OKIの社会貢献活動

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最近の社会貢献活動から

葛飾区教員初任者研修会でのボランティア講座に参加

<レポート OKIネットワーカーズ 下山利博>

かつしかボランティアセンター主任の石川様

 社会福祉法人葛飾区社会福祉協議会かつしかボランティアセンターより依頼を受け、2006年1月19日(木)高砂総合教育センターにて葛飾区教育委員会が主催する「教員初任者研修会」に「OKIネットワーカーズ注1」(沖電気グループの重度障害者在宅勤務チーム)の下山利博が講師として参加し、葛飾区内の小学校40校から52名、中学校17校から22名、合計74名の教員の皆さんへ向けて講演を行ないました。ボランティア活動における総合的な授業を行なう時の留意点や具体的な活動への取り組み方法について、学んでもらう事を目的として企画されました。

 午後2時30分より、ボランティアセンター主任の石川様より「ボランティアセンターが取り組んでいる福祉教育事業、学校におけるボランティア学習に関するアンケート報告」の話、山野辺様より「ボランティア出前講座案内、ボランティア協力校ほか体験実施例」の話を聞かせていただきました。


  • パネル展示閲覧の様子

  • 車椅子説明会の様子

 その後、場所を体育館に移し、「車いす体験デモンストレーション」、「ボランティア協力校などによるパネル展示の閲覧」、「高齢者疑似体験セット説明会」の3グループに分かれて各説明が始まりました。車椅子デモンストレーションでは、ボランティアセンターの石川様より車椅子の機能と介助時の注意点について説明があった後、車椅子初体験の方にスロープと段差の介助体験をしていただきました。この車椅子体験では、慎重に介助される先生の姿が印象的で、「車イスに乗っている人と介助する方の信頼関係」が大切だという事を理解していただきました。


  • 下山の講演の様子

 再度、研修室へ場所を移し下山の講座となりました。今回はプロジェクターを活用し、「車椅子の生活」についてプレゼンテーションを行ないました。車椅子で外出した時に困ってしまう段差や、利用できないお店はどういう所なのかを伝えました。そして、バリアは設備だけではなく、人為的に起こる事についても紹介しました。しかし、バリアのある部分であっても介助していただく事で解消できることがあり、その時に出会える「優しさとのふれあい」がうれしい事も話しました。このような話を、子供達に直接聞いていただきたいと訴えました。最後に「生徒たちの持っている思いやりの心を伸ばしてあげられる先生になってほしいです。」とお願いして話を終えました。

 当日は2階が会場でしたので、4〜5名の先生方に車椅子を担いでいただき階段の昇り降りの介助をしていただきました。本当にありがとうございました。真剣に講座を受講された先生方がこの葛飾で活躍されることを思うと、とてもうれしいです。

注1「OKIネットワーカーズ」:
沖電気グループの重度肢体障害者在宅勤務チームのニックネームです。「OKIネットワーカーズ」のメンバーはこれまで、沖電気グループの企業にそれぞれ所属していましたが、2004年4月21日、(株)沖ワークウェル(2004年4月1日設立)に全員が転籍しました。
(株)沖ワークウェルは、沖電気グループの障害者雇用を専門に扱う特例子会社を目指して設立されました。重度肢体障害者の雇用を拡大すると共に、知的障害者や視覚障害者の雇用も実施しています。