OKIの「グローバルチャレンジ制度」を利用してインドでの経験を積んだ小久保さん。帰国後もその経験を生かしながら、再び新規事業の立ち上げに取り組んでいます。
若手のうちから海外に飛び込み、自ら仕事をつくる姿勢を身につけた、そのキャリアを伺いました。

小久保さん
グローバルマーケティングセンターグローバル戦略部
2023年、OKIに新卒入社。
入社時より、2年間海外営業としてATM等の製品を担当。
2025年度よりOKIの人事施策「グローバルチャレンジ制度」にてインドに営業・マーケティングとして1年間赴任。
現在は、日本に帰国しグローバルマーケティングセンターグローバル戦略部に所属し、インド市場のマーケティングを担当。
好きな音氷が入ったグラスに炭酸を注ぐ音
(シュワシュワと弾ける爽やかな音を聞くだけで、一日の疲れが吹き飛びます!
お酒には少しずつ挑戦中なので、今はもっぱら色々な炭酸ドリンクで楽しんでいます笑)
若手社員が海外で経験を積む「グローバルチャレンジ制度」
-自己紹介をお願いします。
小久保さん(以下敬称略) グローバルマーケティングセンターのグローバル戦略部に所属しています、小久保です。2023年度入社なので、今年で4年目になります。
入社してから一貫して海外事業に携わっていて、1〜2年目は海外のATM事業を担当していました。その後、昨年度はOKIインディアへ出向し、1年間、現地で仕事をしていました。

-インドで働くきっかけとなった「グローバルチャレンジ制度」について教えてください。
小久保 グローバルチャレンジ制度は、OKIがこれから海外事業を再スタートさせ、さらに大きくしていく中で始まった制度だと理解しています。
現在、会社としては40代、50代の駐在員が多い一方で、20代、30代で駐在を経験した社員は、それほど多くありません。そこで、若手社員を海外に派遣して経験を積んでもらい、将来的に海外駐在員として活躍できる人材を育成することが、主な目的だと思います。
派遣されるまでには社内で書類選考と1〜2回の面接が行われます。そこで、自分が海外に行きたいという熱意や思いを伝える機会があります。このような選考はありますが、若手社員にも広く門戸が開かれている制度だと感じています。
-実際に制度へ応募したのは、どのような思いからだったのでしょうか。
小久保 私が応募したのは、このグローバルチャレンジ制度の初年度で、過去に参加した先輩の話を聞くことはできませんでした。
入社当時から、将来的には海外事業に身を置きたいと思いつつ、こんなに早いタイミングで海外に行けるとは考えていなかったんです。
そんな中で、この制度が発表され、「せっかくならまずは応募してみよう」と思い、思い切って応募しました。
-派遣先として、なぜインドを選んだのでしょうか。
小久保 グローバルチャレンジ制度では、ヨーロッパや欧米から東南アジアまで、いくつかの選択肢がありますが、その中で私はインドを選びました。
ビジネスの観点で考えたとき、インドは市場規模も大きく、これから伸びていくだろうとされている市場です。せっかく海外で仕事をするのであれば、今後への期待感が持てる、熱量のある国にチャレンジしたいと思いました。
ATM事業を支えながら、現地で新しいビジネスの可能性を探す
-インドでは、どのような仕事を担当していたんですか?
小久保 ミッションとしては「新規ビジネスの開拓マネージャー」というポジションでした。
ただ、実際の仕事のすべてが新規ビジネスに関わるものだったわけではありません。
OKIインディアはATM事業を中心としている会社なので、まずは既存のATMビジネスを支えることが必要でした。その中で、契約面を中心に、日本側と現地側の橋渡しをする仕事が大半を占めていました。

残った時間やリソースを使って、現地のスタートアップとも対話しました。主に市場分析や情報収集を行い、現地で得た情報を日本側にインプットすることも役割の一つでした。
-どんな方々と働いていたのでしょうか。
小久保 OKIインディアには約400人の従業員がいて、そのうち日本人は当時自分を含めて3人。直属の上司もインド人だったので、基本的にはインド人に囲まれて、現地のメンバーと一緒に仕事をする環境でした。

-日本とインドでは、仕事の進め方に違いもありましたか?
小久保 日本の場合は、一つひとつ丁寧にコンセンサスを取りながら、手順に沿って進めていくことが多いと思います。一方、インドでは「とりあえずやろう」となったら、細かいことは気にせず、まず前に進めてみる。失敗してもいいから動いてみよう、というアジャイルな姿勢がありました。
制度が違うということもありますが、それ以上に仕事の進むスピード、タイムフレームの違いを感じました。
しっかり主張することも求められます。一方で、インドでは上の立場の人の権力が強いという側面もあると感じました。「右に行く」と決まったら、みんなで一丸となってそちらに進んでいく。反対意見を言う人がいたとしても、組織としてまとまっていくところは、日本とはまた違った面白さでした。
「伝わらない」苦しさが、コミュニケーションの仕方を変えた
-海外で仕事をする中で、難しかったことは何でしょうか。
小久保 語学力や考え方の違いなど、さまざまな要因があると思いますが、自分の言いたいことや意図が相手に伝わっていないことで、手違いが起きたり、他社の方に迷惑をかけてしまったりすることがありました。
精神的にもつらいですし、自分自身の至らなさを痛感する機会でもありました。
その経験から、コミュニケーションの取り方も工夫するようになりました。
口頭で話すことはもちろん大切ですが、それだけでは「そもそも伝わっていなかった」「言った、言わない」という問題が起きます。そこで、会話をした後には、社内のやり取りであってもメールで詳細を送るようにしました。
こちらの意図を改めて文章で伝えますし、相手からもらったメールの内容が十分ではないと感じた場合は、こちらから積極的に質問する。そうやって、一つひとつ合意を取ることを意識していました。
-インドでの仕事をするうえでの目標はどんなものでしたか。
小久保 新規ビジネスの創出という命題があったので、何かしらプロジェクトとして前進させたいという思いは持っていました。

