埼玉県コミュニティー協議会が主催する平成10年度第3回「地域活動きっかけづくり出前講座」が1998年10月24日(土)に本庄市で行われ、沖電気本庄工場より、約20名の若手社員が参加しました。午前の部は、本庄市社会福祉協議会内で行われました。社会福祉協議会の飯塚さんによる進行で、参加者は、車椅子の障害者や視覚障害者に対する接し方をビデオで見たあと、自らも「車椅子の体験」、アイマスクをしての「視覚障害体験」、重り、手袋、色眼鏡を用いての「高齢者の疑似体験」をしました。階段の上り下り、トイレの使用、スロープやでこぼこ道などを歩き「大変だ!」「こわい!」といった感想がこぼれていました。
11時35分より参加者は、同市の老人保健施設「彩の苑(あやのその)」へ移動し、12時より約30分間、入所者であるお年寄り達のお食事のお世話をしました。施設の看護者より「お年寄りは食事が一番楽しみな時間です」、「年齢でも、孫の話でも、何でもいいからとにかくコミュニケーションして下さい」とのレクチャーを受け、最初は戸惑いながらも最後は仲良しになった参加者もいました。
13時からは同施設の食堂で、沖電気としては恒例となりました「サッカーさわやか広場」が行われました。これは、「さわやか福祉財団」の主催で、Jリーガー、OKI
FCウインズ(沖のLリーグチーム)と少年サッカーチームがサッカーに係わるゲームを通じて、お年寄り達と楽しいひとときを過ごせるように企画されたものです。今回は、試合日程の都合で、Jリーガの参加はありませんでしたが、OKI
FCウインズよりの8選手と北泉サッカースポーツ少年団の子供たち約30名が、さわやか福祉財団の吉田さんの実に軽快な進行のもとにお年寄り達との楽しいふれあいのひとときを過ごしました。
メインエベントの「サッカーすごろく」では、お年寄りにさいころを振ってもらい、出た目にあるカードに書かれた内容(たとえば、「3人のおばあちゃんの肩をもむ」)を子供たちが行います。これをボランティアの皆さんがポラロイドで撮り、出来上がった写真に写っている子供たちがメッセージを書き、同じ写真に写っているお年寄りに渡す仕組みで、お年寄り達に大評判でした。最後は、OKI
FCウインズ、子供たち、お年寄り達皆で握手をして別れました。 |