GSM携帯電話の着信メロディが進化しようとしている。世界中で同じ端末が利用できるというGSM携帯電話の特徴に合うよう、楽器の音を変更できる Mobile DLS音源がGSM携帯電話の標準化団体「3GPP」によって承認された。本稿では、当社で初めてMobile DLS音源とMP3に対応したML2881の機能と構成に関して述べる。

ARMコアを搭載したパワートレイン系システムLSIを中心にロードマップを紹介し、市場要求に対する各商品への展開・対応について述べる。また、今後の当社の車載ビジネスの展望に関しても紹介する。

カーナビゲーションシステムなどの様々なアプリケーションに柔軟に対応できる高性能、高機能な車載情報端末システムLSIであるML673500を開発した。本稿では、このLSIのターゲットシステム、機能概要、特長を紹介する。また、今後の商品展開について述べる。

PHSは、日本国内では高速データ通信、音声定額制などのサービスで巻き返しが図られ、中国では順調に加入者を伸ばしている。本稿では、各々の用途や機能に最適なPHS用ベースバンドLSIの開発について説明する。

世界の関数電卓のトップシェアを占めているカシオ計算機株式会社殿の大きな関数電卓市場を獲得すべく、待機時電流1µA以下、及び最低動作電圧1Vを目指した8bitマイコン開発に成功した。回路技術、及びプロセスによるマルチVtを駆使しての低消費電流化、低電圧化により、他社商品との差別化を実現できた。

電波時計受信部とTCOデコード部をワンチップ化した時刻自動補正機能付きリアルタイム・クロックLSI ML6191を他社に先駆けて開発した。SOIプロセスの恩恵による低消費電流および部品点数削減によるコストダウンと開発TATの短縮が図れる。今後、ファミリー展開して新規市場を開拓していきたい。

ユビキタスネットワーク社会到来とともに、次世代近距離無線ネットワークの実現を目指し規格化されたIEEE802.15.4とZigBee Ver1.0の特徴と、それらの機能の実現に関するソフトウェアの取り組みと応用例を紹介する。

サファイア上シリコンのトランジスタ・インダクタを用いて、アンテナスイッチ、低雑音集積回路、電圧制御発振器を作製した。各回路の特性を紹介し、サファイア上シリコン技術の特徴を述べる。

汎用P2ROMにゲートアレイを混載することで、カスタム対応が必要なインタフェース設計をASIC手法化することができ、開発期間の短縮を可能とした。応用例としてセキュリティ機能の搭載を検討し、有効性を確認した。

近年の液晶テレビの多諧調化の流れをいち早く取り入れ、量産出荷を開始した10bitソースドライバがML9156である。本稿では、ML9156の機能概要と特徴となる性能を説明する。

高速で高機能なシステムLSIの短期開発が要求されるなか、当社ではSystemCをベースとした新たな設計手法を開発してきた。本稿では、この新たな設計手法を中心に、デジタル・オーディオ製品への適用例を解説する。

微細化技術の進展に伴い、顕著な問題となるサブスレッショルドリーク電流を削減するためのローリーク設計手法について検討を行ったので、本稿にて報告する。

ARM946E-Sコアは、英国ARM社が開発した組み込み用途向け32ビットRISCプロセッサコアである。本プロセッサコアの低消費電力化設計手法を検討し、設計を行った結果、既設計のものに対し全体で約40%の消費電力削減効果が得られた。

保護素子、被保護素子の各ESD-Eventに対する動作特性をESDパラメータとして抽出し、それらにキャリブレーションしたMixed-Mode(デバイス・回路混合)シミュレーションを用いる新しいESD保護設計手法の開発について述べる。

AlGaN/GaN-HEMTデバイスの熱抵抗を求めるために、熱伝導シミュレーション用の新しい構造モデルを考えた。そして、このモデルを検証する目的でデバイスを作製し、測定結果とシミュレーション結果を比較し、良好な結果を得た。さらに、デバイス動作時のSiCの熱伝導率2.5W/cmKを得ることに成功した。

10Gbps 光伝送の受信側に用いる高感度特性のアバランシェフォトダイオード(Avalanche Photo Diode: APD)モジュールの開発を行い、最小受信感度マイナス27.5dBmという、伝送距離80kmを超える中・長距離伝送に十分に良好な特性を得ることに成功した。本稿では、端面入射型の高感度APD素子と、そのAPD素子とプリアンプICを小型パッケージに内蔵したMulti-Source- Agreement(MSA)に準拠した表面実装型のAPDモジュールの設計と特性について述べる。

光ネットワークの大規模化に伴い、メトロネットワークにおける10G光通信装置の需要が急増している。本稿では、そのシステムに使用される40km伝送用10Gbps小型トランスポンダであるXFPモジュールの心臓部に用いられるEML-TOSAを開発したので紹介する。

多種多様なモノや人を相互につなぐユビキタスネットワーク社会への期待が高まっている。本稿では、ユビキタス化により顕在化する技術開発課題を、端末系ネットワークに焦点を当て解説する。

長年蓄積したキーボードの技術とノウハウを活かし、携帯型PC用キーボードに特化して「グローバルニッチトップ」を目指す沖電気グループの中でもユニークな熱き集団の開発・販売の物語を記した。

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