OKIの社会貢献活動

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最近の社会貢献活動から

第5回「NPO活動報告会」を実施しました

<レポート 社会貢献推進室 辻>

「UNDO」の脇田様(右)と平賀様

「ひよこボラ」代表の小酒さん

 2005年9月9日(金)、午後6時〜7時30分、沖電気本社(港区虎ノ門)にて、沖電気グループ社員の月々100円の募金で運営されている「OKI愛の100円募金」で支援しているNPOの中から2団体にお越しいただき、「NPO活動報告会」を実施しました。支援している団体はどんな活動をしているのか、募金がどのように役立てられているのか、OKIとはどんな交流があるのか、などにつきお話いただく機会を設けたもので、社員16名が参加しました。

 今回、報告をしていただいた団体は、沖電気グループの社員やそのご家族の方が何らかのかかわりを持つ団体で、2001年度から毎年支援させていただいています。

 前半は、「UNDO(アンドゥ)」より脇田様、平賀様にお話していただきました。この団体は、1996年11月に横浜市ボランティアセンター内で生まれました。障害を持っている人、あるいはその周辺の方々がパソコンを使う上で問題を抱えたときにそれを解決するお手伝いすることを目的とし、毎週月曜日と土曜日の午前10時から午後3時30分、ボランティアセンター内で活動している他、必要に応じて訪問してお手伝いすることもあります。身体に障害を持つ方には、障害の程度に応じた自助具を提供します。また、視覚障害を持つ方には、音声読み上げソフトや画面拡大ソフトなどを活用して操作を手伝います。一台のパソコンに対して同じ程度の金額の自助具やソフトが必要で、支援金はそれらの購入などに活用されています。メールを打ちたい、年賀状を作りたい、インターネットを見たい(聞きたい)、などパソコンを覚えたい方は、ボランティアセンターに来られます。UNDOのスタッフは、一人ひとりの障害の程度が異なるため、マニュアルは作らず、マンツーマン形式で操作のお手伝いをします。2004年度は、身体に障害を持つ方たち8名と視覚障害を持つ方たち44名がパソコン操作の練習をされました。今後は、この活動を横浜以外でも行えるようにしたいことや重複障害を持たれた方たちにも広げて行きたいと抱負を語られました。

 後半は、沖電気の社員自らが代表を務める「ひよこボラ」の活動について報告していただきました。2000年5月、当社も支援しているNPO法人KIDSが主催する「KIDS TDLプロジェクト2000」に当社より6名の社員がボランティア参加しました。普段外出が困難な、4〜18才程度の首都圏の知的障害児施設・団体、身体障害児施設・団体、児童養護施設の子どもたちを企業や団体のボランティアがエスコートし、一日を一緒に東京ディズニーランド(TDL)で過ごすというプロジェクトです。この時、行動をともにした同一グループの参加者が集まり「ひよこボラ」を結成したもので、代表を当社の小酒さんが努めています。千葉地区の障害を持つ子供たちの団体(父母の会)の活動を支援する事を目的とし、千葉市、船橋市、八千代市で活動しています。現在、メンバーは社会人を中心に約30名で、支援団体毎にグループに分かれ、障害を持つ子供たちのための行事の準備、進行サポート、子供たちの介助などを行っています。最近では、別の団体などと共同してイベントを行うこともあります。「OKI愛の100円募金」は、各行事で使用する物品(バーベキュー、おもちつきの食材、クリスマス会の飾り付け部材等)の購入に使われています。

 参加していただいた講師の方々や社員のみなさんには、港区にある社会福祉法人家庭授産奨励会、西麻布作業所の「ミル・フルール」で作ったパンを軽食として食べていただきました。

報告会に参加した社員