じゃんけんの「あいこ」でペアーが決まります |
2001年11月11日(日)、沖電気小金井研修センター(小平市)にて、「2001竹とんぼ大会」が行われました。様々な事情により両親と一緒に暮らせない東京都下の児童養護施設の子供たちを招待し、OKIグループの社員を中心とするボランティアとペアーになってもらい、一日親子として楽しく過ごしてもらおうというイベントです。
前日まで大雨で天候が危ぶまれましたが、当日は快晴で予定通り屋外での大会が可能になりました。児童養護施設の子供たちを招待して行うこのイベントも、今年で6回目を迎えますが、今回は、これまでにない47名もの子供たちが参加してくれました。そして、51名のボランティアが子供たちとペアを組みました。ボランティアの数が多少多いので、ボランティア2名と1名の子どもが組むペアもありました。
午前9時半、ペアの組み合わせが行われました。子供たちとボランティアがそれぞれ一列に並び、先頭同士が先ず握手。じゃんけんで「あいこ」になったらペアが成立です。「あいこ」にならない場合は、子どもが列の後ろに戻り、再度、じゃんけんします。
午前10時、午前の部「竹とんぼ大会」の開始です。「国際竹とんぼ協会」のみなさんの指導で、竹とんぼを作ります。上手く作れない子どもたちには、ボランティアが手助けします。約1時間かけ、各自手作りの竹とんぼが完成。グランドに出て、ゲームの開始です。スタートラインから5mほど離れた場所に、一辺3m程度の正方形を作り、その中心に一辺1mほどの的を作りました。的には中心より「100」、「80」、「50」、「30」、「10」の円が外側へ向かい書かれています。その部分に竹とんぼを飛ばして点数を競う「的当てゲーム」を行いました。ペアのそれぞれが、2回挑戦しその合計を「表彰状」に書き込みます。「表彰状」は、子どもたちに持ちかえってもらいます。ペアの方の名前も書き込んであるので時間がたった後でも、誰がペアだったか分かります。
「的当てゲーム」の前に行われたデモンストレーション |
「あやつりチョウチョ」が完成、後は色を付けます |
12時の昼食は、食堂で取ります。最初は、緊張してあまり話しをしてくれなかった子どももこの頃には、打ち解け、元気一杯です。
午後1時、午後の部「あやつりチョウチョ作り」と「あやつり人形劇鑑賞」の開始です。先ずは、「江戸糸あやつり人形」のみなさんの指導で、「あやつりチョウチョ」を作りました。半径4cmの円に、左右対称のチョウチョの形が書かれた厚紙を、形に沿って2匹分切りぬきます。中心のバランスの取れたポイントにクギで穴をあけ、木綿の黒糸を通し、先端に2本のクギをビニルテープでまとめた「胴体」をくくりつけ、チョウチョの裏側にセメダインで接着。これを糸の両端で行い、好きな色をつけて完成です。
午後2時、グランドへ出て、「あやつり人形劇」をみんなで鑑賞しました。「酔いどれ」、「カッポレ」、「獅子舞」、「雷」の4つの人形劇を鑑賞しました。普段めったに見ることができない人形劇とあやつりの技に大人も子どももビックリ！ 最初は、あまり興味を示さなかった子どもも少しいましたが、「雷」で爆竹とともに出場した雷様は大人気でした。
午後3時半、全てのイベントが終了。懇親会を行いました。東久留米市の精神障害者施設「メルヘン」のパンを全員に用意しました。また、国際竹とんぼ協会の会長様、自らが作られた竹とんぼを子どもたちに1本づつプレゼントしていただきました。
ボランティアの方のみから頂いた参加費の一部は、OKIグループの社員の提案で、彼女が選んだ本を買い、6施設にプレゼントしました。残りは、小平市社会福祉協議会に寄付しました。
「獅子舞」の様子。
「雷」の後でも再度獅子が登場し子どもたちの頭を噛んで、立派に成長することを祈願！ |
子どもたちに大人気の「雷様」
|
| ＜施設よりの参加者＞ |
| 東京都むさしが丘学園、救世軍世光寮、生長の家神の国寮、双葉園、杉並学園、小山児童学園、以上6施設の子どもたちと職員・引率者のみなさん |
| ＜その他の参加者＞ |
| 日本民際交流センター、CCWA・国際精神里親運動部、骨髄移植推進財団、日本フォスタープラン協会、ラオスの子どもに絵本を送る会、日本フィランソロピー協会、子ども虐待を考える会―「学生セクション」、日立製作所半導体グループ「向上会」、OKIグループ（17名）のみなさん |
|
|
