商品・サービス

「リチウムイオン電池の経年劣化安全性評価サービス」を開始

2024年10月16日

沖エンジニアリング株式会社
沖電気工業株式会社

ウエアラブル機器などへ、安全性の高いリチウムイオン電池の採用を支援

電池の分解検査の様子

OKIグループで信頼性評価と環境保全の技術サービスを展開するOKIエンジニアリング(社長:中井 敏久、本社:東京都練馬区、以下OEG)は、「リチウムイオン電池の経年劣化安全性評価サービス」を開始します。ウエアラブル機器などにリチウムイオン電池の採用を検討する企業に向けてサービスを提供し、安全性の高い電池の採用を支援します。本サービスは10月17日に提供を開始し、2024年度には1億円の売り上げを目指します。

急増するウエアラブル機器やスマートフォン、モバイルバッテリーなどの電池搭載機器において、OEGが評価した焼損事故の約7割がリチウムイオン電池の経年劣化に関わる原因で発生していました。お客様に提供する製品の安全性を高めるためには、経年劣化させた電池単体、および電池搭載機器の評価が必要です。しかし、リチウムイオン電池は可燃性のある電解液から構成され、発火の恐れがあるため、専門知識や試験設備、評価ノウハウが必要で、電池を使用した製品を設計・製造するメーカーは、自社内での安全性評価が困難でした。

本サービスでは、新品の電池に対して使用温度範囲内で充放電を繰り返すことで、1~2年使用相当の経年劣化状態を模擬し、電池単体、または製品に搭載させた状態で焼損や発火のリスクを確認します。検査項目には、OEGがこれまでに蓄積したリチウムイオン電池の評価・解析の知見を活用し、外観検査、電気特性検査、X線CT検査、分解検査、過充電評価、外部加熱評価を含みます。新品の電池では確認できない潜在リスクを、これらの評価で顕在化させることができます。これにより、リチウムイオン電池を使用した製品を設計・製造するメーカーは、より安全性の高い電池の選定・採用および製品設計に取り組むことができます。

今後、OEGは今回のリチウムイオン電池の経年劣化安全性評価サービスをはじめ、各種サービスを拡充し、ウエアラブル機器を含む小型家電製品の評価や耐久性向上に寄与します。これにより、製品の使用者がより安全性の高い製品を利用できるよう貢献していきます。

販売計画

標準価格

個別見積

販売目標

1億円(2024年度)

サービス提供開始時期

2024年10月17日

リリース関連リンク

  • 沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。
  • 沖エンジニアリング株式会社は、通称をOKIエンジニアリングとします。
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