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<レポート OKIネットワーカーズ 下山利博>
講演の様子
社会福祉法人葛飾区社会福祉協議会かつしかボランティアセンターより依頼を受け、2005年6月24日(金)午後1時35分より葛飾区立新小岩中学校で行なわれたボランティア出前講座の授業に「OKIネットワーカーズ注1」(沖電気グループの重度障害者在宅勤務チーム)の下山利博が、講師として参加しました。新小岩学校の体育館にて、1年生の生徒の中から「車いす体験」と「高齢者擬似体験」を選択した生徒の56名の皆さんに向けて、「車いすの生活について」講演をさせていただきました。新小岩中学校では、「毎年の総合的な学習の時間に、1年生がボランティア・福祉活動についての話を聞き、体験などを行なう」活動を続けているそうです。
5時間目、ボランティア出前講座が始まりました。交通事故が原因で車いすの生活をしているなど、簡単に自己紹介しました。新小岩中学校から一番近い、JR新小岩駅のバリアフリーについて紹介をしました。「段差や階段をどのように対応するのか知っていますか?」と質問をしたところ、生徒さんより「エスカレーターで段差を解消する対応を見たことがあります。」と答えてくれました。次に、道路の微妙な傾斜が車いすでは怖い事など、外出時には様々な苦労があることを話しました。そのような時に、手伝ってくれる人がいることがどれほど嬉しいかを「坂道で介助をしてくれた人」のおかげで橋向こうへ行けた実体験の話をしました。整った設備も大事ですが、いざという時に手助けのできる「勇気と優しさの人」がボランティアの心であり、「心こそが大切」である事を伝えて話を終えました。
6時間目、「車いす体験」を選択した33名が集まってくれました。運転ボランティアの石川様より、車いす操作の説明が行なわれた後に、生徒でペアを組み介助する側とされる側の体験を行ないました。今回はマット・踏み切り板などの障害物コースを体験していただきました。体験が終った生徒の方に、下山も介助していただきました。この体験で、車いす操作のコツを理解していただけたと思います。
この葛飾区に車いす利用者を理解できる子供たちが増えたことが、とても嬉しいです。