導入事例一覧(掲載順)

株式会社ダイヤモンドマーク様

Tシャツなどのプリントに威力を発揮
シルクプリントに代わる小ロット多種生産の主力に


左:生産管理課長 青木 譲氏/右:生産管理主任 金子 認氏

株式会社ダイヤモンドマーク様

1947年創業。野球帽子用の野球マークの販売から始まり、現在では大手ユニフォームメーカーから依頼を受けて、プロ野球チームをはじめとしたさまざまなスポーツ用ユニフォームのマーキング加工を行っている。また、マーキング加工業者やマーキングサービスを行う店舗などにマーキング資材を卸す事業も行っている。

マーキング業界では他社にはないと言われる、加工と資材・ソフトウェア販売のすべてを手がける株式会社ダイヤモンドマーク。東日本エリアにおいては最大手と言われている。競技種目によってさまざまな種類があるマーキングにおいて、近年ニーズが増えているオリジナルTシャツで使われるプリントにMICROLINE VINCI C941dnを導入。版を使用した作業に手間や時間がかかっていたプリントの生産性を著しく高めることに成功し、さらに同社の新しい市場の拡大にも貢献しつつある。
「課題:シルクプリントは技能や版代等のコストや手間がかかる。インクジェットは下準備やカス取り、乾燥など工程が多く完成までに時間がかかる。」VINCIで解決!!「解決:プリンター出力で、誰でも印刷が簡単に。トナー転写方式で、カス取りや乾燥などの工程がなくなり、大幅な時間短縮とコスト削減を実現。スポーツウェアで主流のポリエステル素材に対し、圧倒的な「堅牢度/JIS規格4-5級」を達成している。綿素材以外(ポリエステル、ナイロン)へのプリントが可能となる。」

評価のポイント

  • 白色印刷ができることで濃色Tシャツなど地色を選ばずプリントできる自由度の高さ
  • 高解像度のフルカラー印刷で、応援Tシャツの表現力とプリント品質が高まった
  • 高速出力とカス取り作業が不要になったことで、工程が単純化でき、数時間かかる作業時間が5分へ大幅短縮
  • 様々なプリント素材のウェアへのマーキングが可能
  • 通常のフルカラープリント機では不可欠だったクリーニングが不要

導入前の課題

市場環境・ニーズの変化と技術伝承が課題に

野球やサッカー、バスケットボールなどのユニフォームなどにつけられるチーム名やロゴ、選手名、背番号などはマーキングと呼ばれ、競技種目や取り付ける場所によって刺繍やラバー素材の圧着、シルクプリントなどさまざまな加工方法がある。株式会社ダイヤモンドマークは、これらのさまざまなマーキングの加工や、マーキング資材・機材の販売を行っている。
同社、商品部統括本部長 高瀬佳彦氏は「これまでスポーツウェアのマーキングを中心に行ってきましたが、少子高齢化の影響で国内のスポーツ人口が減少傾向を見せ始めております。この為、各スポーツメーカーも作業着などの従来とは異なる分野のウェアを作るようになっています」。「また、マーキングのニーズに変化も出てきています。その代表的な例がイベントや部活の応援Tシャツなどに使われるオリジナルTシャツです。機材の進歩により少量多種生産に対応できるようになった事もあり、この分野はいま非常に伸びています」。
オリジナルTシャツなどのマーキングでは、主にシルクプリントが使われていた。また、近年ではガーメントプリンターと呼ばれる、いわゆる布地印刷用のインクジェットプリンターも使われている。同社、生産管理課長の青木氏は「シルクプリントはデザインごとに版を作成するため、ニーズが増えている小ロットではコストが合いません。また、プリントには技量が必要なのですが、高齢化などで職人が減りつつあり技術継承が課題になっていました」。「インクジェットプリンターは小ロットプリントに向いていますが、スポーツウェアにおいて主流であるポリエステル素材にプリントするには、事前に前処理剤を塗布することや、印刷後にインク定着のための乾燥時間が必要であり、工程が煩雑で時間がかかることが課題になっていました」。

導入の経緯と効果

高品質のプリントが少ない工程で可能となり生産性が大幅に向上

「実はMICROLINE VINCI C941dn(以下、VINCI C941dn)の導入のきっかけはOKIデータとの不思議なご縁があったことからなんです」( 高瀬氏)。OKIデータがVINCI C941dnのTシャツプリント分野への販促のために、転写紙の熱圧着用プレス機を探していたところ、協業していた販売会社から紹介されたのがダイヤモンドマークのプレス機だった。「そのご縁から当社の社長が展示会でOKIデータのブースを訪問し、そこでVINCI C941dnのデモを見て、高品質の印刷とその高速性、さらに白色印刷が気に入って、これなら当社が抱えていた小ロットプリントの課題を解決できると判断。導入を決めました」。
実際に現場で作業に携わる生産管理主任の金子氏は「インクジェットの転写マークでは細かいカットが困難な為、デザインによって下地を印刷することがあるのですが、これが縁として残るためデザインに制約が出る事もあります。VINCI C941dnの転写紙印刷では下地の印刷が不要なため、デザインの自由度も高くなり、表現力が上がりました」。
その後、都内にある同社ショールームにもVINCI C941dnを導入。「ショールームでは、書家の方が書いた書をその場で印刷し、オリジナルのTシャツを作成するデモが好評です。今後はメーカーなどからの請負加工は工場で、VINCI C941dnならでは機動力を活かした小ロットのオリジナルTシャツの製造販売はショールームで行うことを計画しています」(青木氏)。

今後の展望

商品部の商材として新しい商流への切り札として活用

ダイヤモンドマークはVINCI C941dnのユーザーでもあるが、マーキング資材を卸している商品部では商材の一つとしてVINCI C941dnの販売も行っている。近年、スポーツ量販店やホームセンターなどでも、店舗の付加価値を上げるため、オリジナルユニフォームやTシャツのマーキングサービスを行っているところが増えています。これは当社にとっても新しい商流なのですが、この市場にはVINCI C941dnが最適だと考えており、積極的に商談を進めています。実際引き合いも強く、導入されたお客様にも好評で、販売への手ごたえを感じています」(高瀬氏)。
また、同社では販売後のフォローアップにも力を入れており、知見を惜しみなく提供している。「会社方針として、『もっている技術はお客様に積極的に公開していく』という考えがあり、VINCI C941dnをご購入いただいたお客様には、第1ユーザーである当社のプリントノウハウを余すところなくお伝えするようにしています」(青木氏)。
高瀬氏は今後の展望について「リピート生産が7割を占めるマーキング加工ですが、縮小傾向にある既存の市場から、新たな商流、市場を開拓して、新規の割合をもっと増やしていきたいと考えています。その切り札としてVINCI C941dnは最適の商材だと考えています」と語る。
ダイヤモンドマークにおいてVINCI C941dnは、商材であるとともに、新たな事業の幅を広げる原動力となりつつある。この先VINCI C941dnを使用したウェアマーキングが、マーキング業界の新たなマーケットを切り拓いていくことを期待したい。
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