
「だんご虫お話の会」のみなさんによる
「絵本の読み聞かせ」 |
2001年7月14日(土)、午後2時〜5時、沖電気目黒研修センターにて、今年で第2回目を迎えるイベント、「ラオス語絵本をつくってラオスの子どもたちに送ろう!」が行われました。OKIグループより、OBを含む社員と家族合計31名が参加しました。
このイベントは、「ASPBラオスの子どもに絵本を送る会」との共催で、日本語の絵本の文字部分にあらかじめ作られているラオス語の翻訳文を貼りつけ、ラオス語の絵本として仕上げ、現地の子どもたちに読んでもらうことを目的としています。
東南アジアの国、ラオスの子どもたちは、学校や家庭で本を読んだり読んでもらったりすることがほとんどありません。日本では、絵本を通じて広く世の中や世界を知ることを当たり前のようにできますが、ラオスの子どもたちはそんな機会がほとんどありません。1982年に設立された、「ASPBラオスの子どもに絵本を送る会」は、設立以来ラオスの子どもたちに絵本を送り続けているNGOです。近年は、活動の範囲を広げ、ラオス人作家を育成するとともに現地での編集・出版機能の育成、紙芝居による子どもを守るための知恵の普及(エイズ、麻薬、保険衛生、環境などがテーマ)、読書ができる状況の創設(図書箱、図書袋、図書室の普及)、「子どもの居場所」として、子ども文化センターの運営援助、そして現地にはまだ存在しない書店の開業を目指しています。

休憩時間の様子(コーヒーを飲む森さん、右端) |
午後2時、イベントの開始です。参加者全員の自己紹介のあと、ASPB事務局長の森さんにより、7月7日に立ちあがったばかりのホームページ(**)を利用して、会の活動内容が説明されました。その後、今年の新企画、「絵本の読み聞かせ」を「だんご虫お話の会」のみなさんのご協力で行いました。普段、絵本と接する機会の少ないお父さんにも絵本を知ってもらおうというものです。
3時から30分間は休憩です。ASPBスタッフとボランティアのみなさんにより手作りで用意していただいた、ラオスコーヒ、レモングラスティー、そしてココナツゼリーが参加者全員に振舞われました。この間、絵本などの展示品や、ASPBが紹介されたTV番組のビデオを参加者に見ていただきました。
3時30分、いよいよラオス語絵本作りの開始です。5時までに、社会貢献推進室で用意した40冊と参加者に持参いただいた8冊の合計48冊をラオス語絵本にすることが目標です。ページ数の多い絵本や少ない絵本様々です。A4の用紙にコピーされたラオス語翻訳文をハサミで切り取り、のりを付け、上下左右間違えないように貼っていきます。残り30分のところでは、ASPBのみなさんにも参加いただいて、合計46冊のラオス語絵本を完成させることができました。今回のイベントに参加できない社員が自宅で子どもと一緒に作成した1冊を加え、47冊のラオス語絵本をASPBに渡すことができました。残った2冊は、ASPB側で作成していただくこととしました。絵本を持参いただけなかった参加者より徴収した参加費(500円/人)は、これらの絵本のラオスまでの輸送費などに使われます。また、今年からは、作成者の名前が各絵本に貼りつけられ現地へ送られます。

親子でラオス語絵本づくり! |

恒例の参加者全員による記念写真 |
(**)「ASPBラオスの子どもに絵本を送る会」のホームページ作成には、OKIネットワーカーズ(上肢下肢に重度の障害を持つ、OKIグループの在宅勤務者のグループで現在7名が、主にソフトウエア関連の仕事をしています)が、協力させていただきました。
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