標です。

(2026年1月21日 イノベーション推進室)

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