No.222 プリンティングソリューション特集

巻頭言

総合報告

LED/レーザーを光源とするオフィス向けプリンタ・MFPの市場動向、およびその潮流となっているMFPを取り巻く技術の変遷と当社の取り組みについて概説する。

新商品紹介

従来機種をベースに、ワイヤレス・モバイル対応、かんたん操作対応、エコロジー対応を図ったA4カラーLED複合機「MC362w/MC562w」を紹介する。

高速度印刷、高機能をコンパクトなA4サイズ装置で実現し、業務ワークフローを改善する各種アプリケーションとの連携が可能なオープンプラットフォーム技術を搭載した高機能A4カラーLED複合機を紹介する。

SIDMの歴史、市場動向に続き、世界中で愛されて続けてきたOKIデータSIDMの長年の市場対応で培ったノウハウを結集して開発した業務用プリンタMICROLINE 895について紹介する。

複合機を活用した新FAX誤送信防止システムの特徴、仕組み、従来システムからの改良点について紹介する。

新技術紹介

モバイル端末とクラウド環境が連携した「モバイル/クラウド印刷」技術が市場で注目されている。OKIは標準化動向に対応した機能をプリンタ・複合機へ実装し、付加価値の高いサービスの実現に取り組んでいる。

低コスト/コンパクトを目標として開発した新規LEDヘッドの構造、技術および成果を紹介する。

電子写真方式プリンタでは、帯電したトナーを静電気力で動かすことで、画像形成と印刷を実現しており、トナー帯電をいかに制御するかが設計の鍵となる。これまでのトナー帯電のモデルは接触帯電プロセスのみが注目されていたのに対して、今回放電による電荷緩和プロセスを考慮したモデルを検討し、トナーの帯電量を効率的に制御することが可能であることを示した。

プリンタや複合機がコモディティ化し、顧客の期待は単なる装置の購入、導入から顧客解題解決の提案を求める傾向が強くなってきた。複合機と連携して課題解決するソリューションの事例を紹介する。

プリンタ・複合機のLCMサービス「EXaaS™ プリンタLCMサービス」のサービス拡充への取り組みとして、クラウドを活用したカウンタ情報の収集・蓄積、および利用状況の見える化の仕組みを紹介する。

弁当やおにぎり、惣菜に貼付されている各種ラベルの正当性を、OKIデータの複合機であるCOREFIDOのスキャナ機能を利用した画像認識により検査するシステムについて、その特長と検査の仕組みを紹介する。

システムの目標は、災害時に、2km四方に10か所程度の孤立した拠点(避難所、病院、自治体等)が存在し、複数の無線通信を使い、拠点間を結ぶ通信路を30分以内に構築することである。方式検証・試作機開発を行い、東北大学にて共同で実証実験を行ったので報告する。

ミクロな物理現象(量子力学)を利用した量子暗号通信技術は、解読不可能な究極の暗号通信を実現でき、最近大きな注目を集めている。本稿では、開発を進めている世界最高レベルの高品質・低雑音性を有する量子もつれ光源と、それを利用した光ファイバ伝送実験などについて紹介する。

技術解説

市場に受け入れられる製品とは、搭載している機能もさることながら、その使い勝手の良し悪しも大きな要因となる。ここでは、プリンタ/複合機、さらにはWebサポートページなど、お客様と当社製品やサービスの接点となるユーザーインターフェースの改善活動について解説する。

開発の現場から

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