2020年10月5日
参加者の集合写真
OKIとOKIグループの特例子会社(注1)であるOKIワークウェル(社長:堀口 明子、本社:東京都港区、以下 OWW)は、2020年10月1日、神戸市六甲アイランドのフットサルコートにおいて、OKIのブランドアンバサダーであるJリーグ ヴィッセル神戸のアンドレス イニエスタ選手が監修するサッカーアカデミー「イニエスタメソドロジー」に通う子どもたちを対象に、車イス体験会を実施しました。本体験会は、「イニエスタメソドロジー」が特徴の一つとして掲げる「人間教育」の一環として、実際に車イスを体験することで、障がい者に対する理解を深め、「バリアフリー」を考える力を培う目的で実施したものです。
「イニエスタメソドロジー」はイニエスタ選手のサッカーへの情熱、そしてスポーツを通じて人として大事な価値観を伝えたいという思いにより作られました。年中から小学校6年生までの子どもたちを対象に、技術、決断力に優れた選手を育てるのみならず、「他者を尊敬する」コミュニケーション力を身に付け、異文化を理解してグローバルに活躍できる人材を育成することを目的としています。このような観点から、今回の体験会の趣旨に賛同いただき、スクール生が参加するコラボレーション企画が実現しました。
OWWは、「子どもたちが車イスでの移動や、簡単な介助を体験することにより、車イス利用者との共生について理解し、人としての成長につなげること、最終的には子どもたち自身が地域のバリアフリーや自分が取り組めることを考えられるようになること」を目指し、これまでさまざまな地域で、車イス体験会を300回以上行ってきました。今回はフットサルコート上に4つの車イスを走らせる特製のコースを作り、自身が車イスを利用する障がい者であるOWW社員2名が講師となって、車イスの操作や気を付けるべきポイントを指導しました。
車イスを押す様子を見守るイニエスタ選手
参加した24名の子どもたちは、OWWの社員が制作したイニエスタ選手の似顔絵入りTシャツを着用して、二人一組で車イスを体験しました。体験後、子どもたちは「困っている人がいたら車イスを押してあげたい。」「坂道では、車イスをゆっくり押すようにしようとおもいました。」と、口々にバリアフリーへの気づきを語っていました。また子どもたちと一緒に体験会に参加したイニエスタ選手は、「人から教わることや何かを体験することで学べる場はたくさんあります。今回の体験会は子どもたちが、相手の立場に立って考えることの大切さや、身近なところから社会に役立つことを考える良い機会になったと思います。」と、今回の体験会の意義を語りました。
「障害者の雇用の促進等に関する法律」に定める、障害者の雇用に特別の配慮をした子会社。