港区の有志企業18社と2団体で組織する社会貢献ネットワーク「みなとネット*」では、2003年10月11日〜12日にかけて行われた「みなと区民まつり」で第15回目のイベント「ペットボトルのキャップで世界の子どもにワクチンを送ろう!」を実施しました。「みなとネット」企業・団体からは、この2日間で延べ33名がスタッフとして参加しました。
大勢のみなさまにキャップをもって来ていただきました |
港区の原田区長様が会場を訪問くださいました |
「みなとネット」参加企業・団体、港区の小・中・高等学校、幼稚園、児童館、区民、その他の企業・団体のみなさまには、9月から約1ヶ月間、キャップの収集にご協力をいただくことができました。その結果、このイベントで回収できたペットボトルのキャップは、次の通りでした。この内、OKIグループで収集できたキャップは、135.6kgでした。
◇重量 | 2,241kg |
◇個数 | 896,400個 |
◇ワクチン | 560人分 |
◇CO2換算量 | 7,043kg |
(仮に燃やした場合に発生するCO2の量) |
◇石油換算量 | 2,388L
| (回収したキャップを新たに作るために必要な石油量) |
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NHKの取材も入りました |
会場受付では、港区のゴミ分別方法を再認識していただこうと、キャップをもって来ていただいたみなさまに漏れなく、「みなとネット」で作成した「ゴミクイズメモ」(メモ用紙の一部にゴミの分別クイズを組み込んだもの)を配付しました。また同時に、氏名・団体名とその場で計量した重量を受付用紙に記入していただきました。
会場では、キャップを提供していただいた方が参加できる「キャップ投げゲーム」を行いました。離れた場所から一人3個のキャップを投げ、A/B/Cに分けたダンボール箱にうまく入れば、箱に対応した景品がもらえるというゲームです。景品は、「みなとネット」企業に提供していただいたものです。その他にも、ペットボトル本体で作る「おもちゃ手作り体験コーナー」、ペットボトルのリサイクル品展示コーナー、NPO法人「世界の子どもにワクチンを」日本委員会(JCV)の活動紹介コーナーなどを設けました。
イベントでのキャップ回収の目標は、1,000kg=40万個=ポリオワクチン250人分でしたが、実際には目標の2倍を超えるキャップが集まり、今回のイベントの目的を達成することができました。
今回のイベントで回収できたキャップの山です |
イベント終了後は、集まったキャップをトラックへ |
【イベントの目的】
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◇ペットボトルのキャップのリサイクル:
キャップは、不燃ごみとして廃棄されていますが、良質のプラスチック(ポリプロピレン)で出来ていて、リサイクルが可能です。このイベントを通じ、港区全体でのキャップリサイクル運動のきっかけづくりを行うことができました。 |
◇社会福祉活動を支援:
収集されたキャップは、社会福祉法人により有価物として回収されます。イベントでは、この対価で「世界の子どもにワクチンを」日本委員会を支援し、ワクチンを送ることができました。
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◇総合学習の一環として環境・リサイクル学習:
港区の小・中・高等学校の生徒たちに総合学習の一環として、自らが参画することで、環境・リサイクルについて体験する機会をつくることができました。
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*【みなとネット】
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港区に立地する企業有志が地域社会での社会貢献、企業間の交流による幅広い人間関係の創造を目的に、港区ボランティアセンターを中心に1996年に発足したネットワーク。
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−参加企業(18社・2団体)−
伊藤忠商事、NEC、沖電気工業、キーコーヒー、キッコーマン、共栄火災海上保険相互会社、コスモ石油、サントリー、ジャパンエナジー、ダイエー、東京ガス、東芝、日本たばこ産業、日立ハイテクノロジーズ、富士ゼロックス、本田技研工業、松下電器産業、森永エンゼル財団、ロシュ・ダイアグノスティクス、港区ボランティアセンター
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12日にスタッフ参加した「みなとネット」メンバー |
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