OKIの社会貢献活動

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最近の社会貢献活動から

ラオス語絵本づくりイベントを行いました

<レポート 社会貢献推進室 辻>

チャンタソンさんのお話し

バナナの葉っぱに見立てた紙で腕輪作りに挑戦!

 2004年7月24日(土)、午後1時〜4時、沖電気工業(株)本社ビル(港区虎ノ門)9階の大会議室にて、「ラオス語絵本をつくってラオスの子どもたちに送ろう!」を行いました。このイベントは、毎年7月、NPO法人「ラオスのこども」にご協力いただき実施しているもので、今年で5回目を迎えました。沖電気および参加者が用意する日本語の絵本に「ラオスのこども」が用意するラオス語の翻訳を貼り、ラオス語の絵本をつくるイベントで、OBを含む沖電気グループ社員・家族17名、学習院女子大学の助教授・学生のみなさん10名、「ラオスのこども」よりチャンタソン共同代表を含め6名の合計33名が参加しました。

 午後1時、イベントは始まりました。それぞれの参加者による自己紹介の後、「ラオスのこども」に事前に用意していただいたラオスに関わるクイズに答えることで、ラオスのことをよりよく知る機会を設けました。この後、チャンタソンさんに「ラオスのこども」の活動やラオスの子どもたちについてお話いただきました。

 次に新企画、「バナナの葉っぱで、で・き・る・か・ナ!?」を行いました。ラオスでは、バナナの葉っぱは物を包むことなどのほかに、子どもの遊び道具として使われているそうです。今回は、「ラオスのこども」のスタッフの方が現地の子どもたちに教えてもらったという遊びを紹介していただきました。日本ではバナナの葉っぱがないので、それに見立てた紙を使い、腕輪づくりに挑戦しました。

 午後2時30分、いよいよ絵本づくりが開始されました。目標は60冊。ページ数の少ないものから多いものまで8種類の絵本を用意しました。沖電気グループの参加者は、その内15名が経験者でどんどん作業を進める一方、同じ席にいる学習院女子大学他の初参加者のお手伝いもしました。絵本が1冊完成すると、最後のページに作者の氏名を書いた紙を貼ります。昨年までは、アルファベットで氏名を書きましたが、今回は、ラオス語とひらがなの対応表を見ながらラオス語で氏名を書きました。こうして終了予定の午後4時を待たずに60冊のラオス語絵本を完成させることができました。残った時間には、休憩を兼ね「ラオスのこども」に用意していただいたラオスコーヒーやゼリーのお菓子をいただき、展示物を見たり民芸品を購入したりして、イベントは無事終了しました。

 今回参加いただいた学習院女子大学の方たちは、夏休みを利用して「ラオスのこども」が企画する現地研修旅行の参加予定者で、事前にラオスを体験してみたいという希望をお持ちでした。タイミングよく「ラオスのこども」よりこの話を聞き、今回のイベントに参加していただいたものです。過去4回のイベントで作った152冊のラオス語絵本は「ラオスのこども」のスタッフの方に機会を見てラオスに運んでいただいていましたが、今回作成した60冊は、学生のみなさんで手分けして運んでいただく予定です。


  • 「OKI愛の100円募金」で現地出版した3冊のラオス語絵本

  • ラオス語絵本作りのひとコマ

参加いただいた学習院女子大学の助教授様より、次のようなメッセージをいただきました。

「ラオス渡航前のイメージづくり、渡航について考えるよい機会となったことと思います。なかなか学生の企業への社会貢献活動に関わる認知度は高くはないのが現状なのですが、今回のような機会をいただき、企業の新しい側面をみることができたのでは、と思います。」

沖電気グループでは、社員の募金「OKI愛の100円募金」でラオス語絵本の現地出版活動にも協力しています。


参加者全員で!