インドでの1年間では、最終的には市場分析や調査が中心になりました。ただ、自分がインドで声をかけたスタートアップと、今年度、一緒に事業をやっていこうというところまで進もうとしています。
1年間の出向期間中にすべてを形にできたわけではありませんが、そこで行った活動が今につながっています。そういう意味では、インドでの1年間には大きな意義があったと思っています。
「自分から動けば、何かが生まれる」インドで得た仕事への変化
-グローバルチャレンジ制度を通して、どのようなことを学んだのでしょうか?
小久保 海外で働く上で必要な仕事の基本が身についたと感じています。例えば、納期を徹底すること、仕事の優先順位をしっかり立てること、そして指示を待つのではなく、自分から主体的に行動することです。
中でも一番価値があったと感じているのは、現地のCEOなど、上層部の方々とビジネスについて話す機会を持てたことです。
駐在員の方々は、一定以上の役職の方が多いので、一般社員として海外にいる自分のような立場は、比率としては少なかったと思います。それでも、現地の方々は自分を若手社員としてではなく、OKIの代表の一人として扱ってくださいました。
だからこそ、こちらも対等に話せるように努力しなければいけない。その経験を通して、ビジネスを見る視点が少し高くなったというか、自分自身の視座が一段上がった感覚があります。
-仕事の向き合い方に変化はありましたか?
小久保 マインドの面で、非常に楽しく仕事に取り組めるようになったことです。
日本で働いていた最初の2年間は、新卒社員ということもあり、自分から仕事を取りに行ったり、新しいことを始めたりするのは、なかなか簡単ではありませんでした。
一方で、インドでは、自分が何かをしたり発言したりすることで、それに伴って新しいアクションが生まれるという経験をしました。
その経験があったからこそ、帰国してからも、思ったことがあれば発言する、アイデアがあればすぐに誰かに相談する、ということを意識するようになりました。

今は、与えられた仕事をこなすだけではなく、自ら仕事を取りにいく、あるいは仕事そのものを創り出していくような姿勢に変わったと思います。
若手だからこそ、手を挙げて次のチャンスをつかみたい
-今後、どのようなことに取り組んでいきたいですか。
小久保 まずは現在取り組んでいる、インド市場、そしてグローバルサウスでの新規事業の立ち上げに、昨年度の経験をフルに活用して貢献していきたいです。

そして将来的には、もう一度海外に挑戦したいと考えています。
ただ、次に海外へ行くのであれば、単に「若手社員として行く」のではなく、リーダーとして周りを引っ張っていける立場を目指したいです。
今回の海外経験を1年間で終わらせてしまっては、グローバルチャレンジ制度ができた意味にもそぐわないと思っています。
まだ若手の立場ではありますが、その立場に甘んじるのではなく、積極的に発言する。そして、とにかく行動する。そうやって経験を重ねながら、いずれは周りを引っ張っていける存在になりたいと思っています。
-最後に、就職活動中の学生に伝えたいことを教えてください。
小久保 OKIは長い歴史がある会社なので、これまで積み重ねてきた経験値があります。プロダクトやソリューションだけではなく、人材についても、誠実さを持った方が多い会社だと思います。
そうした人たちと一緒に、社会インフラを支える仕事や、日本だけではなく海外を支える仕事に携わりながら、さまざまな経験を重ねられるところは、OKIの良さだと思います。
そして、若手にとっては、私のようなケースもありますが、人事制度を通じて、自分から手を挙げればチャンスをいただける可能性があります。
「やってみたい」と思ったときに、自分から手を挙げられる環境があることは、OKIの一つの良さかと思います。
自分自身、最初からこんなに早く海外に行けるとは思っていませんでした。それでも制度を知って、「まずは応募してみよう」と一歩踏み出したことが、今のキャリアにつながっています。

部長や同期の方から「今後期待していること」や「小久保さんの変化」についてコメントをいただきました!

キャラで押しまくれ!
様々な事業機会が見え隠れしつつ、不透明な状況が続いていく海外での新規事業開発について、
自らの興味、好奇心、ビジネス観、原体験など、自らの想いをしっかり認識してブレずに進んでいくことです。
ぜひ自らの想いを現地のパートナー様へぶつけて下さい。

海外、特にインドというハードな環境での経験を通じ、
主体性の習得やグローバルビジネスの醍醐味・難しさの理解ができたと思います。
帰国後はその経験を活かし、主体性を持って前向きに業務に取り組めています。
今後は、OKIのグローバルビジネスを牽引する人財となることを期待しています!

現地生活を楽しみつつインドの荒波に揉まれてたくましくなられた感じがしました!
グローバルチャレンジ制度で、若手のうちから海外での仕事を経験をした小久保さん。
そこで得たのは、自ら考え、動き、仕事をつくっていく姿勢でした。「まずは手を挙げてみる」という一歩が、その後のキャリアを広げていく。そんな可能性を感じるインタビューでした。