No.175 金融システム特集

OKITAC-2500金融機関情報システムは、当社がこれまで培ってきた豊富な経験と実績をもとに、今後金融機関情報システムに求められる要件を考慮し、金融機関のニーズに応えるべく開発したものである。新営業店システム構想を核にデリバリーチャネルの拡大をにらみ、リモートブランチ、バーチャルブランチを展開し、ファンクショナルセンタも含めた統合的機能を提供している。
地方銀行に焦点をあて、2000年に向けての営業店ネットワークを分析した。データベースマーケティングなど新情報系システムの構築が始まっており、今後トラヒックの急増が見込まれる。ルータやATM交換機の圧縮・統計多重技術や、ディジタルアクセス専用線などの低価格回線を利用して、急増するトラヒックに対応する必要がある。ランニングコストの面からは、市外の営業店を中心に、音声とデータの統合にメリットがある。当社のOKITAC-2500ネットワークシステムは、音声とデータの統合が可能な金融機関向けの営業店ネットワークシステムである。
OKITAC-2500営業店システムは,オープンプラットフォーム上に構築したクライアント/サーバ処理形態に基づく、新しい金融機関向け営業店システムである。本システムは、業界標準のハードウェア・ソフトウェアアーキテクチャに基づき、機能モジュールの組み合わせにより目的の端末を構築している。新システム体系の採用により、今後の営業店システムの改革を容易に実現可能としている。
OKITAC-2500営業店システムの金融機関向け端末には、金融機関特有のシステム環境を提供する共通プラットフォーム「JFORCE」が搭載されている。
JFORCEの基本部分の開発は2年前に完了しているが、今回パッケージ商品としてバージョンアップを図り、デバイス・コンポーネントの拡張、WOSAの対応、運用支援の拡充などを実現した。さらには情報系アプリケーション開発を支援するJFORCEアドオンパッケージ「JFORCE-OCX」を開発するなど、パッケージ商品としての充実を図っている。
OKITAC-2500営業店システムは、都銀向けの第1次開発を終え、地銀信金向けとしての第2次開発の時期を迎えている。第2次開発では、多数のユーザに対し迅速かつ柔軟に対応できるシステムの構築が必要であり、頑強な標準システムの構築とオブジェクト指向技術の定着が必要となる。これらを踏まえ、OKITAC-2500システムの第2次開発における開発支援システムの一環として、業務パッケージの画面作成時間を飛躍的に短縮する、オブジェクト指向型業務画面開発ツール、および業務テスト時間を短縮し、業務ノウハウをもっていなくてもテストが可能な、テスト自動化ツールの2つのツールを開発した。
今後の営業店の少人数体制を支える事務運営の確立、新サービスの提供に柔軟に対応すべく、金融機関営業店の勘定業務を支援するシステムを開発した。本システムは、役席承認等のオペレーションの支援やセールスサポート等の店内運用支援、有高管理等の店内データ管理をクライアント/サーバシステムで実現している。共通プラットフォーム上のミドルソフトウェアやパッケージを当社から提供することで、エンドユーザによる業務アプリケーションの開発を容易に行えるようにしている。
金融機関の営業店における渉外業務を支援する営業支援システムを開発した。本システムはOKITAC-2500営業店システムの中で、営業店情報系システムの1つとして位置づけられる。従来の渉外支援システムは、営業店内の閉ざされたシステムであったが、本システムはPCベースによるクライアント/サーバシステムにより、渉外業務のアプリケーションシステムを構築しており、他システムとの連動によるセールス情報の取り込みと活用を可能としている。
OKITAC-2500営業店システムのマネジメントシステム体系に基づき、運用支援システムを開発した。本システムは営業店システムのオープンアーキテクチャ化に伴い、対象システム、機器ごとに独自・専用であった従来の管理機能を統合化し、OKITAC-2500金融機関情報システムにおいて、ユーザとメーカ双方が効率良い運用支援体制を確立することを目的としている。システムはネットワーク管理システム、端末管理システムの2サブシステムから構成され、ユーザの運用形態に応じた組み合わせが可能である。
