OKIの技術者は、日々どのような仕事に取り組んでいるのでしょうか。
今回密着したのは、研究開発センターでAI技術の研究開発を担当する近藤さん。現場の課題やお客様の声に向き合いながら、技術を社会に役立つ形へつなげていく仕事に迫ります。
※掲載内容は取材・撮影当時の情報であり、現在の所属部署・役職・業務内容等とは異なる場合があります。

近藤さん
技術本部
2018年に新卒入社。以降、AI・数理最適化技術の研究開発を担当し、物流向けの自動交渉AIなどを開発。現在は数理最適化技術に軸足を置き、OKIの事業領域での新たな価値提供を模索。「技術が将来どう社会に活きるか」という信念を大切に、現場に寄り添った研究に挑む。
好きな音F(ピアノならファ,バリトンサックスならレ)
(明るいイメージの音のため。音程が上ずりやすいので気を付けている。)
AI技術で、物流現場の課題に向き合う
-近藤さんは、普段どのようなお仕事をされているんですか?
近藤さん(以下敬称略) 私は研究開発センターで、AI技術の研究開発を担当しています。ここ数年は、物流業界向けのAIモデルを作っています。
輪読会や定例会で、研究への理解を深める
-今日は出社後、どのような業務をされる予定ですか?
近藤 今日は午前中に、専門書の輪読会のメンバーと予定があります。午後は、チームの定例会に参加する予定です。
-輪読会とは、どのようなものなのでしょうか?
近藤 読みたい本や論文を持ち寄って、みんなで読んで議論し、理解を深める場です。
内容は基本的に、自分の研究に近いものを選んでいます。例えば、基礎的な入門書を選ぶと、参加するメンバーの知識レベルが合いやすいので、そういった本を選ぶことも多いです。
この日は『しっかり学ぶ数理最適化』という本を使って、遺伝的アルゴリズムの章を読み進めていました。

-午後のチーム定例会では、どのようなことをするのでしょうか?
近藤 それぞれの研究の進捗や、論文、投稿の進捗などを報告します。困っているところがあれば、みんなで議論するような場です。定例会は週1回で行っています。
専門書や論文を読み込み、チームで議論しながら理解を深めていく。近藤さんの1日からは、研究職として日々学び続ける姿が見えてきました。
何度もすり合わせながら、納得できるモデルをつくる
-物流業界向けのAIモデルを開発する中で、面白いと感じるのはどんなところですか?
近藤 物流業界って、自分にとって知らないことも多いんです。だから実際にお客様先に行って、現場を見せていただいたり、冷凍倉庫に入ったりすることもあります。
現場でどういうことに困っているのかを見て、そこからモデルを作っていく。それが結構楽しいところだなと思っています。
-研究開発の仕事で、大変だと感じることはありますか?
近藤 最初にお客様へヒアリングに行って、「こういうモデルかな」と思って作って、実験して、結果を持っていくことがあります。
でも、その結果を見ていただくと、「いや、ここはこういう条件があってね」と、新しい要件が出てくることが結構あるんです。
AI系のモデル開発は、その繰り返しです。持っていったら新しい要件が出てくる。それを何度も何度も繰り返して、やっと納得のいくものができる。大変ではあるんですけど、そこが割と面白いところかなと思っています。

-どんな人がOKIの研究職に向いていると思いますか?
近藤 研究者というと、大学の先生のような姿を思い浮かべる方もいるかもしれません。紙とパソコンに向かって、黙々と研究しているようなイメージもあると思います。
でも、企業の研究員、特にOKIの研究員として考えると、今自分が研究している内容が、将来どういうふうに活きるのかを考えながら取り組める人が向いているのではないかと思います。
技術を深めるだけでなく、その技術が将来どのように活かされるのかを考える。企業の研究開発職ならではの視点が、近藤さんの言葉から伝わってきます。
同じ興味を持つ仲間と、のびのび働ける環境
-近藤さんがOKIに入ってよかったと思うことはありますか?
近藤 いろいろありますが、一つは仲間がすごくできたことです。

近藤 同期もまず仲間ですし、私が入社した時はコロナ前だったので、金曜日になると飲みに行ったり、土日にみんなで集まって遊んだりすることもありました。同じようなことに興味を持っている友達がたくさんできた、という感覚があります。
職場もそうです。同年代の人だけではなく、年上のマネージャーの方とも、分け隔てなくいろいろな話をする職場にいます。年代は違っても、同じことに興味を持って話せることは新鮮な体験ですし、入ってよかったなと思うことが多いです。
この日のお昼は社食へ。チームの人や同期と食事をすることも多いそうです。技術系の同期はOKI全体で60〜70人ほど。仕事だけでなく、日々の何気ない時間の中にも、人とのつながりを感じられる環境があるようです。

-入社前と入社後で、ギャップはありましたか?
近藤 入社前から、私は研究職になりたいと志望していました。一方で、本当に入社してちゃんと研究員としてやっていけるのかな、という不安もありました。周りがすごくできる人ばかりで、置いていかれるんじゃないかなと思っていたんです。
でも実際に入ってみると、みんな社会人としての研究はゼロスタートでした。だから、そんなに不安がらずに、のびのび働けるんだなと思いました。
研究職は比較的男性が多い職場ではあります。入社前は、女性だから疎外感があるのではないかと思っていた部分もありました。でも実際にはそんなことはなくて、性別に関係なくニュートラルに接してくれる人が本当に多い職場だと感じています。
自分のやりたいことに、信念を持っている人が活躍している
-OKIでは、どんな人が活躍していると思いますか?
近藤 まずは、自分がやりたいことに信念を持っている人かなと思います。
大きい会社なので、流れに乗って仕事を進めることもできる部分はあると思います。でも、そうではなくて、「自分は新しくこういう事業をやりたい」「こういう技術を強みにしたい」と思っている人は、やっぱり活躍しているなと感じます。
仕事終わりには、会社の音楽同好会の練習へ向かった近藤さん。もともとは同じ部門で音楽をやっている人が集まり、部門の年度末の会で演奏したことをきっかけに活動が始まったそうです。現在は週1回、月曜日に活動しています。
研究に向き合う時間だけでなく、同じ興味を持つ仲間とつながる時間もある。そうした日常からも、近藤さんがOKIでのびのびと働く様子が伝わってきます。

まだ知らないOKIを、少しでも知ってもらえたら
-最後に、視聴者の方へメッセージをお願いします。
近藤 OKIは、BtoBメーカーという性質もあって、今まで知らなかったという方もたくさんいるのではないかなと思います。
でも、今日こうして会社の中を一緒に回っていただいて、「こんな会社があるんだ」「もっと中を知ってみたいな」と思っていただけたら、私はすごく嬉しいです。

AI技術の研究開発に取り組みながら、物流現場の課題やお客様の声と向き合っている近藤さん。
専門書や論文を読み込み、チームで議論を重ね、現場で見えた課題をもとにモデルをつくっていく。そこには、技術を研究するだけではなく、その技術が将来どのように社会で生きるのかを考え続ける、企業研究員ならではの面白さがありました。
OKIには、自分の興味や専門性を深めながら、仲間とともにのびのびと研究に向き合える環境があります。近藤さんの1日からは、技術を通じて社会の課題に向き合う、研究開発職のリアルな姿が見えてきました。