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最近の社会貢献活動から
「東京タワー点字物語」 〜「みなとネット」〜


  2000年10月14日(土)、午前9時〜午後1時30分、東京タワーにて、第10回「みなとネット」イベント「東京タワー531段視覚障害者の方と“登る”“読む”点字物語」が行われ、沖電気グループよりも、スタッフ2名と社員(晴眼者)2名が参加しました。
〔みなとネット〕:
港区ボランティアセンターを中心とし、港区の企業17社の社会貢献担当者がつくるボランティアネットワークで、年に数回、社会貢献イベントを共同で実施しています。
<参加企業>
 伊藤忠商事、NEC、NTTコミュニケーションウェア、沖電気工業、キーコーヒー、キッコーマン、共栄火災海上保険、コスモ石油、サントリー、セブン・イレブン・ジャパン、東京ガス、東芝、日本たばこ産業、富士ゼロックス、本田技研工業、松下電器産業、ユニバーサルホーム

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階段の手すりに貼られた点字が読まれます
 このイベントは、東京タワーの屋上から展望台までの非常階段(531段)の手すりに、点字テープで作った33の短編物語(インターネットを通じ公募)を貼りつけ、晴眼者と視覚障害を持つ方が一緒に読んで登ろうという企画です。この企画は、視覚障害を持つ都内の会社員、内田勝久さんとその友人で福祉プランナーの坂部明浩さんの会話で生まれました。後に港区の車椅子の俳人、花田春兆さんの賛同を得て、「天の尺」が結成され、本年4月頃より具体化に向け、動き出しました。そして、6月13日、「みなとネット」定例会で、港区ボランティアセンターより紹介された坂部さんから、計画の説明と協力の打診がありました。森ボランティアセンター長の並々ならぬご熱意もあり「みなとネット」として協力していこうということになりました。「みなとネット」では、当初の計画に、ゲーム感覚、楽しさなどのアイデアをプラスして行きました。

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スタートを待つ2組の桐生さん(前列右)と内田さん(前列中)
 イベント当日は心配された天候にも恵まれ、会場には、視覚障害を持つ方20名、晴眼者54名が参加しました。視覚障害を持つ方1〜2名と晴眼者2〜3名が合計19組のグループを作り、2分間隔で531段を登ります。午前10時スタートです。各グループには、あらかじめ5〜6編の物語が書かれた用紙が配られます。但し、物語の中のキーワードはブランクになっていて、グループの視覚障害を持つ方がその短編を貼ってある所まで登り、読むことで、ブランクを埋めていきます。また、1編ごとに、その内容に関わるクイズが設けられており、その答えも書いていきます。最後に気に入った物語を2点選んでもらい、1位・2位の順位をつけます。晴眼者は、視覚障害を持つ方のサポート役と、読み上げる点字物語のブランク部分を用紙に記入する役に分かれ、お互いに協力し合い頂上を目指します。第2グループでは、昭和33年に東京タワーを建設された鳶の方で250mから上にアンテナ塔を建てた中心人物である桐生五郎さんが、内田勝久さんと同グループで531段に挑戦されました。

 12時、全グループが531段を登り終え、4階の交流会場に集合です。12時30分、交流会が始まりました。司会者の軽快な話術で、疲れた体を癒す体操や交流ゲームが行われました。そして、表彰式です。点字物語の穴埋め(1点×40問)とクイズ(4点×15問)の合計100点満点で採点され、優勝・準優勝・第3位に賞品が送られました。また、その他にも、1〜3位以外の上位得点グループに「点字をよく読んだで賞」、参加者の中で一番ご年配の方に「531段がんばったで賞」、遠隔地から参加された視覚障害を持つ方のグループに「内田勝久賞」、各物語の順位合計の上位6から花田春兆さんが選ばれた作品1つに「花田春兆賞」、物語応募にもイベントにも参加された視覚障害を持つ方に「天の尺賞」、そして、特別に参加いただいた桐生さんおよび、会場を快く提供いただいた「日本電波塔株式会社(東京タワー)」様に「ありがとう賞」が送られました。これらの賞品は「みなとネット」参加企業により提供されました。
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表彰式での花田春兆さん(手前右)と坂部さん(左)
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参加者全員で記念写真

 「天の尺」による「点字物語」計画は、今回の東京タワーを始発点とし、全国に展開されていく予定です。

 「みなとネット」では、港区に緑を増やそうという目的で「植樹基金」を積み立てしています。今回参加頂いた皆様の参加費の一部および当日寄付頂いた募金は、「植樹基金」に参入させていただきました。

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