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<レポート 社会貢献推進室 辻>
竹とんぼ作りの様子
竹とんぼ飛ばしをみんなで練習
2004年11月13日(土)、午前10時〜午後4時、府中市郷土の森博物館にて「2004竹とんぼ大会」を行いました。
今回招待させていただいた東京都下6つの児童養護施設の子供たち25名(小学校2年生から中学校2年生)と引率者6名の皆様は、沖電気グループの社員ボランティア12名と一緒に、竹とんぼ作りなどを通じ、楽しい1日を過ごしました。
午前9時30分、府中市郷土の森博物館に全員が集合し、館内へ入場。地下1階の大会議室で、竹とんぼ作りを開始しました。施設毎に分かれた6つのグループに沖電気グループの社員と、後に江戸時代より受け継がれてきた糸あやつり人形の公演をしていただいた「江戸糸あやつり人形」の3名の皆様が抽選で入り、子供たちの竹とんぼ作りのお手伝いをしました。作り方は、国際竹とんぼ協会の東京本部会長他2名の皆様に講師になっていただき教えていただきました。国際竹とんぼ協会の皆様にご用意していただいた、竹とんぼキットは羽と軸で構成されています。先ず、羽の四つの角を紙やすりで丸く削ります。次に軸を通してみて、ビニールコップの上に寝かせ左右のバランスがとれるまで、重い片方を削ります。バランスが取れれば、中央の軸を通す部分に銀紙を巻き、火であぶり、ひねりを加えます。後は、軸と羽を接着剤で固定し、色をつければ完成です。完成した子供たちは12時まで、外へ出て竹とんぼの飛ばし方の練習をしました。
午後12時〜12時45分までの昼食のあとは、博物館ボランティアの皆様のご協力を得て、石臼による粉引き体験を行いました。今回は、2kgのお米を挽きました。手や昔の道具での粉引きを全員の子供たちに体験していただきました。粉引きが飽きた子供たちには、博物館ボランティアの皆様にご用意していただいた輪投げや竹馬などで遊びました。
午後2時からは15分程度、国際竹とんぼ協会の皆様に創作竹とんぼのデモを行っていただきました。ヘリコプターをあしらった竹とんぼや競技用の竹とんぼを飛ばしていただきました。軽く20〜30mの高さまで飛ぶ竹とんぼにワァーという歓声。スカイヤンマーと呼ばれる紐の動力による竹とんぼのデモでは、見た目100m以上も飛び、驚きの声と共に大歓声があがりました。
デモの後は、数メートル離れた場所から的を目掛けて竹とんぼを飛ばす、「的当てゲーム」を行いました。子供たち各自が5回挑戦しました。5回の点数の合計で得点の高い数名には国際竹とんぼ協会様より「名人の作った竹とんぼ」などのプレゼントが送られました。
午後3時〜3時45分、かつての府中宿の大店「田中家」の土間にて、江戸糸あやつり人形の公演が行われました。出し物は、「かっぽれ」、「酔いどれ」、「ショ・ジョ・ジ」、そして「獅子舞」の4つでした。初めて見る子供たちは、糸だけで人間のように動く人形にじっと目を凝らしていました。「獅子舞」の公演が終わったあと、縁起がよくなるということで、獅子が参加者全員の頭を噛んで回りました。
楽しかった一日もいよいよお別れの時を迎えました。沖電気で用意したプレゼント、国際竹とんぼ協会様に用意していただいたプレゼントが子供たちに配られました。またお土産として(社福)若松福祉会ギャロップで作られたクッキーを持ち帰っていただきました。