OKIでは、社員一人ひとりの多様なキャリアパスや新しい挑戦を応援しています。今回は、そんな環境で様々な部署を経験し、現在は新規事業開発に携わる市毛さんをご紹介。これまでのキャリアや挑戦を続ける理由、OKIらしさについてお話いただきました。
※掲載内容は取材・撮影当時の情報であり、現在の所属部署・役職・業務内容等とは異なる場合があります。

市毛さん
グローバルマーケティングセンター イノベーションビジネス開発部
2003年、OKIデータシステムズに入社。その後、OKIデータにてプリンターの回路設計、商品企画を経験したのち2020年にOKIへ転籍。調達業務の経験を経て、2023年より高度遠隔運用の実用化に向けたプロジェクトを推進。これまでの多様な経験を活かし、新たな価値創出に挑む。
好きな音娘が演奏するテナーサックスの低音
(娘が吹奏楽部でテナーサックスを頑張っています。特に低音の響きが美しく好きです。)
技術者から商品企画、調達、そして新規事業へ
-まずは、これまでのご経歴について教えてください。
市毛さん(以下敬称略) 2003年に入社して、最初は15年ほど電気回路の設計を担当していました。
そこからプリンターの商品企画部門に異動し、2年半ほど商品に携わりました。その後、電子部品の調達も3年ほど経験し、今はグローバルマーケティングセンターで新規事業の開発に携わっています。
-技術職から商品企画部門へ異動されたのは、どのようなきっかけだったのでしょうか?
市毛 技術者として設計で働いていた時、事業部から「次の商品はこういうスペック、こういう仕様でつくりましょう」という内容が降りてくることがありました。
その仕様に対して一生懸命開発し、残業もしながら商品をリリースするのですが、やはり売れるか売れないかは難しいところがあります。売れなかったと聞いた時に、すごくショックを受けたんです。
それで、自分が事業部に行って、少しでも変えられるなら変えてみたいと思うようになりました。商品系の仕事をやりたいと上司に言い続けていたところ、チャンスが訪れて、「商品系の部署に異動できるけれど、どう?」と声をかけてもらいました。
相談しやすい人であるために、毎日一言を発信
-「魔改造の夜」では、どのような役割を担っていたのでしょうか?
市毛 私は相談役という役割を担っていました。
「魔改造の夜」は、リーダーがメンタル的に追い込まれることがあると聞いていたので、リーダーを支えてくださいということで任命していただきました。
ただ、私が担当したBチームのリーダーは、みんなから「メンタルがタフで絶対に病まない」と言われていたんです。そうなった時に、自分の役割は何だろうと考えました。
そこで、チームメンバーみんなにとって相談しやすい人であろうと決めました。
-相談しやすい関係をつくるために、意識していたことはありますか?
市毛 相談役に決まってから、自分の中で一つ決めたことがあります。
メンバーは高崎で毎日活動していて、私は虎ノ門勤務でした。毎日通うのは難しいと分かっていたので、Teamsのチャットルームで毎日一言つぶやきます、とみんなの前で宣言しました。
まずは、私という人間を知ってもらうことを目標にしました。「この人なら、なんとなく何を話しても大丈夫」と思ってもらいたかったんです。
毎日つぶやいているうちに、少しずつメンバーから個別にチャットをもらえるようになりました。そこは良かったなと思っています。

-発信する内容も工夫されていたのでしょうか?
市毛 テーマを決めないと続けるのが大変だと思っていました。ただ、確実にポジティブな話にはしたいと思っていました。
例えば、月曜日はこのテーマ、火曜日はこのテーマという形で、おすすめの音楽や好きな名言など、曜日ごとに内容を決めてつぶやいていました。
頼りになるかはともかく、困った時や行き詰まった時に、気軽に声をかけやすい人になろうと考えていました。
「OKIらしい」と感じた、真っ直ぐなものづくり
-プロジェクトの中で、特に印象に残っているエピソードはありますか?
市毛 一番面白かったのは、私たちのチームがシャボン玉を大きくするために、とにかく装置を大きくすればいいだろうという発想から始まったことです。
体育館で装置を組み上げていったのですが、結果的に外に出せないことに、その時点で気づいたんです。
勝つためにはまず大きくしようと考えて、実際に大きくしたら外に出せなかった。そこがなんだかOKIらしいなと思って、非常に印象に残っています。

