OKIの社会貢献活動

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最近の社会貢献活動から

第4回中伊豆森林ボラby 「OKI山と緑の協力隊」

<レポート 社会貢献推進室 木村>

毎年参加のベテラン木こり

初参加のしんまい木こり

 2004年11月20日(土)〜21日(日)、毎年恒例の「OKI山と緑の協力隊」の中伊豆での杉・檜の間伐が行われました。今年は4回目となり18名の参加者で行われました。このプログラムは「地球緑化センター」の協力を得て沖電気グループ社員のために実施している森林ボランティアのひとつです。地球緑化センターからの毎年総指揮をしていただいている山田さんを含む4名のメンバーにご指導を受けました。

 今年の宿舎も例年通り「小川集会場」でしたが、「山守の家」と名前が山仕事人にふさわしい名称となっていました。今年の作業場所は万城の滝の「カワセミの森」でしたが、現地へ到着したとたん台風22号の痕跡にびっくりでした。強風のため根こそぎ倒れている杉・檜や、倒れていないが根が地から浮いている木々がありました。間伐をしていないので根が張れる面積が少なく強風に耐えられなかったようです。私たちは間伐の必要性をあらためて認識しました。「さあ切るぞ〜」とはやる気持ちを落ち着かせ、初参加者のために地球緑化センターからの間伐の仕方の講義やデモ、安全上の注意事項の指導を受け、3班に分かれて間伐を開始しました。間伐作業の快感は直径30センチもある木が地響きをたてて倒れる様を体感することと、木が密集して息もつけないような薄暗い森に陽の光が入り木々が輝くようになることです。秋晴れの中、間伐の快感を大いに楽しんだ2日間になりました。


  • 伊豆森林夢巧房研究所を設立した山田さん

 このプログラムの楽しみは、間伐作業ばかりではありません。1日目の作業修了後の温泉と、お酒を飲みながら地域のお母さん方の美味しい手料理を楽しむことです。地元の食材を美味しく調理したもので酒宴は大いに盛り上がりました。もうひとつ嬉しいことがありました。指揮官の山田さんが「伊豆森林夢巧房研究所」というNPOを設立し、間伐材を活用した木工品の製造販売を開始しました。会社を退職し中伊豆に移り住み、中伊豆を愛し、森林を守ることに情熱を注いできた山田さんが、究極の森林ボランティアを始めました。間伐材を商品化することで間伐促進に貢献をすることです。私たちも早速、檜で作ったしゃもじや料理ベラを購入しました。

 2日目の作業終了後、万城の滝近辺を散策し秋晴れの中の森林浴、マイナスイオン浴を満喫し、明日への活力となりました。自然へ感謝。

恒例の記念写真