OKITAC-2500営業店システムにおける、汎用窓口端末を開発した。営業店での事務処理の省力化を一層推進するために、小型で高性能な制御部と液晶ディスプレイ、高速な通帳伝票プリンタ、組み込みOCR等により構成される本装置は、従来機種からの機能継承を図りつつ、オープンなプラットフォーム上に、金融営業店の窓口業務を実現した。本装置は目的、設置場所に応じて最適の装置が選択できるよう3つのモデルを品揃えしている。
金融機関向け営業店システムの窓口業務のうち、主として通帳・証書の発行処理業務を行う新型の通帳証書発行装置を開発した。営業店での勘定系窓口業務の事務処理の一層の省力化、顧客待ち時間短縮等のサービスの向上といったニーズに応えるため、通帳・証書の発行、通帳の自動繰越、預り通帳の一括記帳と発行数量等の管理を自動的に処理できる装置として、処理能力、操作性を向上させ、金融営業店窓口端末との高い融和性を実現した。
OKITAC-2500営業店システムにおいて、ネットワーク上のホストシステム-営業店間の勘定系通信を中継するゲートウェイ装置として、通信制御装置CCL/EXモデルSを開発した。本装置は、高性能/高信頼性/拡張性を実現しているほかにネットワークの拡張性を考慮し、ルータボードを収容可能にしており、IPルータ装置としても機能するよう設計されている。
金融機関の営業店窓口における印鑑照会事務の機械化を実現する印鑑照会・登録システムを開発した。本システムはすでに多くの金融機関で稼動中である集中処理型の印鑑照会・登録システムと同一のシステムアーキテクチャをもち、機能・性能の向上とともに営業店での使用を考慮した省スペース化と操作性の向上を実現している。
金融機関におけるデータの入力作業(データエントリ)、特に、銀行における為替業務の振込依頼書の入力作業のシステム化として、従来のファクシミリ為替集中処理システムをさらに進めたOCRデータエントリシステムを構築した。本システムでは、営業店に小型OCR装置を設置するが、そのOCR装置として、カラーセンサの採用によりドロップアウトカラーの制約をなくしたIR620HCと、モノクロではあるが、より小型、低価格なIR610を開発した。いずれも、私製帳票への対応を可能とするため、活字漢字の認識ならびにイメージファイリング機能を搭載している。
金融機関の為替処理の合理化のため、振込業務全体を統合することができる、為替集中処理システムを開発した。本システムは、現在も金融機関でご利用頂いているFAX-OCRシステムの後継システムとして、クライアント/サーバ構成の採用、オープンシステム化により、コストパフォーマンス、および信頼性の向上を図った高機能・高性能システムである。
Telephone-Dynamicsは、CTI技術を中核とした金融機関向けコールセンタシステムである。本システムは、高信頼プラットフォームの採用による24時間/365日運用と、ソフトウェア制御による柔軟性の高い高度なシステム機能を実現している。本システムの導入により、金融機関は、電話という利便性の高いメディアを利用した新たなる顧客接点(デリバリーチャネル)の創造と、電話受付の集中化による業務の効率化を実現できる。
金融機関のうち、特に銀行におけるデータベースマーケティングについて述べている。テレマーケティングを例に取り、顧客1人1人の特性に合ったマーケティング活動を実現する上でのデータベースマーケティングの有効性を述べるとともに、データベースマーケティングを構成する全体要素を明確にしている。さらに、当社の戦略、システム構築の考え方を述べ、当社が提供するソリューション例を示している。
銀行営業店における顧客へのデリバリーチャネルの多様化やサービスの充実に向け、期待が高まっているリモートブランチ(無人営業店)を実現するためのシステムを開発している。本システムは、顧客が操作する無人マルチメディア端末RT、リモートで顧客と対応するセンター端末CT、および運用管理端末から構成され、営業店窓口業務の機械化とともに、高度で均一なサービスをいつでも顧客に提供するための各種機能と拡張性を実現している。
従来、専用OS/専用言語で開発されていたATM組み込み型ソフトウェアを汎用OS/汎用言語下で再構築し、AT-400N自動取引装置を開発した。他社ATMプラットフォーム上でも当社ソフトウェアの移植性が確保できるWOSA/XFSを実装し、生産性および保守性向上のためにATMの中核処理を実行するミドルソフト層にオブジェクト指向開発手法を導入した。
