No.227 プリンティングソリューション特集
巻頭言
招待論文
技術革新や情報化が進む中、オフィスの機器のインターフェースデザイン設計は、何を契機にどのように変わっていくのだろうか。本来、人の活動によってモノのデザインが変わっていくと考える認知工学の立場から、デザインの変化のあり方について検討する。
総合報告
プリンター・MFPの市場環境、当社の商品・ソリューションの現在から今後に至る商品戦略と、注目する市場・業種について概説する。
また、当社商品を支える主要なテクノロジーについても紹介する。
新技術および新商品紹介
OKI複合機におけるオフィスソリューションの取り組みとして開発したOKI独自のオープンプラットフォームの紹介と、具体的なオフィスソリューションの展開として、ISVの事例と、OKIが開発したソリューションを紹介する。
OKIの中小規模オフィスのコミュニケーションを支えるビジネスホン「CrosCore(クロスコア)シリーズ」の取り組み、ビジネスA3複合機MC883/MC863(COREFIDO3)の取り組み、およびそれらの連携ソリューションについて紹介する。
プロフェッショナルがデザインの幅を広げたくなるユニークなプリンターとして、蛍光色トナーを印刷するプリンターPro6410 NeonColor、特色ホワイトトナーで色紙(いろがみ)に高精細な印刷ができるプリンターC942/Pro9542の、コンセプトとキー技術を紹介する。
医療環境における医用画像 および ドキュメントの紙印刷ニーズに一台で応え、医用画像機器(モダリティ)間通信のデファクト規格であるDICOMプロトコルに対応した、DICOM対応カラーLEDプリンターを紹介する。
建設業など、大判、多量の図面を現場で利用する業界に対し、タブレットとクラウドの連携により、紙の使い勝手を維持しつつ、携帯性、情報共有など電子化のメリットを、投資・運用コストを抑えて提供する商品TerioCloud®を紹介する。
LED生産拠点(日本、タイ、中国)を一つの拠点と見なし、各生産拠点の基準を統一し、データで拠点間を繋ぐ「仮想インライン化」を行うことで、生産改革を行った。IoTによる各生産拠点の改革および、仮想インライン化による拠点を跨いた生産改革について紹介する。
テキストマイニングを用いたお客様問い合わせコールログを効果的に分析するため、4つの分析観点を策定した。本稿は、その分析観点、および、分析手法について説明し、OKIプリンターのお問い合わせコール分析の事例について紹介する。
画面をなぞるなどのマルチタッチジェスチャーを活用した複合機の新しいユーザーインターフェース案と検証実験の結果を紹介する。実験の結果、検討案は使い勝手だけではなく、企業のブランドイメージや製品を使う喜び、愛着感といった側面においても効果があることが示唆された。
今後CATVの放送サービスを超高精細テレビ(4K/8K)対応にする場合の課題、IP方式を採用する場合のメリットおよびIP方式のための配信サーバー製品であるOKI MediaServerの特徴について述べる。
産業用の電子機器や機械設備の小型・軽量化が進むにつれ、使われるケーブルに可動耐久性の向上、伝送性能の高速化、細径化や柔軟化を求められる。これらの市場要求に応えて当社が開発した最近の製品について紹介する。
技術解説
OKI独自の高速・高階調印刷を特長とするLEDヘッドについて、その概要と高階調印刷の原理を分かりやすく解説する。
M-64sは、Ecoソルベントインクを搭載した64インチ幅の大判インクジェットプリンターである。本稿では、M-64sの製品訴求点である高速印刷と高画質とのバランスを実現するプリンターシステム技術について紹介する。