対話システムには、FAQを用いてユーザーの質問に答える一問一答タイプ、ユーザーの発話に合わせて雑談をし続けるタイプ、スマートフォンやコンピューターに音声操作指示を行うタイプなどがあり、既に実用化が進んでいます。OKIは、これらとは異なり、専門家の知識を内包したコンサル的な対話を行うタイプの技術開発を行っています。たとえば、自分に合った仕事探し、住みたい住宅の構想、資産運用の相談などの専門的な事柄については、人は専門家と対話することでアドバイスを受け、気づきを得て、その望みを実現します。このような「人に気づきを与え、心の中の真のニーズや姿を引き出す技術」がOKIのAI対話技術です。OKIは、サポートや相談窓口などの自動化に伴う、人と機械とのインターフェースへの適用を見据えた技術開発を進めています。
ラダリング手法(※1) を用いるOKIのAI対話技術には、以下の特徴があります。
これらの特徴により、利用者が知りたいことが不明確な場合や、うまく伝えられない場合においても、システムが利用者から聞き出すように対話を進めるため、自然に知りたい情報にたどり着けるようになります。
公的研究費の不正使用および研究活動における不正行為等に係る通報も上記で受け付けます。