-プロジェクトを通じて、学びになったことはありますか?
市毛 一番は、プロジェクトリーダーの思いの強さです。
今回、プロジェクト全体を統括していた佐藤さんが、「ものづくり魂の再生」というビジョンを掲げていました。OKIを有名にしたいという目的ではなく、本当に、働いている技術者のワクワクを取り戻したいという思いがあったんです。
その思いがあったからこそ、このプロジェクトは成功しているのだと感じました。規模は違っても、プロジェクトをまとめる者として、そこは見習いたいと改めて思いました。
変わらない「誠実さ」と、変わってきた「挑戦する空気」
-市毛さんが感じる、OKIらしさとは何でしょうか?
市毛 変わらないものとしては、誠実さがあると思っています。
入社面接の時、当時の社長から「次の5つの言葉から、どれが一番重要だと思いますか。そして、その理由を教えてください」と聞かれたことがあります。私自身はたしか「協調性」と答えたと思うのですが、社長は「誠実さです。誠実さが一番大事です」とおっしゃっていました。
OKIの根本にあるものは、やはり誠実さだと思います。そこは変わらないものとしてあるなと感じています。

-一方で、変わってきていると感じる部分はありますか?
市毛 新しいことに挑戦するとか、失敗してもいいからやってみようという空気は、より出てきていると感じます。
そもそも「魔改造の夜」のプロジェクトが立ち上がったのも、そういう文化が醸成されてきたからだと思います。
誠実さというベースがありながら、最近はより新しいことにチャレンジしようという風土も出てきている。そのハイブリッドが、OKIのいいところだと思っています。
地味で目立たないかもしれないけれど、「誰かのために」となると全力を尽くして頑張る。そういう社風があると感じています。
育児と仕事を両立しながら、キャリアを続けてきた
-育児と仕事の両立については、どのように感じていますか?
市毛 正直、大変です。ここで大変ではないと言うと嘘になると思います。
いろいろな女性の先輩方が、本当にぶつかってきた壁だと思いますし、それぞれの乗り越え方があると思います。
私の場合は、子どもが一番小さかった時の上司の配慮が大きかったです。毎日定時で帰ることを許容してくださって、子育てとのバランスを取ることができました。
今は上の子が中学生、下の子が小学生ですが、それでもバランスを取りながら働けているのは、テレワークを会社として活用させてくれていることが大きいです。

私より上の世代の先輩方の中には、出産を機に辞めてしまう方もいたと思います。でも今の若い方たちは、本当に辞めない。いろいろな部署の上司の理解も深まっていますし、周りのチームの理解やサポートも、どんどん手厚くなっていると感じています。
迷ったら、やる。経験の積み重ねは全部無駄じゃない
-市毛さんが挑戦を続けてこられた理由は何でしょうか?
市毛 そもそも私は、やるかやらないかで迷ったら、やるを選択する人なんです。
挑戦をやめたら飽きてしまうというか、とにかく新しいことに挑戦していたい性質なのだと思います。

自分がすごいと言いたいわけではなく、本当にたまたま技術者としてキャリアをスタートして、商品企画もやらせてもらって、調達も経験させてもらって、今は新規事業を担当し、プロジェクトも任せてもらえています。
その経験の積み重ねは、全部無駄じゃなかったなと思っています。いろいろな知り合いもできましたし、いい意味で精神的にもこなれてきました。初めて会う人とも、すぐに打ち解けられるようになりました。
全部、無駄ではなかったと思います。
若い人たちの相談に乗れる存在になりたい
-今後、挑戦していきたいことを教えてください。
市毛 まずは、今やっているプロジェクトを成功させたいというのが大前提です。
そのうえで、新規事業というところをもう少しやっていきたいと思っています。
そして将来的には、今回の相談役ではないですが、若い人たちの相談に乗れるような、相談窓口のようなことをやってみたいです。今もそんなつもりではいますが、そういうことをやっていきたいと思っています。

-最後に、OKIに興味を持っている方へメッセージをお願いします。
市毛 誠実で、新しいことに挑戦しようというマインドを持っている社員が、OKIには多いと思います。
そういう人たちと働いてみたいと思う方には、おすすめしたいです。
技術者としてキャリアをスタートし、商品企画、調達、新規事業へとフィールドを広げてきた市毛さん。
その歩みから見えてくるのは、目の前の仕事に誠実に向き合いながらも、「やってみたい」と思ったことに一歩踏み出し続けてきた姿です。
OKIには、誠実にものごとに向き合う風土と、新しいことに挑戦しようとする空気があります。市毛さんのキャリアからは、さまざまな経験を重ねながら、自分らしい役割を見つけていく可能性が感じられました。