金融機関における自動化機器には、運用の一層の効率化と競争力強化のための戦略的な活用が求められている。当社の自動化機器総合運用管理システムは、バックオフィス、営業店、運用委託センタ等を総合的に管理し、現金補充/回収作業や資金運用の効率化、機器のノンストップ化、顧客対応の向上を実現している。
金融機関ではキャッシュサービスコーナの自動化機器に対する運用管理作業の軽減が重要となっている。グループターンアランドシステムは、当社がこれまで培ってきた自動化機器システムの豊富な納入実績をもとに、係員の運用管理の作業軽減を行うソリューションとして自動精査機能や資金予測機能を提供している。
店内管理システムは、金融機関の営業店に設置された端末で自動化機器を一元管理し、自動化機器の運用を総合的にサポートする機能を提供する。これは、係員の運用作業の負荷軽減と営業店における自動化機器の戦略的な活用に貢献する。
自動化機器総合運用管理システムにおいて、各種自動機情報の有効活用や自動機運用に携わる運用会社に対する情報の授受等、より高度かつ総合的な運用支援を行うべく、第3次の自動化機器集中監視システムの開発を進めている。汎用OSやDBMS等、オープンな最新技術を採用した高性能、高機能なシステムである。
ICカードを利用した電子マネーシステムについて述べている。本システムは電子マネーシステムとして必要不可欠な暗号、認証等のセキュリティ技術を使用した、安全性、利便性の高いシステムである。沖独自のICカード間の価値移転機能をベースとして、ハイセキュリティなICカード、電子マネーの発行を管理するマネー管理センタ、ICカード発行システム、ならびに消費者向け、金融機関向け、小売店向けの各種端末装置を開発した。今後、金融機関、商店街等で実証実験を行う予定である。
全国各地の商店街が生き残りをかけた様々な活性化事業に取り組む中で、エレクトロニックコマース(電子商取引)の分野で注目されているICカードを利用した当社の「商店街ICカードシステム」が長野県駒ヶ根市で稼動している。本システムは、ICカードにプリペイド型電子マネーや買物に応じて与えられるポイントを蓄積して商店街の買物に利用するもので、ワレットやバランスリーダなどの電子マネー関連機器を採用している。
本稿では、システムの導入に至った経緯とシステム内容、導入による期待効果を述べる。
インターネット上で電子商取引を実現する上で課題となっているプログラムの個別作成、セキュリティの確保といった問題を解決するシステムとして、インターネット電子商取引システム「Infomerce System」を開発した。本システムは基本システムであるInfomerce ServerやInfomerce認証サーバに加えて、ソフトウェアパッケージとして仮想店舗を実現するInfomerce Storeや、電子モールを構築するInfomerce Mallを提供しており、インターネット上での商取引を簡単かつ安価に実現可能としている。

目の虹彩(アイリス)のパターンに基づく個人識別システムについて紹介し、金融機関向けシステムへの応用例を提案する。アイリスは他の身体的特徴(バイオメトリック)と比較して、個人識別のための優れた特徴をもっている。当社は、このアイリスパターンを取得して認識するシステムを開発している。このシステムは、Automated Teller Machine(ATM)、ICカードなどにおける個人識別に応用できる。

一般論文

オープンコンピュータネットワーク(OCN)に加入者を接続する高速および低速アクセス装置を開発した。高速アクセス装置は、インタフェース速度が1.5Mbit/sまたは6Mbit/sで、両方を合わせて最大12回線収容可能である。低速アクセス装置は、インタフェース速度が128kbit/sで、最大36回線収容可能である。高速、低速とも、(1)小型の筐体に高密度実装を行いながら自然空冷を実現、(2)EMI(電磁干渉)対策によりVCCI第一種を満足、(3)遠隔制御端末または直接制御端末との間で監視・試験・制御などを行うオペレーション機能を有する、などの特徴を有する。

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