No.200 e社会®を支える技術特集
ブロードバンドIP時代に向けた企業ネットワークや公衆電話ネットワークに関する技術やインフラの変化について説明し、その流れの中でCTstageがどのように対応しているかを述べる。
近年、バスロケーションシステムを導入する自治体が散見されるようになってきた。ASP位置情報サービスを用いたバスロケーションシステムを公共交通利用者及び利用シーンに応じた提供手法という観点から紹介する。
自治体サービスにおいて位置情報とコールセンタを連動し、効率化を図れるサービスは多い。本稿では緊急性の高い分野に着目し、位置情報を利用した「自治体向け高齢者・児童福祉コールセンタソリューション」について考察する。
本稿では、メッシュネットワークの概要や適用先についての概説を行う。また、メッシュネットワークの課題であるマルチホップ時のスループット低下に対して、その低下を抑制する方式の検討を行ったので、簡単に報告する。
ユビキタスネットワークの中にはネットワーク利用者自身の身の安全性を向上させるアプリケーションも含まれる。本稿では、安全性向上を目的に先進安全自動車用に開発を進めているDSRC型車々間通信システム開発に対する当社の取り組みを紹介する。
ユビキタス社会の実現手段として、ユビキタスセンサネットワークが注目されている。沖電気は、ZigBeeに注力して無線LSIや実証実験用プラットフォーム、省電力化や設定容易化を目指した各種要素技術開発に取り組んでいる。
電子チケットトータルソリューション AZstage は、既にお客様が運用されている予約システムに、極力手を加えずに、あらゆるチケットの電子化を実現する変換エンジンと、電子チケットとのチャネルとなるキオスク端末、ゲート端末を提供するシステムです。
IPネットワーク上の音声通話品質にこだわり、黎明期からさまざまなVoIP製品開発をしてきた。本稿では、これまでの音質確保技術を概観し、近年のフルIPフルブロードバンド時代における新しいコミュニケーションの姿、可能性について記す。
自然言語処理(情報抽出)技術を応用し、Webページ、RSSデータ、ニュース系メールマガジンとを情報源とする、「メールで受け取る情報収集支援サービス: MAILPIA®」の開発について紹介する。
「訳してねっと」は一般のユーザが誰でも参加することができ、参加者の辞書登録によって訳質が向上する機械翻訳サイトである。本稿では、「訳してねっと」の機能、及びそこで使われている技術について述べる。
イントラネットやインターネット上の雑多な情報(非構造化情報)と、データベースやWebサービスのような構造化された情報(構造化情報)をオントロジーによって統合し、利用者に必要な情報を収集・整理して提供するシステムについて概説する。
限られたネットワーク帯域で、より多くの映像コンテンツをより鮮明に伝えたいという要求は強い。しかし、そのためには、今の動画像符号化技術では不十分であり、より圧縮効率の高い次世代動画像符号化技術への期待が高まっている。本稿では、最新の動画像符号化の国際標準であるMPEG4-AVC/H.264 の概要を紹介し、続いて、当社の高品質MPEG4-AVC/H.264CODECの技術的特長について紹介する。
ユニバーサルデザインの基本は、生活上の利用における品質(QOL)を確保・向上することである。本稿では、QOLの3つの構成要素のうち、「組織・人」に焦点を当てて論じた。先ずそのために、アシスティブ・テクノロジ(AT)を紹介した。次にそれらの技術を使って、障害者の従業員が作業を行う状況を紹介した。最後に企業の社会的責任(CSR)に関して触れた。
金融機関では、セキュリティ上の不安から外部接続に対して非常に慎重であるが、外部接続のニーズは次第に高まっている。本稿では、金融機関のセキュリティの不安を解消し、外部接続を実現するために非常に有効なセキュア・ゲートウェイ技術について紹介する。
従来の企業ネットワークはデータネットワークと音声専用ネットワークが独立していたが、IP-PBXの登場により両者がIPプロトコルのもとで統合したものとなる。本稿ではIP-PBXの導入に伴う音声ネットワークのセキュリティ対策について述べる。
シリコン・オン・サファイア(SOS)デバイスは、絶縁基板上に素子が形成されるため、寄生容量が極めて小さく高速動作が可能である。トランジスタ等の能動素子やインダクタ等の受動素子は、基板とのインタラクションが極めて小さいため、優れた高周波特性を示す。トランジスタは、完全空乏型動作が可能なため、低消費電力化に向く特性を有している。当社では、ユビキタス時代に向けて、これらの優れた特性を生かしたLSIデバイスの開発を進めている。本稿では、SOSデバイスのプロセスや構造について述べると共に、バルクSi等の他デバイスと比較して、SOSデバイスの特徴や優位性および将来性について述べる。
ユビキタスネットワーク社会の到来と共に次世代近距離無線ネットワークの実現を目指し規格化されたIEEE802.15.4とZigBeeの特徴、これらの規格に完全準拠したLSIであるML7065を紹介する。
低消費電力、高感度で使いやすいワイヤレスLSI商品を実現するために開発された沖電気のRF回路技術について、CMOSデバイスの適用やRF回路とデジタル回路のワンチップ化などの特徴と有効性について解説する。
FALCON®は、制御系が容易、低挿入損失、高い切替え再現性の特長を持ったメカニカル光スイッチであり、プロテクションスイッチなど幅広い適用が期待できる光スイッチである。本稿は、ZFALCON®(メカニカル光スイッチ)を紹介すると共に光スイッチを使ったアプリケーション例を紹介する。
高速のデジタル通信が主体の光伝送路にCATVのアナログ映像信号を波長多重させる方式がITU-TG983.3により標準化され、FTTH促進の起爆剤として期待されている。我々はこれに対応した複合型ONUを開発したのでここに紹介する。
我々は、次世代のアクセスシステムで問題となる帯域管理とセキュリティを解決するために、光符号多重分割技術の開発を行っている。今回は次期アクセス市場投入を目指しているCOFトランシーバの紹介を行う。
沖電気の技術広報誌は創業50周年記念事業として1934年1月に創刊され、1944年まで隔月で発行された。第二次世界大戦で中断したが、1946年に復刊し、2004年10月で復刊後の刊行200号を迎えた。創刊からの歴史を振り返ってみる。