
福島県赤十字血液センターでのテープカット
(右から3人目が各務東北支社長) |
沖電気は、賛同する社員に毎月の給与から100円を寄付してもらう「OKI愛の100円募金」を1996年度から行っています。沖電気は、この募金の1年間の合計と会社が上乗せする同額の合計で、献血運搬車などを購入し、毎年、日本赤十字社に寄贈しています。
1999年度は、1月26日に福島県赤十字血液センターに、また、2月1日に静岡県沼津赤十字血液センターに、保冷庫付献血運搬車を各1台寄贈しました。日本赤十字社によりますと、2000年1月現在の献血運搬車は全国で約730台あるそうですが、その内、血液運搬に重要な温度管理ができる保冷庫がついた献血運搬車はまだ1割程度しか普及していないそうです。約9割の車は、アイスボックスに氷やドライアイスをつめ血液を運搬している状況です。沖電気は、今回の寄贈分を含めると、4年間に、保冷庫付献血運搬車を6台、通常の献血運搬車を2台、広報車を1台寄贈し、日本赤十字社の血液事業に協力しています。

静岡県沼津赤十字血液センターで、車のキーを贈呈
(左が沼津生産センターの田川センター長) |
今回寄贈した保冷庫付献血運搬車は、バンタイプで車両の後部座席が保冷庫になっています。温度は、凍結血漿に必要な0度以下、赤血球に必要な5度前後、そして血小板に必要な20度の全てに対応できるよう、-2度から20度までの温度管理ができるよう設計されています。
福島県では、福島に5台、会津若松に2台、いわきに2台、郡山に2台、合計12台の献血運搬車が有りますが、通常運搬車で、今回の寄贈で初めて保冷庫付が配備されます。また、静岡県では、静岡に6台、沼津に6台、浜松に6台の合計18台の献血運搬車がありますが、保冷庫付は、沼津に1台あるのみです。今回の寄贈で県に2台目の保冷庫付献血運搬車が配備されることになります。

今回寄贈した保冷庫付血液運搬車
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後部座席が保冷庫になっています
(車両後部より撮影) |
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